チョコとか、FLAXとか。

テニス

レックテニススクール府中にて。
「あ、スイーツタイムでしたね。すみません、これどうぞ」とくれた。
th_IMG_3857
「バレンタイン企画のあまりものですけど」
いちいち言わなくていいよ!

 

さて、テニスラケットも随分と進化した。
最近思うのは、振動留めが無くても不快な衝撃が来ないラケットが増えたこと。

YONEX EZONEが登場したあたりからだろうか。
各社、グリップだったり、グロメットだったり、素材の仕込み方だったり、
アプローチは様々だけど、振動吸収性が高いモデルが増えた気がする。

昔は振動留めがセットになっていたラケットもあったけど、
最近そういう売り方はとんと見なくなった。
まあ、振動留めは別で買っていただくということもあるのだろうけど、
「振動留めが要らないくらい」という側面もあるんじゃないかと思う。

とはいえ、モデルによっては、またプレーヤーによっては
打球時の振動というより、衝撃は確実に負担をかけているはず。
コーチや選手の故障もそういうことなんじゃないかと思う。

だからと言って、振動留めを着ければよいかと言うとそう簡単ではない。
振動留めは打球フィーリングに大きく影響するから、Yes Noがハッキリ出るし、
実はラケットのバランスも変わるのだ。
バランスポイントが変わるのは、結構大きな要素だよね。

 

では、フィーリングを大きく変ずに負担を減らすにはどうするか。
実はこんなものがある。

th_IMG_0221
振動減衰素材FLAXというもの。

最近、テニス業界内で話題のラケットプレミアムチューンショップ、
ラケットマイスターさんの取り扱う商品なのだ。

見た通りの短冊状のシート。
th_IMG_0226
なんだかか琉球畳みたいな質感。
フニャフニャではなく、ある程度の張りのあるマテリアル。

素材は・・・なんだっけ? 忘れた。(笑)
そこらで売ってるものではないことは確か。

あ、ラケットマイスター・村井さんの説明があった。

「インパクト時の1次振動は残しながら(どこで捉えたかの情報は残しつつ)、
故障の原因となる2次振動以下を瞬時に減衰させる驚異の素材です。
亜麻仁油の原料、亜麻の茎から取った自然由来のエコ素材なので
環境にも優しい優れものです。」

だそうです。

 

裏には両面テープ。
th_IMG_0227

これをグリップに仕込んでいくのだ。
th_IMG_0222

まずはリプレースメントグリップを外す。
th_IMG_0223

で、フェイス面の裏表側両面に貼りつける。
th_IMG_0224

貼り付けたら、またリプレースメントグリップを巻く。
th_IMG_0228
以上である。

 

実はこのFLAX、ヤナモトコーチの手首の具合がなかなか良くならず、
痛みが消えないというので、村井さんに頼んで送ってもらった。
(ちゃんと買ったよ)
ついでに肘の痛いネジメコーチのラケットにも仕込んでみた。

 

後日、ヤナモトコーチに聞いてみた。

「どう? 手首っていうかFLAX」

「いいと思います。痛み消えました。再発もないし」

マジか?!
効果抜群じゃん。
すごいな、FLAX。

実は、こんな薄っぺらなシート1枚でほんとに効果あるのだろうかと
半信半疑の部分もあったワタクシ。
村井さん、ごめん。
すごいわ、これ。

医療機器ではないし、あくまで個人の感想になるんだけど、
効果はあるようだ。

 

価格も実はそんなに高くない。
リプレースメントグリップを買い換える程度でである。
あ、ワタクシたちだからその値段かも。

あと、シートだけ送ってくれるのかはわからない。
ワタクシたちだからシートだけ送ってくれたのかも。
シート換装というメニューがあるのかな。工賃含めてね。

詳しくはラケットマイスターさんに聞いてください。

 

惟一の問題点は、グリップが少し太くなることと形状が変わること。
ワタクシ的にはグリップ形状と太さと、質感は、
プレーする上での「やる気」においてとても重要な要素なので、ちょっと困る。
(やる気ってなんだよっ!笑)

だから、形状をノーマルに調整しつつFLAXを換装するために
ラケットマイスターさんのチューニング技術の出番ということになるのだな。
そうか、書いてて今気づいた。
やっぱり、お店にチューニングを依頼してください。

ということで、手首肘に故障のある方、
過去に故障をして、もうあんな思いはしたくないと思っている方。
長くテニスを楽しみたい方、ぜひ一度お試しあれ。

ちなみにワタクシはFLAX装着のラケットは持っていない。
最近は色んなラケットを試打するばかりで、
自分の固定ラケットがない状態なのだ。

何にしても、オススメのテニスギアである。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP