コーワとか、クナイスルの黒インプレとか。

テニス


原宿の裏通りにて。


栄養ドリンクだけの自販機。


なんで?と思ったら、興和薬品さんのオフィスだった。
こんなところに会社があったのね。


さて、かなり良かったクナイスルのニューモデル。

プライムスター・ホワイトに続いて打ったのはこちら。


KNEISSL  PRIME STAR Black

■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■ウエイト:300g
■バランス:320mm
■フレーム厚:24-26-22 mm
■ストリングパターン:16 × 19
■適正テンション:45-60(lbs)
■グリップサイズ:2
■価格:40,700円(税込)


フレームはホワイトと同じ。
共通のモールド(金型)を使用している。
違いはウエイト。
ブラックは300g、いわゆるゴールデンスペックにセットしてある。


マット(つや消し)風のブラックは攻撃性を予感させてカッコいい。

クナイスルのツートンカラーは黒にも合うな。


フェイス上部は波型のコルゲーテッド・コンベックス・コンセプト。


フレーム剛性


フレーム下部、4時・8時にも同様の機能が搭載されている。


ホワイトの285gが、300gになると何が違うのか。
期待しつつ、さっそく打ってみる。


ん?ほおぉ、しっかり飛ぶ!!

ホワイトの鋭くスピード感のあるフィーリングも良いけど、
ブラックはもう少し重厚感というか、ボールの潰し感もある。
ホワイトよりも手応えはあって、おそらく相手にはもっと重いボールが行ってる気がする。

いわゆるゴールデンスペックなので、扱いにくいということはない。
ワタクシの寄る年波だとホワイトの方が振りやすいが、
ブラックが振り抜きにくいとか、取り回しが悪いということはない。

苦労することもなく、しっかり振れて威力のあるボールが飛んでくれる感じだ。
けっこう万能な印象かな。

スピン系もホワイトよりは少し潰し感がある。
とはいえ、フェイス上部の剛性感は同じく高いので、
ストリングが動いて引っかかってくれるフィーリングはある。

この高いスピン性能は特筆に値する。
回転量の調整に気を回さなくて良いのは大きい。

振り抜きは良い。
空気の流れが計算れたフレームシェイプだからだろうか。
ウエイトによらず、鋭い振り抜きが実現されている。
これもボールの威力や打球感に反映されるところが大きいのだと思う。



ネットプレーはワタクシ的にはホワイトが好み。
というか、ネットは取り回しの良さが重視されるというか、
自分の現在の筋力で早い動きが実現するのが285gってことだけなんだけど。

ブラックは、しっかり厚く当てると深くて伸びるボールが飛んでいく。
やはりウエイト分だけ負けないし、ボールの威力もある。
速いパスに対しても負ける感じはなく、グリップを握りこむだけで
しっかりブロックできるのもプライムスターの特徴的な部分かも。


そして、サービス。

やっぱりサービスはいいんだなぁ、このシリーズ。

ワタクシ、ボックスフレーム大好き人間なのだが、
フレームトップ部の剛性感の低いモデルはあまり得意じゃない。
かといって、フレーム上部に厚みを持たせて剛性をあげたけど、
シャフト部分は柔かいから、しなる場所が分かるよってのも好きじゃない。
(面倒なヤツ)
全体にクセなくしなって、かつ負けないフレームが好きなのだ。

このプライムスター、フレーム厚などのスペックを見るに
シャフト部分でのしなりが強いのではと思うのだが、
実際にはしなるポイントが明確に感じられず、素直な印象がある。

サービスの時にもフレームが負けず、ちゃんとボールを弾いてくれるので、
パワーロスも感じられず、イメージ通りの打球が行ってくれるのがうれしい。
このサービスの打ちやすさはかなりの武器になると思う。


ということで、300gのプライムスター・ブラックは
多くのプレーヤーにマッチするモデル。
ストロークでの引き合いをしつつ、ここぞという時にネット仕留める的な
オールラウンドなプレーを目指している方オススメかな。

おそらくやっと届いたショットもフレーム剛性で失速しないで返ってくれるはず。
そんな都合の良いラケットがこれ!

で、この、クナイスルのラケット2機種。
発売が3月上旬とのこと。
実は試打をしたのは昨年の秋頃。
ずいぶん待たせますね、ゴーセンさん。

何本つくるか分からないが、新シリーズなので、一気に大量に作ることはないと思う。
話題が先行して欠品にということがないように、予約をオススメします。
試打ラケットも何本あるか分からないが、ぜひ打ってみてください。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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