AIはコーチになれても、監督にはなれない。

仕事

自宅ではトリスハイボールが定番。

安いし。

おまけにコースターがついてた。

あんまり使わないけど。
ところで、このトリスおじさんて子供の頃からいる。

アンクルトリス
まさに昭和の象徴キャラだ。

さて、またまたまたAIのお話し。

前回、「AIは部下には向くが、上司には向かない。」なんてことを書いた。

今回はその続き。

テニスに置き換えると、もっと分かりやすい。

AIはコーチにはなれる。
でも、監督にはなれない。

まず、コーチという仕事。
技術を教える。
戦術を考える。
相手を分析する。
練習メニューを作る。
課題を整理する。

これ、AIはものすごく得意である。

「フォアハンドが安定しません。」と言えば、
グリップの確認から打点、体重移動、練習方法まで、それはもう丁寧に教えてくれる。

「シングルスで勝てません。」と言えば、
戦術や配球、相手のタイプ別攻略法まで、次から次へと提案してくれる。

優秀なコーチである。
しかも24時間営業。
休憩もいらない。
ちょっと羨ましい。

でも、監督となると話は変わる。

監督の仕事は、正解を教えることではない。
決断することだ。

例えば団体戦。
エースをシングルス1に置くのか。
ダブルスを厚くするのか。
調子は良いけど経験不足の若手を起用するのか。
ベテランを信じるのか。

どれも「正解」はない。
あるのは、決断と責任だけだ。

AIは、「それぞれにメリットがあります。」とは言う。

でも、「あなたなら、誰を使いますか?」と聞くと、最後は人間に委ねてくる。

それでいい。
責任を負う立場ではないのだから。

もっと言えば、監督は数字だけでは動かない。

昨日、彼女と別れた選手。
家族が入院している選手。
練習では絶不調なのに、試合になると化ける選手。
数字に出ない情報は山ほどある。

現場には空気がある。
温度がある。
匂いがある。
そして、人間関係がある。

「あいつなら、この場面でやってくれる。」
そんな理屈では説明できない感覚で采配を振るうこともある。

もちろん外れることもある。
でも、それも含めて監督という仕事だ。

AIは失敗を恐れない。
なぜなら、失敗しても責任を問われないから。

一方、監督は違う。

負ければ批判される。
勝っても次はもっと期待される。
だから眠れない夜もある。

そのプレッシャーごと引き受けるのが監督である。

最近は、「AIにスタメンを決めてもらおう。」なんて話も耳にする。

分析ツールとしては大賛成。
人間では見えないデータを見つけてくれる。
思い込みも減らしてくれる。

でも、最後の一人を選ぶのは、やっぱり監督であってほしい。
なぜなら、その一人を選んだ理由を、試合後に選手へ説明しなければならないからだ。

「AIがそう言いました。」では、誰もついてこない。
テニスだけではない。

会社も、学校も、家庭も同じ。

リーダーとは、一番正しい人ではない。
一番責任を負う人である。

だからワタクシは今日もAIに相談する。

メニューを考えてもらう。
分析をしてもらう。
資料も作ってもらう。

でも、誰を起用するか。
最後の決断だけは、人間がする。

それがリーダーの仕事だから。

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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