S2000とか、否定とか。

仕事


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

中古車屋で発見。
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HONDA S2000

ホンダの創立50周年を記念して発売された
FRのオープン2シーターである。

この手のクルマはユーノスロードスターなど様々あるが
このS2000は大人のスポーツカーという佇まいが良い。
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とても上品に均整のとれたボディラインが素晴らしい。
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この個体はレカロシートやリアスポイラーが装着され、
オーナーさんは走りにこだわっていたっぽい。
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調べてみたらこのボディで250馬力近くあるのね。
楽しく走れそうだ。

いいなぁ。
オジさんが乗っても良いスポーツカーって感じ。
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でも、釣竿は積めないし、ボートは牽引できないなぁ。
大きなガレージ付きの家に住めるようになったら考えよう。
(しばし妄想の世界へ)

生産中止が惜しまれる。

 

さて、こんな昔話を聞いた。

ある会社で社内研修会が企画された。

彼はこれまで研修を担当することが多かった。
しかし、毎回のように自分だけが担当することへの疑問、
若手中堅社員を育てたいという思いがあった。

そこで、上司に進言した。
「若手の〜たちに担当させましょう。きっと彼らならもう出来ると思います」

しかし答えはこうだった。
「まだあいつらには出来ない。お前がやれ」

彼は幾つかのコンテンツを持っていた。
2時間のセミナーならばそれなりに時間をかけて準備しなければいけない。
数日かけて研修内容をまとめ、当日は講師を務めた。

研修終了後、その上司に締めの言葉をお願いした。
上司は言った。

「色々な考え方やテクニックはあるだろう。
しかし大事なのはそんなことじゃない。
気持ちがなければこんなものは意味がない」

つまり彼の研修内容を全否定した。

彼は思った。
上司に指示され研修を担当した。
休みも潰して準備をした。

そのベースはあちこちのセミナーに自腹で参加し
経験を積んだ結果、自分なりに見つけ出したもの。
時間もお金も頭も使った。

しかしそれは否定された。
では、なぜ「お前がやれ」と言ったのだろう。

内容はおかしくなかった。
これまでの流れの延長の基本的なことをやっただけ。
しかも否定の論旨が内容というよりも、
「お前には心が無い」という計りようもなく、
議論にもならないもので。
なのになぜ。

きっと、皆の前で彼を否定したかったのだ。
コイツは自分だけ立派になろうとしているぞ、
小手先だけのテクニックで評価を得ようとしているぞ・・か。

彼は、こりゃダメだと思った。
「必要だ。やれ」と言われたからアウトプットしたのに・・・。

最終的に彼はその組織を離れた。
あの時の仕打ちが答えだと思ったのもひとつの原因。

何が正しいかは分からない。
しかし、それぞれが努力し蓄積したものは貴重な資源。
それを上手く使うのが組織の役割であり度量。
努力や学びが馬鹿らしくなるようなチームは伸びないだろう。

 

それを聞いたワタクシは二つのことを思った。

まず、上(トップ・上司)の言葉は重いということ。
発する側にどんな意図があれ、
またはそんなつもりじゃなかったにせよ、言葉は重い。

軽々に言葉の毒まんじゅうを投げつけるようなことはして欲しくない。
(上記の話は確信的な言葉だと思うけど)
不用意に投げた一個の毒まんじゅうでも心は離れる。

 

そして、サラリーマンは不安定だということ。

大企業なら上司の腹ひとつで飛ばされたり、干されたり、
陽の目を見られないこともある。
中小企業なら社長の腹ひとつ。

結局は人に人生を委ねているってこと。
自分で決められない人生で良いのか。

そして、組織のために頑張れば頑張るほどにその度合いは強くなり、
翻弄され、抜き差しならなくなる。
頑張り、忠誠心を持つほどにツラくなる。
何かおかしいぞ。

組織に属していることが安心や安定ではない。
まずは自分自身の価値創造をしなければ。
そして、必要とされる知識、技術を持つこと。
極端な話、フリーランスでも、別の組織でも通用する力を持つ。
その上で、それを認め、使い倒してくれる場所にいることだ。

人の顔色を伺いながら、一喜一憂し、
人波をうまく渡り歩く技術に長けても、
それは何の力でもないし、
そんなヤツはそこでしか通用しない。

結局は自分自身の問題でしかないのだ。
生き方、居場所は自分で決めたい。

そんなことを思った話だった。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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