張り替えとか、レールとか。

仕事


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

13歳児のテスト期間が終了したそうだ。

あれだけ好きなテニスなのだが、テスト1週間は練習を休むという。
そして勉強の合間にミニチュアラケットで素振りをしている。
練習行けばいいのに。

ということで、ようやくテニス再開。
ストリングを張り替える。
IMG_7200

片方のラケットばかり使うので、
両方一緒に張り替え、グリップも巻き替え、
振動止めも逆につけておいた。

これで両方使うようになるかな。
いや、気づくよねやっぱり。

ついでにワタクシのラケットも張替え。
IMG_7201
テストしたいストリングがあったので
ベンチマークのラジカルに張り上げる。
あ、あくまでワタクシの中での標準ラケットがラジカルMPってことだけど。

次の日、長男からメール。

「ガット張っていいですか?」

「いいよ。夜なら見ててあげる」

このところ張ってなかったので、1時間かかった。
IMG_7319
ポイントは長男のラケットではなく、部活仲間のラケットってこと。
ガット張りで小遣いを稼いでいる疑惑が浮上したが、黙っておいた。
それくらいの技術を身につけてくれたら逆にウレシイけどね。

そんなわけでめずらしく連日稼働のストリンギングマシンだった。

 

さて、今日はクリスマスイブ。
もはやクリスマスだからなんだってこともなく、
年末のバタバタに対応することだけで手いっぱいが毎年のことだ。

今年はどんなだったか、いい仕事が出来たか、
役に立てたのかなど、少し振り返ってみたりした。
終わりはないとはいえ、やはり満足はないなぁ。

今年もたくさんの方にお世話になった。
先日、ある会社の経営者の方に飲みに連れて行ってもらった。
久しぶりのサシ飲みである。

色々な話を聞かせていただた。
そして思った。
経営者は大変なのだと。
もちろんご本人はそんなことは言わないけど。

よく読み聞きする経営者の思い。

「自分が経営者だと思って仕事をして欲しい」
「経営者感覚を持ったリーダーになって欲しい」
「自分の財布から出すと思ってお金を使って欲しい」

うむー、それはきっと無理だ。
経営者が実際に背負っている責任とリスク、
プレッシャー、そして感覚は想像することは出来ても、
おそらく本当のところは分からないし、本質は理解出来ない。

だから経営者と完全にシンクロした感覚で仕事が出来る社員はいない。
そういうつもりで仕事をしたいという人はいると思う。
しかし本当に経営者そのままの感覚を持っていたら
きっとその人はすでに起業し経営していると思う。

ワタクシも自分の会社だったらどうする、
自分のお金だったらと思って仕事をしようと思っている。
しかしワタクシは経営者になったことはない。
やはりどこかで完全に理解するのは無理なのだろうと思う。

あるベンチャーの方に誘われたことがある。
結果的にその時の自分の仕事を取り、その話は辞退したのだが、
その時に色々と話を聞いたことはとても勉強になった。

仕事には仕事も作業もあるけど資金繰りもあります。
自分のお金をつっこんで、リスク背負って、支払い考えて眠れない。
そんなこともしょっちゅうでした。
サラリーマンとは仕事の根本が違うのです。

そうなのだろう。
と書きながら・・・でもきっと分かっていないのだ。

自分のお金でリスクを取って事を動かそうとしたことがある。
しかしそれは叶わなかった。
させてもらえなかった。

サラリーマン(一社員)がすべきことではなかったらしい。
ああそうか、リスクを取ることは出来ないのだなと思った。
経営とサラリーマンとはまったく別物なのだ。

ワタクシはサラリーマンである。
でもその中で最大の責任と意識を持って仕事をしたいと思う。
それこそ、本当は分かっていない責任を想像してである。

上司は部下にこう言う。

「自分が上司の立場になったことを想像してジャッジしろ」
「自分がトップとしてチームを率いることを想像しろ」
「会社の立場に立って、広い視線を持て」

いや、無理でしょ。
でもワタクシも若手の皆に言ってしまう。
「5年後、自分が事業所のトップになっていると思って
今日の研修を受けましょう」

バカな話である。
人は自分の歩いた道しか経験値にならないのだ。

なったこともない上司や、やったこともない経営、
それを理解しろということがそもそも乱暴な理屈だ。

最近こう思う。
キャリアアップっていうのはひとつの線路じゃないなってこと。

新人社員〜中堅社員〜監督職〜管理職〜上級管理職〜役員〜代表

こんな風に書くと、キャリアって繋がっているように見えるが、
全然別物だと思う。

おそらく昭和30年代、高度成長期のサラリーマンのキャリアは繋がっていた。
目の前の仕事を一所懸命こなしていればキャリアアップできた。
あるいは、この人と見込んだ上司に小判鮫のようにくっつくか、
派閥に入っていれば、天から蜘蛛の糸が降りてきたのかもしれない。
しかし、もうそんなことでキャリアが構築される時代ではない。

プレーヤーの延長上にマネージャーはいない。
望まれるのは全く別のスキルだ。

マネージャーの延長上に統括はない。
さらにまた別のスキルが必要になる。

統括の上に経営者はない。
それこそそれには何が必要なのかは分からない。

それぞれのキャリアにおいて必要なことはレールを乗り換えることだ。
優秀なプレーヤーが優秀なマネジメントが出来るわけではない。

優秀なコーチがそのまま優秀なマネージャーにはならない。
マネージャーとしてのスキルは別のレールの先にある。

結局のところ、腹を決めてトライしないと道は拓けない。
今のレールの先に別の目標の答えもゴールもない。

やったことがないから分からない。
本を読み、経験者に教えを請い、学ぶ姿勢があれば
ある程度まではなんとかなるだろう。
そして気づけば別のレールを走っている。

変えるのだ。
それこそがパラダイムシフト。

偉い人のことはよくわからないが、
いい仕事をしながら前に進もうと思ったクリスマスイブ。

実はクリスマスっぽい話を書こうと思ったのだが、全然違ってしまった。
申し訳ない。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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