おひとりさまとか、仕事とはとか。

仕事


最寄駅の改札を出てすぐのビアスタンド。

色んな種類のビールが飲める。
たま〜に、おひとりさまで気分転換。
ちなみに隣の店では21歳児がシュークリームを売っている。
お先に。


さて、先日は業界団体のセミナーに参加した。

今回、めずらしく参加者少なめだったけど、内容は濃かった。

仕事の根本的な部分にフォーカスした講義が多かったこともあってか、
腹に落ちること、胸に突き刺さることだらけだった。

その中で刺さった言葉。

” 投げかけ、問いかけを続ける。
  自分で考えさせ、勉強させ、意見を言わせる。
  それは一発でうまくいくことはない
  リーダーは次の手、施策を立てておくこと ”

そう、常々思っていることだ。

組織あるある。数値あるある。

様々な数値が集められ、まとめられ、配信される。
並んでいる数値、そこに何を添えるか?

・数字が目標に届いていない。
  ↑
  必ず言うやつね。

・残り何日しかない。
  ↑
  計画値を残り日数で割って、日別目標を出す。
  当然、後半にいくにつれ厳しい日別目標になり、終盤は非現実的な数字に。

で、最後になんと言うか。
 「どうするんだ?」
 「なんとかしろ」
以上である。

これってリーダーの仕事なのだろうか。

以前に言われたことがある。
「何とかしろ!ではなくて、一緒に考えてもらえるんですね」
そりゃそうでしょ。


ワタクシには、現場を回って「数字いっていないぞ。なんとかしろよ」
と言い放って帰ってしまう勇気はない。

現場に行くときは、何か置いてこなきゃ、
具体的な方策を話さなきゃって必死に考える。
自分たちで考えてもらう、やってもらうのも大事だが、
上長がノープラン、ノーアイデアはあり得ない。

もちろん、自分で考えてほしいからいきなり「こうしろ」とは言わない。
ただ、一所懸命考えてはみたが行き詰まった時などに
こちらが何の持ち駒も無いってのはあり得ない。

だから現場で数値について話すときは、「なんとかしろ」ではなく、
「どうしようか」と言うことにしている。
そして一緒に考える。
その後に自分なりのアイデア、方策を伝える。
当面の方向性とすべきことを決めないと会った意味がない。

少なくとも上司であるのならば、何らかの策を持っているべき。
だから上司なのだし、それが上司の仕事だろう。


数値を取りまとめて、「数字いってないよ」だけなら、
新入社員に集計「作業」をしてもらえば良い。
何なら読み上げも声の良い誰かにしてもらえば良い。

そこから何を読み取って、そのためには何をするのが良いか。
具体的な方策は?
こんなことも出来るんじゃないか。
あれやってみる?
それ無しに数字だけを読み上げて、高い給料もらっちゃ申し訳ない。

数字をまとめるのが仕事だし、表をつくるのが仕事なだけど、
その先がえらい人の仕事だ。
それが運営であり、経営だと思うのだ。

数字を集め、読み上げるだけの上位職の何と多いことか。
死ぬほどインプットして、考えて、アウトプットすることが出来なかったら、
上位職は降りた方が良い。
ワタクシもそうなっていたら降りるべきだと思う。

ちなみに事業所責任者でも、細かな分析をし、対応策、方策を
理路整然と事細かに立てているリーダーもいる。
あの分析立案力はすごい。

そういうリーダーはなおさら腹に落ちたセミナーだったようだ。
仕事のベクトルが合っているからだろう。

多くのことがあらためて腹落ちした日だった。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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