昭和

沢尻エリカ様が成田空港で取材陣に囲まれる映像が流れた。

あういう芸能人ぽい感じって、トンと見なくなった。
しかしなんだろう、あの昭和の匂いプンプンな感じ。
彼女のファッションのせいだけじゃないと思う。
昔のドラマの演出みたいだった。

ってことで、昭和の話。

ワタクシ、昭和生まれである。(知ってるってか)

スーパーでこんなものを見つけた。

Coffeebeat

マーブルチョコとコーヒービート。

マーブルチョコは王道っぽいイメージ。
ワタクシもよく食べた。

マーブルチョコの筒を握り締めて、走り回って遊んでたら
いつの間にかフタが開いて、中身が無かったとか。
今のように整備された公園なら、中身が出たら気づくけど、
草ボウボウの空き地とか、稲刈り後の田んぼじゃ気づきようも無い。

コーヒービートはちょっとだけ大人な感じ。
(って言っても、所詮子供のお菓子だけど)
王道のマーブルチョコ脇を固めるみたいな。

マーブルチョコが近藤勇なら、コーヒービートは土方歳三だ。
分かりづらいか。
そういう方は、司馬遼太郎の「燃えよ剣」お読みください。
ワタクシ、ことあるたびに読み返している名著です。

しかしこの二つのお菓子、まだそのまま売ってるのね。
スーパーロングセラー商品だ。

コンビニにはこんなものが。

Menko2009

メンコセットである。

子供の頃、よくやった。
ただし、こんな渋い絵じゃない。
スペクトルマンとか、怪獣とか、そんな絵だった。
ただ、写真ではなくて絵だったような気がするから、
たぶん偽物テイスト満載のインチキ臭い絵だったんだと思う。

四角いものから丸いもの、そして大きさも色々あった。

ルールは、相手のめがけて自分の手札を投げ、
相手の手札をひっくり返したら、それをもらえるってもの。
自分の手札もひっくり返ってしまったら、おあいこで
相手の手札はもらえない。

公園の砂場や空き地、舗装されていない道路でやるので、
小石や地面のアンジュレーションで相手の手札が
不安定になるというビッグチャンスがあったり
非常にスリリングな遊びだった。

当然、大きな手札のほうが有利なわけだが、
万が一、取られてしまうとショックも大きい。
逆に小さな手札で、相手の大きな手札を
ゲットしたときの快感は大きい。

何枚も重ね合わせて重くしたり、
中におもりを仕込んだり、
周囲をグルリとホチキス留めをしたり、
チューニングを施して、強い手札にする。
一枚の最強手札が、ザクザク稼いでくれたりするのだ。

ほとんど、カードを通貨単位にしたギャンブルだ。
まあ、だからこそ面白いのだが。

ちなみにワタクシの故郷では、これをメンコとは言わない。
「パッチ」という。

メンコという言葉もあった。
それは牛乳瓶のフタの大きさ以下の丸いカードを言う。
それ以上の大きなカードはすべて「パッチ」である。

小さな丸いメンコは遊び方も違う。
相手のメンコをひっくり返すともらえるのは一緒だが、
投げるのではなく、親指と人差し指で挟んで
相手のメンコに真上からぶつける。
自分のメンコと相手のメンコがひっくり返って、
もう一度投げる、表に戻せればゲットである。
これがメンコだった。

昔は給食の牛乳はビンだったから、そのフタをメンコにした。
端がめくれないようにそっとフタを外し、乾かす。
端の反りを逆にして、簡単にひっくり返らないようにして完成だ。

昼休みはあちこちの机でメンコ大会。
さながらカジノ状態である。(笑)

メンコと言いながら、この牛乳ビンのフタは「ギューパン」と呼ばれていた。
「ギュー」は「牛」だろう。
じゃあ「パン」はなんだ?
「パン!」って音がするからか、または「パッチ」から来てるのか。
メンコなのに・・・
そこへんの整合性の無さは、子供だからスルーだ。

これらの呼び方と遊び方、東北地方だけなのだろうか?

ちなみに、ジャンケンの「最初はグー」ってのも、
関東に出てきて初めて知った。
福島じゃ、「ジャンケン、ジャンガライモ、さつまいも!」だ。
この、「さつまいも!」の「も」で手を出す。

グーとパーも、「グッとパー!」とは言わない。
「グーパージャン!」だ。
子供に聞いたら、「グッと、グッと、グッとパ!」だそうだ。
これは千葉限定なのかな。

他にも色々なことが思い出されてきたが、
キリが無いのここまで。

かなり狭い話で申し訳ないっす。

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