神田にて狙いを定めて入った、カレーノトリコ。


美味しかった、またきます。
さて、ラケットである。
ウイルソンの人気シリーズ、BLADEがV10になった。

今回打ってみたのは、BLADE 98 16×19 V10。

BLADEといえば、しなりとホールド感、そしてコントロール性能。
自分でしっかり振って、ボールを操る。
そんな競技系ラケットの代表格というイメージである。
ワタクシも現在はHEAD PRESTIGE MP Lを使っているので、このカテゴリーは嫌いではない。
というか、好きである。
もっと楽なラケットを使えばいいのに、なぜかこういう方向へ行ってしまう。なかなか学習しない。(笑)
で、今回のBLADE V10。
実際に打ってみた。
結論から言えば、思った以上に素直で、かなり良いラケットだった。
まずはスペック。
BLADE 98 16×19 V10の基本スペックはこちら。

- フェイスサイズ:98平方インチ
- 重量:305g(フレーム)
- バランス:320mm
- フレーム厚:21.5〜20.5mm
- ストリングパターン:16×19
- 全長:27インチ
98平方インチに305g。
いかにも競技系の王道スペックである。
この数字だけを見ると、ある程度しっかり振れる人向けという印象になる。
もちろん、そういう性格のラケットではあるのだろう。
しかし、実際に打ってみると、想像していたよりもずっと扱いやすかった。
これが最初の印象である。
思ったよりも、素直。
今回、一番印象に残ったのがここ。
とにかく素直なラケットである。
競技系ラケットというと、少し気難しいところがあったりする。
きちんと打点に入って、しっかり振り抜かないと、なかなか良いボールが飛んでいかない。
こちらの技術やスイングを試されているような感覚。
まあ、それもこのカテゴリーの面白さではあるのだが。
今回のBLADEは、そこまで構える必要がなかった。
振れば、素直にボールが出ていく。
余計な癖を感じない。
こちらが意図したスイングに対して、自然に反応してくれる。
そんな印象だった。
ラケットというのは、性能が高ければ良いというものでもない。
使い手が違和感なく振れること。
これが意外と大切なのである。
その点、今回のBLADEはかなり好印象だった。
飛びも、思ったより良い。
もうひとつ意外だったのが飛び。
BLADEといえば、コントロール重視。
勝手に飛んでくれるというより、自分でボールを運んでいくラケットというイメージがある。
ところが、今回のV10は思ったよりも飛びが良かった。
もちろん、いわゆるパワー系ラケットのように、軽く当てればどこまでも飛んでいくという話ではない。
ただ、しっかり振った時のボールの出方が良い。
無理に力を入れなくても、気持ちよくボールが飛んでいく。
このあたり、今回のフレーム構造の進化が効いているのかもしれない。
V10ではTURBO TAPERやX-LOOPといった構造が採用され、しなりを活かしながら攻撃力を高める方向へ進化しているという。
技術的な説明はさておき、実際に打って感じたのは、コントロール系なのに、飛びに不満がない。
ということ。
これは大きい。
特にワタクシのように、年齢とともに体力の衰えを感じているプレーヤーにとっては、ありがたい性能である。
ラケットが少し仕事をしてくれる。
大事なことである。(笑)
ボールに負けない。

そして、もうひとつ良かったのが安定感。
相手のボールに対して、ラケットが負ける感じがない。
これはかなり重要なポイントだと思う。
競技系ラケットでも、モデルによっては打球時にフレームが頼りなく感じたり、強いボールに押されるような感覚があったりする。
今回のBLADEには、そういう印象がなかった。
フレームの剛性が高いからなのか。
あるいは、剛性としなりのバランスが良いからなのか。
そこは正確には分からない。
ただ、インパクト時の安定感は非常に良かった。
ボールを受け止めて、しっかり返してくれる。
そんな安心感がある。
ラケットに対する信頼感というのは、実はこういうところから生まれる。
速いボールが来ても、必要以上に構えなくていい。
しっかり面をつくって振れば、ラケットが応えてくれる。
この感覚は好印象だった。
コントロール性能も高い。

