ホームにてとか、アルバイト事情とか。

テニス

セカンドステージ、応援ありがとうございました!
決勝トーナメントも応援よろしくお願いいたします!

日時:2月16日(金)10時試合開始
会場:東京体育館(JR千駄ヶ谷駅前)
入場無料です。
ぜひお越しください!



先日の雪は予想以上だった。
なんとか電車が動いているうちに帰れたけど、新木場駅のホームは・・

高い場所にあるもんだから、吹きっさらしで冬はとてもつらい。
この日も遅れている電車がいつ来るか分からないし、逃げ場がなかった。
ホーム、囲えないのかな。


さて、世のリクルート事情は完全に売り手市場。

ワタクシ、ここ数年はリクルーティング的なことも担当している。
いや、担当になった覚えもないのだが、
あれこれ動いているうちに担当みたいな感じになってた。

テニス業界に限らず、人材確保は事業の大きな柱であることは間違いない。
特にテニススクールのような労働集約型の産業は人材が命。

機械やAIに置き換えられる余地はまだないし、
人が人をお相手することで成り立っているから、
人員(数)の確保、そして人材(質)の確保と向上は命綱なのだ。
フロントもコーチもそのままそのスクールの品質だから。

とはいえ、この少子高齢化の日本において
リクルーティングはますます厳しくなっている。
コロナ禍を経て、人材が確保できずに廃業していく企業やお店も多数。
そもそも人が少ない中で、コロナ禍で一旦手放した人材を戻すことは不可能だ。


ということで、テニススクール業界も例外ではない。
これまで長きに渡ってテニススクールの最大の働き手だった大学生。
彼らのおかげでこの産業が持っていたと言っても過言ではないのだが、
その大学生が集まらない。

そもそも若者の数が減っていることに加え、
テニスをする大学生のベースだったテニスサークルがコロナ禍で
壊滅的な状況になってしまったことが大きい。
そもそも学校に行けない状況だったわけだから当然だ。

当事者の大学生たちも大変だったと思うが、
ワタクシたちテニススクール業者も大きな影響を受けているというわけ。
もちろん、学生スタッフが多く在籍するスクールもあるが、
学生不足の低下トレンドは業界全体で変わってはいない。


大学生ってどこでなにしてるんだろうと、我が家の21歳児を観察してみた。
彼が大学生の標準かは分からない。
(あまり普通じゃない気がする)

そんな21歳児も最初に大学に受かった時、
お世話になっていたテニスクラブのコーチから連絡があった。

「大学決まったんだろ?アルバイトしてよ」
「無理です」
「なんで?」
「仮面浪人するからです」
なんつう断り方だ。


そして1年後、またコーチから連絡。
「決まった?アルバイトして」

断ったそうだ。
大学生になったらお小遣いはあげないのが我が家の決まり。
当然アルバイトをしなければ何も出来ない。

何のアルバイトをしようかと考えていたので、聞いてみた。
「コーチやればいいじゃん」
「いや、ちょっと。遠いんで」
たしかにクラブまでは1時間以上かかる。

「コートも使わせてもらえるし」
「練習は大学で好きなだけできるんで」
たしかに・・・

「コーチも相手してくれるかもよ」
「大学は知り合い呼んで練習してもいいんです」
そうなのか・・・

じゃあ、何を検討してるのか聞いてみたら、家庭教師も考えているとのこと。
家庭教師は確かに時給が良いらしい。
ただ、どこの家に呼ばれるかが分からないってのもある。

ならば塾講師は?と聞いたところ、「効率が悪い」と言う。
授業の準備や生徒からの相談にけっこう時間が取られるが、
その部分は時給が出ないんだそうだ。

これってテニスコーチのアルバイトにも言えるなと思った。
テニスコーチのアルバイトは1レッスンいくらでの支給が長年の慣習。
つまり、レッスン前に来ても時給は発生しない。

そう、彼の判断基準は効率。
見た目の時給ではなく、通勤や拘束時間に対して適正かどうかってことね。

きっとそうしないと追いつかないのだ。
ワタクシの学生時代はあまりまともに大学に行ってなかった。
アルバイトと彼女と遊ぶのに忙しくて、大学にいくのは学食のカレーを食べるため。

そもそも教科書すらまともに買ってなかった。
なんで単位取れてたんだか、いまだに謎だ。
(お前だけよ!って声も)

今の大学生ってちゃんと勉強するから時間がない。
そこにサークルや体育会活動を加えて、お小遣いも稼ぐとなれば
余計なことをしている暇はないから、自ずと効率が優先される。

なるほどなぁと思いつつ見ていたら、21歳児が最終的に選んだのは・・・

最寄り駅ナカの「ビアードパパ」。
通うのも近いし、行った時間から帰りまでしっかり時給が出るから。
シュークリームを食べさせてもらえる特典があるのかは知らないけど。

そういえば昔、彼は「パン屋でアルバイトする」って言ってたな。
「なんで?」って聞いたら「パンもらえたら食費浮くから」って。

まあそういう理由じゃないと思うが、今時の大学生はこう動くのねと思った次第。
じゃあ、テニスコーチは?って話はまた次回に。


ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP