挑戦とか、HEAD G360 EXTREME MPインプレ!

テニス

すき家にて。
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ドリ牛に挑戦。

想像通りの味。
それ以上でもそれ以下でも無し。
まずくはないけど、もう頼まないと思う。

 

さて、HEADさんから発売になった新製品。

HEADの黄色といえば・・
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そう、EXTREMEだ。

HEAD EXTREME MP
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■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■フレーム厚:23-26-21mm
■ウエイト:300g
■ストリングパターン:16×19
■バランス:325 mm
■グリップサイズ:2・3
■価格:33,000円

先日のジャパンオープンにも出場したガスケの片腕、
EXTREMEが満を持してリニューアル。
当然、搭載システムはG360である。

G360 SPEEDではけっこう味付けが変わり、
扱いやすくなることがわかったG360シリーズ。
今回のEXTREMEはどんな変化を遂げているか楽しみにしていた。

実はこれまでEXTREMEを自分使用機としたことはない。
使えるうちはPRESTIGEで頑張りたいし、
フレームの厚みがちょっとなぁみたいな感じもあったしね。

ただ今回のEXTREMEは展示会で見た時にけっこうビビッと来た。
「おお!かっこいいじゃん!」
ソリッドなイエローは潔いし、めっちゃ目立つ。
最近の流行りではあるけど、EXTREMEはこのパターンが
すごく活きているんじゃないかなって思った。

ということで、いよいよ発売になったEXTREMEの試打が届いたのだ。

黄色ってけっこう大きく見える。
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100インチ以上に見えるのは安心感かな。
その分、シャープな感じは少ないけど。

ビームは、23-26-21mmのテーパード。
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この厚みの変化が絶妙なしなり感と食いつきを生み出すのだ。たぶん。

フェイスは安心の若干縦長。
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個人的には横に広がっているよりも好み。
ただこの厚みのフレーム・・どうなんだろう?
ミスヒット増えるんじゃないかなぁ。

ってことで、打ってみた。

入る!入る!驚いた!

振っても入るし、スライスも入る。
何をしているわけでもないのに、ボールがコートに収まる。

スピンモデルって謳い文句だけど、正直その感覚はあまりない。
普通に打っているのに、普通に入るのだ。
たぶん勝手にいつもよりスピンがかかっているんだと思う。

 

意識的にトップスピンを打ってみる。
セミムーンボールみたいに高い弾道で、
グインと落ちてコートに収まった。

意識すると極端な弾道になるのね。
そこまでは要らないっていうか、普通にスピンを打てば
ラケットが勝手にボールを納めてくれる感じ。

このヘビーなスピン感覚はベースラインでのチェンジオブペースか、
あと一番有効だったのはパッシングショットだ。

相手をしてくれた栗田コーチが
ネットとサービスラインの中間の少し前のポジションで
ボレーをしているところに、ハーフボレーになるパスが簡単に打てる。

この落ちっぷりはなかなか。
アングルへのパスは打たなかったけど、たぶんすごく有効だと思う。
すごいな、これ。

 

G360ということで、3時・9時・12時そして
シャフト部にグラフェンが搭載されたということで、
おそらく面剛性は上がっているのだと思うんだけど、
硬い感触が少ないっていうか、むしろ柔らかく感じるのが不思議。

これはG360 SPEEDも同じで、前モデルよりも格段に扱い安くなっている。
この進化ぶりはツアー系モデルながら対象層を確実に広げたんじゃないだろうか。

このEXTREMEもかなりフェイスがくわえるっていうか、
ストリングにぐいっと乗る感じがする。
ひとつはストリングがナイロン系ってこともあるだろうけど、
面剛性の分、フェイス(ストリング)がたわむっていうか、
くってくれるんじゃないだろうか。

この食いつき感と勝手に回転感は、絶大なる安心感として
プレーヤーに大きな恩恵をもたらしてくれると思う。
とにかく、どんどん振りたくなるラケットだ。

 

ボレーも案外キレが良い。
食いつく感じが強かったので、ボレーはダルいかなと思ったら、あら不思議。
シュパン、シュパンと滑って伸びていくボールが出ていく。

スイング幅が小さいショットはフェイスが食い過ぎないのかな。
かなり気持ちよくボールが伸びてくれる。

 

最後にサービスを打ってみた。

最初は全然飛ばず、全然入らずだった。
感触もなんかダルいし、ダメじゃんこれって感じ。

体が暖まっていないからかなと思いつつ、
あれこれ打ち方や球種を変えながら打ってみる。

わかった!

フェイスのトップ部で打つのがキモなのだ。
このフェイ形状だからか、手元部は若干ぼんやりした感触になりがち。
特に振り幅の大きなサービスはその差が顕著なのかも。

意識的にかなりフェイストップ部で打ってみたら、
ボールの中心を打ち抜くような集中した感触で、
スピン、スライス系もバシュっと気持ちよく飛ぶようになった。

 

色んな顔を持つ不思議なラケットだ。

実は1球目を打った時、一世を風靡したHEAD史上最大(?)のヒットモデル、
TiS6の感触がほんの少し感じられた気がした。
あの名品の安心感がブワッと蘇ったのだ。

とにかく安心ラケットだなと思った。
どんどん振って、どんどん入る。
テニスが楽しくなるラケットだ。

鮮やかな黄色もPOPだし、コートでもメッチャ映えると思う。
ちなみに相手がネットでこれを振り回すと少しうざい。(笑)
だから自分が使ったらブンブン振って、最後はネットに出ようと思った。

これまでEXTREMEシリーズをマイラケットにしたことはないが、
このG360 EXTREME MPはかなり気に入った。
ここ最近では1、2位に入るくらいに良いと思ったラケットだ。
(いいなぁ。買うか)

オススメです!

*実は「S」も打ったんだけど、それはまた今度。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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