VESPAとか、GRAPHITE登場!とか。

テニス

渋谷あたりで見かけたVESPA。
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いい感じのヤレ具合。

ちなみにVESPAを見かけたら基本的に写真を撮る。
だって、VESPAだもん。

これ、ロゴは今のなのね。
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これで昔のロゴだったらカンペキかな。

ああ、一度は乗りたいっていうか、持ちたい。
VESPAに乗って、モッズコート着て、サングラスして・・・。
(いい歳してなに言ってる)

 

さて、某日、オインドアテニススクール西新井へ。

緊急事態宣言を受けてスクールは休校中。
とはいえ、施設管理やら再開に向けての下準備やら
あれやこれやの打ち合わせもあったり。

もちろん、ソーシャルディスタンス等々、ケアしながらね。

ひと通りケリがついたところで、
「どうですか!?」とこれが出てきた。
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Princeロゴ、そしてスロート部のブリッヂ。
まさにこれは・・・

Prince GRAPHITEである。
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Wilson PROSTAFF、HEAD PRESTIGEと並び、
時代を築き上げたツアーモデルの名品である。

で、実はこれ、発売したての新製品。
名品が最新テクノロジーを纏い登場。
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かつての名品のアップデートではなく、
新たなモデル、PHANTOM GRAPHITEとしてのリリースだそうだ。

フレーム構造はテッパンのボックスフレーム。
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いいなぁ、この感じ。

で、フレーム厚はフラットではなく、21.5~20~17.5mm。
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トップ部に厚みを持たせることで、パワーアップを図っている。

スロート部のクロスバー(ブリッヂ)の効果もあり、
フェイス部分にフレックスポイントが来るため、
手のひらのフィーリングでボールを捉えられるそう。

この手のモデルって、この手の延長感がたまらないんだよなぁ。

当然、基本はテキストリーム・トワロン素材。
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フレームの2時・10時部にはATS。
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テキストリーム搭載によって、トップ部にさらなるパワーを与えている。

フレームに入ったラインも歴代グラファイトとは、
またちょっと違う佇まい。
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カバーもかつてのグラファイトのイメージを残しつつも、
新しさを感じさせるデザインになっている。
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グリップはRESI TEX TOURという、
レザーグリップにPU素材をコーティングしたハイブリッドタイプ。
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レザーグリップ特有のダイレクトなフィーリングを残しつつ、
コーティングでハードすぎないように調整されている。

実際、フワフワしすぎず、ゴルゴツし過ぎずの絶妙なグリップ感。
これ、なかなかの技術だと思う。

シンプル命みたいなグラファイトだったけど、
今回のPHANTOM GRAPHITEは新機能満載での登場。

メーカーさんによれば、「進化版というよりは別物です」
ということだけど、きっとかつてのテイストも残しつつ、
今風の仕上がりになっているはず。

 

ここからは昔話。

グラファイトといえば、当時の価格は9万円だった。
一部の有名コーチの方が使ってはいたけど、
当然、ワタクシのような学生に毛が生えた程度の駆け出しには
ほいほいと買えるわけもなく、憧れのラケットだった。

後輩で別のスクールでコーチをしていたコバヤシくんが、
職場のヘッドコーチから借りたんだか、譲ってもらったんだかのグラファイトを
自慢げに練習に持ってきたのが、絶妙に悔しかったのを憶えている。

お前とは試合やったて負ける気しないのに、
なんでオレよりいいラケッット?って。
完全にひがんでるな。

「ちょっと貸してみ」と打たせてもらって、
ああ、やっぱりいいなぁって感じだったので、
「しばらく貸してみ」と言ったら「いやです」と断られた。
まあ、そりゃそうだ。

ちなみに、コバヤシくんは現在、ネオインドアテニススクール西新井で
コーチとして手伝ってもらっている。
縁とは不思議なものである。

 

それから数年後、何のきっかけだったか忘れたけど、
グラファイトを半年ほど、使っていた時期もあった。

もちろん、プリンスさんと契約していただいていたわけでもなく、
誰かに譲ってもらったか、借りてたんだと思うのだけど、
経緯が全然思い出せない。

それでいくつかの試合に出たのと、
当時、練習に来ていた、まだ中学生の長塚京子プロの相手をするときに
重宝したのだけは憶えている。

ちなみにその時のグラファイトは手元に残っていないので、
たぶん誰かのだったのだろう。
1本手元に残しておけばよかったな。

 

さらに数年経って、グラファイトの値段もこなれてきて、
それなりに買いやすくなったのだけど、
基本的にはHEADのラケットを軸に、あれこれ使っていたので
自分のものとしてグラファイトを使う機会はなかった。

しかし、やっぱりグラファイトは憧れというか、
因縁(?)というか、若い頃の仇(?)を取りたい1本ではある。

グラファイトについて話し出せば、僻みと貧乏話から始まって、
ひと晩でも話が出来ると思うが、そんなの誰も聞きたくないか。(苦笑)

 

まあ、そんなわけで、思い出話とは別次元の新製品、
PHANTOM GRAPHITEには期待大である。

「どうしてストリング張ってないのよ。打ちたかったな」というと、
「今日届いたんです」と、持ち主。

「なんで届いたばかりのラケット、打たせなきゃいけないの」
と思っていたに違いない。

ということで、持ち主はこちら。
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ソトヤマコーチである。

「これ、ちゃんと使えるの?無理じゃん?」

「使えますよ!昔、グラファイト使ってたし」

いや、昔でしょ。
今は無理かもよ。

しんどかったら、いつでも引き取るから、言ってね。
あ、その前に、張り上げたら打たせてね。

楽しみだなぁ、グラファイト。
インプレをお楽しみに!(人のラケットだよ!)

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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