重宝とか、プロとは?とか。

テニス


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

会議の日。
あれこれやっていたら打ち上げに乗り遅れた。
無理矢理2次会に行く気にもならず帰宅。

お腹が空いたので、地元駅内に立ち食い寿司へ。
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生ビール1杯と寿司を6〜7個。
締めて千円ちょっと。
リーズナブルである。

立ち食いだから気軽に立ち寄れるし、長居もしない。
寿司が一貫ずつというのも、色んな種類が食べられてい良い。
量の調整もしやすいしね。

唯一の欠点は完全にオープンなつくりなので、
誰かに見られるかもしれないってことだ。

地元駅なのに家に帰らずに立ち食い寿司。
家庭が上手くいってないのかなって思われたりして。
まあ、人はどうでもいいや。
なんにしても便利なお店だ。

 

さて、少し前の話。
錦織圭がデルタ航空とスポンサー契約を結んだ。

彼のスポンサーには、日清食品、ウイルソン、アディダス、Weider
WOWOW、ジャックス、タグホイヤーと一流企業が名を連ねる。
日本人のテニス選手でこれだけスポンサーがつくのは錦織圭だけだろう。
あとは伊達さんくらいか。

サポンサーがつくということは、
その選手に商品価値があるということ。
圭の商品価値に疑問を挟む余地はない。

スポンサーがつかず活動資金が足りず、
ツアーに行けない選手もたくさんいる。

自由にツアーに出られないから
ランキングが上がらずスポンサーがつかないのか、
スポンサーがつかないから、
ツアーで出られずランキングが上がらないのか、
どちらが先かは分からないが、
誰にでもその時期はあるはずだから、
自力でそこを抜けるしか無い。

端っこの隅っこながら、
長らくテニス界にいさせてもらうワタクシ。
色んな選手を見聞きしてきた。

選手が食っていくのは大変だ。

全日本で優勝た選手でも、
その後、ツアーに出られずランキングが下降し、
仕事が無いという状態だったり、
用具契約さえ満足に受けられなかったり。
ましてやセカンドキャリアなどはもっと大変だと思う。

色んな関わりを持ちながら感じたのは、
あるレベルにおいては人柄が大事だということ。
契約も企業だとはいえ、結局は人間が決める事。
サポートしたくなるような人間性や魅力がなければ
スポーンサーにはならないだろう。

プロであれば、折々でスポンサーへの報告も大事。
イベント出演を頼まれる事もあるだろう。
そういう時に「いやぁ、扱いが大変で」と思われるか、
「良かった。ぜひまた来て欲しい」と思われるか。
どちらがプロなのかは言うまでもない。

 

遠い昔、あるプロ選手のイベントスタッフについたことがある。
往年の名選手である。

イベント的には成功だったのだろうと思う。
しかしワタクシは「あれで幾らもらうんだろうな」と思った。
実は当時、相場は知っていたが、
とてもそれに見合うイベントだとは思えなかった。

そしてワタクシたちスタッフの印象も…。
ろくな挨拶も無かったし、終わってからのねぎらいも無かった。
「またイベントのお手伝いしたいな」とは思わなかった。
プロってそういうものなのかなとも思った。

 

そんな偏見を刷り込まれていたワタクシの考えを変えてくれたプロがいる。
前フェドカップチーム監督の村上武資プロだ。

こちら主催のあるイベントにメーカーさんからゲストとして派遣してもらった。
こちらのイベント内にクリニックやプロに挑戦などを組み込んだのだが、
イベント自体、大幅に時間が押してしまい、大変な迷惑をかけた。

あまりに押したので、
最後のコーナーはカットしてお帰りいただこうと決め、
村上プロにそう申し出た。

しかし帰ってきた返事は、
「いや、やりましょう!せっかくのイベントですから。
ボクたち、この後は何も無いんだし。ねっ?」

一緒のプロ選手にもそう言ってくれた。

ひれ伏さんばかりに感謝した。
これがプロなんだなと思った。
もちろんイベントは大成功だった。

それまでプロ選手に来てもらう事に懐疑的だった思い込みを
ひっくり返してくれた、村上プロとの出会いだった。
そんな村上プロと今は一緒の場所で仕事をしているのは
何とも不思議な縁だなぁと思う。

 

そしてたくさんのプロ選手とご一緒した。
沢松プロ、岩渕プロ、辻野プロ、兼城プロ、その他たくさんの方々。
皆さん、素晴らしい本物のプロだった。

そしてその中でもプロ中のプロは福井烈プロだ。
とにかくすごい。
戦歴もものすごいが、そこを切り離してもスーパープロである。

常に全力である。
イベントを成功させてあげようという気持ちが全身から感じられる。
自ら走ってボールを拾いをするトッププロは初めて見た。
福井さんをブッキング出来た時点でそのイベントは9割方成功だと思う。
そういう方である。

松岡さんも、事務所が帰りをせかす中、
ずっとジュニアたちの質問やサインに応えている。

サポンサーのファーストアタックはランキングかもしれないが、
最終的にはそんな姿勢に企業や人がつくんじゃないかなと思う。

 

陸上十種競技の元チャンピオンの武井壮氏がブログで吠えていた。

〜〜全開的スポーツの価値〜〜

そういうことだと思った。
プロ・・・本物になるのは大変だ。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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