インプレ! BORIS BECKER PRO

ラケットキャンペーンのおかげで、新製品が打ち放題の今日この頃。

あまり打ったことの無いラケットは・・・

おっ!あったあった!

Dsc_3817

BORIS BECKER PRO
Dsc_3818_2
■フェイス  100平方インチ
■ラケット長  27inch
■バランスポイント  320mm
■重さ  295g
■グリップサイズ  2,3
■価格 オープン

ボリス・ベッカーを知らない人はいないと思うので、
プロフィールなどは割愛。

テニス界に彗星のごとく現れ、それまでのテニス理論を
ことごとくぶっ壊した選手である。
(合ってる?)

引退後は実業家として、様々なビジネスへ進出。
そのひとつが、VOLKL社の経営でもある。

VOLKLはヨーロッパのメーカー。
テニスもそうだが、スキーではかなりの老舗というイメージがある。
そのフォルクルのオーナーがベッカーだそうだ。

まあ、あれだけ名前のある選手。
自分の名前を冠したブランドを立ち上げるのも
自然なことなのかもしれない。

ワタクシ個人的には、「おお!ベッカーブランドか!」
と購入決定することは無いと思うけど。

実は、このベッカーブランドのラケット、以前にも別モデルを試打した

たぶん、ボリス・ベッカーブランドの最初のモデルだと思う。
実は、デザインというかカラーリングが妙にオモチャっぽいし、
スペックを見ると、300g無い軽さだし、あまり期待はしていなかった。
ところが、打ってみると予想に反して、すこぶる良い。

本当にベッカーがこんなに軽いラケットを試打しながら
作り上げたのかどうかは疑問だが、確かに良く出来ていた。

ということで、今回は「ボリス・ベッカー プロ」

Dsc_3823_2
フェイスが100平方インチという大きさ、
そしてこのカラーリングなので、やはりPOPな印象が強い。
ウエイトも295gなので、まあツアースペックではない。

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最近のVOLKL系の特徴なのだが、フレーム部に突起というか
切り替えしが多い。

このラケットも、オレンジの部分が少しエッジが立って盛り上がっている。
これが性能にどのように寄与するのかは疑問はあるが、
デザイン的なアクセントとしては悪くない。

個人的にはデザインが複雑になると、しなりや強度に
クセが出そうな気がしてあまり好きではないのだが、
今のテクノロジーでは、そんなことは無いのだろう。

フレームサイドにはDNXテクノロジー搭載。
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何でも新たなカーボン素材によるものらしいが、長くなるので省略。

さて、打ってみた感じは、軽い! 飛ぶ!。

やはりフェイスサイズどおりに反発は良い。
とはいえ、ぼやけた感じは無い。
それなりに芯の感じられる打球感である。

特に気に入ったのは、面ブレが小さいこと。
フェイスセンターを若干外れても、フェイスが暴れない。
その分、ショットの威力が落ちにくいような気がした。
これは、ネットプレーにおいても同様で、
ボレーの深さのコントロールにおいては強みになる。
このあたりが、DNXテクノロジーなのか?(よく分からない)

ただ、若干軽量ということもあり、自らハードヒットしていくには
少し物足りなさは否めない。
やはり、相手のパワーを利用して、効率的にスピードを出すのが
このラケットの特性を生かしたプレーなのかもしれない。

スピンの掛かり具合は悪くない。
ワタクシ好みの、「ストリングに引っ掛かる感じ」でスピンがかかる。
これはスライスサービスでサイドを狙ったり、
セカンドサービスで、ヘビーにスピンを掛けたい時に
フィーリングを掴みやすい。

基本的には難しくないラケットである。
腕力に自信の無い女性でもじゅうぶんに使えると思う。

ベッカーの豪腕なイメージに捉われずに、
ぜひ試してもらいたい1本。

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