飛びが良くなったというと、コントロール性能が犠牲になっているのではと思うかもしれない。
しかし、今回のBLADEはそうではなかった。
むしろ、コントロール性能もかなり高く感じた。
狙った方向へボールを運びやすい。
打球の出方が素直なので、スイングとボールの軌道が一致しやすい。
このあたりが、非常に扱いやすく感じた理由なのだろう。
飛ぶけれど、暴れない。
しっかり打てるけれど、難しすぎない。
このバランスが良い。
競技系ラケットの良さは、単にボールを速く打てることではない。
自分の意図したボールを、どれだけ再現できるか。
そこが大切だと思う。
その意味でも、今回のBLADEはかなり完成度が高い印象だった。
V10の進化は、実戦的なのかも。

今回のV10では、新しいフレーム構造に加え、安定性を高めるStableFeel+も採用されている。
メーカーの説明では、BLADEらしい打球感を維持しながら、攻撃力と安定性を向上させているという。
なるほど。
実際に打ってみると、メーカーが目指している方向性は何となく理解できる。
単純にパワーを上げる。
単純に硬くする。
そういう話ではないのだろう。
しなりやコントロール性能というBLADEの持ち味を残しながら、実際のプレーで必要な飛びや安定性を高める。
そんな進化なのかもしれない。
もっとも、ワタクシはラケットの開発者ではないので、詳しいことは分からない。
分かるのは、打ってみてどう感じたかだけである。
そして今回のV10は、かなり良かった。
PRESTIGEユーザーとしては。

さて、ワタクシの現在の相棒はHEAD PRESTIGE MP L。
300gのコントロール系ラケットである。
BLADE 98 V10は305g。
数字上の重量差は5g。
しかし、ラケットの性格は重量だけでは決まらない。
バランス、フレームの構造、剛性、しなり方。
いろいろな要素が組み合わさって打球感が決まる。
PRESTIGEにはPRESTIGEの良さがある。
あの独特の打球感とコントロール性能は、やはり魅力的である。
ただ、今回のBLADEを打ってみて感じたのは、思っていた以上に扱いやすいということ。
そして、飛びと安定性のバランスが良いこと。
コントロール性能を大切にしながら、もう少しラケットに仕事をしてもらいたい。
そんなプレーヤーにとっては、かなり魅力的な選択肢になるのではないだろうか。
もちろん、どちらが良いという話ではない。
ラケットは相性である。
ただ、現在PRESTIGEを使っているワタクシとしても、今回のBLADEは十分に気になる存在だった。
信頼できる武器になる。

今回の試打で一番感じたのは、このラケットは、かなり信頼できる武器になるということ。
ラケットに求める性能はいろいろある。
パワー、スピン、コントロール、打球感、操作性。
しかし、実際の試合で大切なのは、安心して振れることではないだろうか。
大事な場面で、余計なことを考えずにスイングできる。
強いボールに対しても、ラケットが負けない。
自分の意図したところにボールを運べる。
そして、必要な飛びも確保されている。
今回のBLADEには、そういう安心感があった。
派手な性能を前面に出すというより、必要なところをしっかり押さえている。なかなか優等生である。
しかも、ただの優等生ではなく、試合で頼りになりそうなタイプ。
こういうラケットは、長く使えるのではないかと思う。
で、買うのか。
う〜ん、今のPRESTIGEには特に不満がない。
ストリングもテンションも、ようやく落ち着いている。
ラケットを替えなければならない理由は、今のところない。
ただ、今回のBLADE V10は、予想以上に良かった。
正直、もう少し難しいラケットを想像していた。
ところが、実際には素直で扱いやすい。
飛びも良い、ボールに負けない、コントロール性能も高い。
かなりバランスの取れたラケットだった。
BLADEという名前に、少し身構えている人がいるなら、一度打ってみてもいいと思う。
もちろん、誰にでも合うとは限らない。
でも、競技系ラケットが好きな人には、十分に試す価値がある一本だと思う。
それにしても、最近のラケットは本当によくできている。
ラケットの性能がどんどん上がっているのに、ワタクシの性能は少しずつ下がっている。
何とも困ったものである。
ラケットはV10。ワタクシは、そろそろ旧型。
まあ、まだまだ頑張りますけどね。(笑)
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