注文とか、池井戸映画とか。

仕事

ゆで太郎。
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立ち食いそばチェーン店だが、
注文の都度に茹でてくれるのでけっこう美味しいと思う。

先日、券売機でチケットを買い、しばらく待っていたのだが
5分経っても呼ばれない。

「もしかして、チケット出すんですか?」

「はいそうです」

券売機からの自動注文じゃないのね。
チケットに番号振ってるあるから、
買った時点で注文入ってるのかと思った。

たまにしか行かないからなぁ。

 

さて、しばらく前の休日。

気になっていた映画の上映時間を検索してみたら、
30分後くらいに始まると出た。

チケット予約して、着替えて、歩いて・・
いけるかってことで、妻と一緒にシネコンへGO!

観たのは・・
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「七つの会議」
池井戸潤原作の映画化だ。

原作はずいぶん前に読了。
ちなみに池井戸潤の作品はすべて読んだと思う。

この作品のクオリティなら絶対映画も観るでしょと思いつつ、
なかなか時間取れずだったので、これはもう今日しかないなって。

感想。
最高に面白かった。

とにかくキャストが濃い。
ラジオなどでも話題になっていたが、
「顔力」「顔芸」などと言われるのも納得の迫力。

全員がそれぞれの味付け満載。
生姜焼きと餃子とピザとステーキをまとめて食べてるくらいの感じ。
安心して濃い味の中に身を委ね、そして帰結へ乗っかっていける。
池井戸作品、素晴らしい。

冒頭の会議のシーン。

「売って!売って!売りまくれ〜!」(by香川照之)

完全にパワハラだろ。(笑)
でも、程度の差こそあれ、同じようなことはいくらでもある。

企業は収益をあげなければ市場から退場しなければいけない。
雇用を継続し、従業員の人生を守らなければいけないし、
社会に貢献し、必要とされる存在でなければいけない。

しかしその中で、様々な思惑のせいで
本質を見失い、人間として歪んでいくこともある。
まさに池井戸作品という感じ。

香川照之演じる営業部長の絶望のつぶやき。
「なんだったんだろうなあ、この会社人生」には泣けた。

組織は居場所でもありバケモノでもある。

良い組織ってなんだ。
何をすれば組織は腐り、何をすれば組織は良くなる?
正しいことを言えば通るのか。
正しいことを言える場所なのか。

爽快感と閉塞感、様々な思いがスクリーンから放たれ、
元気と問題意識と危機感を突きつけられた。

信義を持ち続けられるか、それが組織のためになるのか。
「これまでのオレ、なんだったんだろうな」と最後に言わずにフィニッシュ出来るか。
仕事がすべてではないが、多くを占めていることはたしかだ。
悔いなく進みたいなと、あらためて思った七つの会議。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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