ゴムが・・とか、撤退とか。

テニス

残り少なくなってきたマスク。
なのにこんな不良品も。
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今の状態になる前に買ってあったものだけど、
なんとなく今を象徴しているような。

マスクもまったくないわけではない。
いくつかのチャンネルからは「いかがですか?」と情報が入るようになった。

1枚50〜60円くらいが現在の相場らしい。
やっぱり少し高いな。
マスクの相場観を考えることになるなんて、考えもしなかった。

 

さて、そんな中、衝撃のニュースが飛び込んで来た。

テニス事業撤退に関するお知らせ

テニスの世界からブリヂストンがなくなる?!

リリースされた時間とほぼ同時に、担当のSさんから電話いただいた。
着信に気付かず、「あれ?Sさんから着信」と思いつつ、
メールをチェックしていたら、同様の案内メールが入って来た。

慌てて、プレスリリースを確認。
再度、Sさんから電話をいただき、あれこれお聞きした。
数日後、執行役員のHさんにもお越しいただき、お話を伺った。

ブリヂストンといえば、世界に冠たる大企業。
もちろん、スポーツというよりはタイヤを主軸とした大企業である。

テニス用品の売り上げは数十億円程度。
タイヤという巨大なマーケットとシェアを思えば・・・ね。

テニスブランドの売り上げは多少の差はあれど、
だいたいどのブランドも変わらない。
ラケット、シューズ、ボール、ストリング、ウェア等々、
ギア系での売り上げは40億円行けば大きい方だと思う。

その昔、HEADさんがワールド通商さんの扱いだった頃、
フランクミュラーという、1本軽く数百万円の高級時計を扱っていた同社では、
「テニスの単価は肩身が・・」という話を聞いたこともあるし。

まあとにかく、スポーツの中の1カテゴリにすぎないテニスの売り上げは
親会社が大きいほどに、小さく見えるのも道理である。

詳しい話は控えるけど、テニス業界の中でのシェアや
売り上げ、利益だけがその理由ではなく、
大きな企業戦略の中では仕方のないことだったのだろうと推察された。

36年続いたテニスブランドがひとつ消えるのだ。

カワサキラケット、フタバヤラケットがなくなった時は、
まだ学生だったし、テニスよりも遊びまわっていたころだから、
「ああ、そうなんだ。もうウッドの時代じゃないし」って感じもあった。

YAMAHAがテニスから撤退する時は、
テニスコーチを生業としていたので、
それなりの衝撃と時代の流れを感じた。

ヤマハはプロテニス協会のオフィシャルウェアだった時期もあり、
ワタクシもプロコーチライセンスを取得して最初の年に
オフィシャルウェアをいただいた記憶がある。

昔って、日本プロテニス協会の会員は
毎年、オフィシャルウェアの支給があったんだよなぁ。
どうしたっけな、あのヤマハのウェア。

当然、時代の流れの中で、いくつものブランドが
生まれたり、消えたり、日本での取り扱いが変わったりはあった。

SPALDING、BONNY、PROKENNEX、VOLKL、SNAUWERT、DONNAY等々。

今も続くブランドもあれば、海外ではあるが日本では見ないとか、
完全に無くなったブランドもある。

ブリヂストンはその中でも純潔日本的なブランド。(個人のイメージね)
それだけに、無くなってしまうのは本当に寂しい限り。
これが日本のテニスやスポーツの流れにならないことを祈るばかりだ。

ブリヂストンが取り扱っていたテクニファイバーは、
来年からラコステジャパンさんが取り扱うそうだ。

ワールドワイドでは、テクニファイバーブランドはラコステグループなので、
日本での取り扱いがそうなるのも自然な流れなのだろう。

ラコステジャパンさんににお知り合いはいるのだが、
今後の取り引き等についてはまったく見えていないし、
基本的にアパレルが中心の同社がテニスギアをどのように展開されるのか、
何もわからない状況ではある。

バボラもダンロップから離れ、バボラジャパンが設立され、
ブリヂストンがテニス撤退、テクニファイバーはラコステへ。
ビジネスにおいては普通のことなんだろうけどね。
またひとつの変わり目に来ているのかもしれない。

年末での徹底に向け、スタッフさんには様々な業務が待っているだろう。
店仕舞いっていう仕事は、正直前向きじゃないかもしれないが、
ブリヂストンテニスという名ブランドらしい最後にしてほしい。
ワタクシも出来る限りの協力をしつつ、見届けなたいと思う。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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