市場とか、ビジネスモデルの終焉とか。

街歩き

先日は柏の某所へ。
普通は車で行くことが多いのだけど、事情があって電車で。
この先はバスがデフォルトなのだけど、早めに着いたので歩くことに。

途中、市場の中を通る。


通っていいのかな、ここ。

けっこうお店があるのね。

市場といえば・・・

美味しそうなお店が。
食べる時間はなかった。残念。


さて、活況を呈する転職市場。

新卒もそうなんだけど、転職リクルーティング市場はめちゃ元気。
きっと儲かっているんだろうな。

とにかく人が足りないってのはどの業界も同じらしい。
そりゃそうだ、人口が減って、高齢化しているのだから、
働き手が足りなくなるのは当たり前。

そんなことは統計的に分かっていたことだが、
企業はコストを下げるために、役職定年やら早期退職やらに勤しんできた。
若返りに成功すればいいけど、皆がそう上手くいっているわけはない。

人口減少が続くってことは、働き手だけでなく顧客も減るってこと。
高齢化が加速するってことは、顧客も高齢化していくってこと。
当たり前に話だ。

ちなみにテニススクール業界も同じ。
まずお客様の年齢層が上がった。
ワタクシがコーチになりたての頃は、
平日夜は20〜30代の女性層がボリュームゾーンだった。
12名定員のクラスがいつも満員だった。

土日は若いご夫婦や社会人。
平日昼は主婦層が多かったのは今も同じ。

あれから数十年、お客様の年齢層はそのまま上がったように思う。
そしてこの国を象徴するようにシニア層の皆さんがお元気だ。

それはそれで素晴らしいことなのだが、とにかく怪我が増えた。
転倒も多いし、何より足の肉離れ系が多い。
この怪我の増加はテニススクールの目下の悩みでもある。
レッスンでどれくらいの負荷でメニューを組むかの転換点に来てるのかも。


ということで、この国の人口は減り続けているから、
多くのビジネスにおいてもその影響は大きい。
働き手も減るし、顧客も減る。

だから普通に同じことを続けていれば顧客は自然減となる。
テニススクールも同様。
どうやってコートの稼働を上げるのか?

40年前のテニススクールビジネスは確実に通用しなくなっている。
しかし多くの事業者が同じことを続けている。
さてどこが残っていくのか。

じゃあ、何をするのか?
パデル?卓球?ピックルボール?バドミントン?

まずトライできる組織体質は必須。
失敗を責めず、挑戦を認める風土だが、これがなかなか難しい。
「挑戦しよう」「提案を」と言っても、本当にそれを認める文化があるのかは
提案への最初の反応や態度、言葉の端々に垣間見えるから、
上っ面の挑戦文化では誰もトライはしない。

この国がどうなっていくかは皆が分かっていること。
人は変化を好まない。
しかし何かを変えていかないと生き残れないのだよなぁ。


ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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