全豪とか、人財とか。

テニス


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

全豪オープンが終わった。
ジョコビッチはダントツに強かった。
いつぞやのシーズン連勝記録をまた伸ばすのだろうか。

HEADさんから画像が送られてきた。
HP、ブログにどうぞとのこと。
せっかくなのでアップしよう。

HEAD_AO_Open_2016_Djokovic_2

HEAD_AO_Open_2016_Djokovic

HEAD_AO_Open_2016_Djokovic_3

圭もシードを守ったけど、
ベスト4はひとランク違うような気もした。

でも、グランドスラムでベスト8も凄いことなんだけど。
これが普通に感じるようになっってしまったのも
錦織圭の凄さだなぁ。
フレンチオープンが楽しみだぜ。

 

さて、その昔、こんな話をされたことがある。

「給料を今の2倍やるって言って(お前を)引き抜いて、
ノウハウだけ吸い上げて1年でクビにすれば、
競合にもダメージになるし、そいつ(お前)も潰せる」

果たしてどんな意図でそれをワタクシに言ったのか、
昔のことなので今となっては分からない。

ワタクシにそういう話になびくなよという忠告なのか、
忠誠を誓えということなのか。
ビジネスとはそういう世界なのだよということなのか。

そういえば、下町ロケットのサヤマ製作所はそんな感じだったなぁ。
録画しておいた最終回を見て、そんなことを思い出した。

が、今思えば、技術者や何らかの機密情報を持つ立場や職種でもない限り
そんなことが戦略になるとは思えない。
ましてやワタクシのいる業界ではそんなケースは稀だ。

仮にそんなことがあったとしたら、
それはその人間の消費期限が1年だったということだ。

たかだか1年でその人間から得るものがなくなるのなら
その程度の人材ということである。
力がないのだから切られても仕方ない。
まあ、そんな人間を引き抜くこと自体、現実的ではないが。

それよりも、その組織に何らかのプラスをもたらす人間なら
ノウハウ吸い上げてポイと捨てるよりも、
そこで活躍してもらった方が、間違いなく組織のためになる。
それそこが人材の活用であり、組織形成だろう。

結局、冒頭のようなことを言う、そういう発想の人間こそが
人をコマやモノとしか見ていないということなのだと
ある時、ふと気付いた。

優秀なリーダーは「人たらし」である。
良くも悪くも上手く人を使う。
部下はもちろんだが、上司も上手く使う。
つまり結局は「人」なのだということを知っているのだ。

「ノウハウ吸い上げてポイ」という発想自体が
ダメなリーダー、トップの証である。
結局、人はそこから離れていく。

ビジネスセミナーで「人財」みたいな言葉をよく聞く。
「人は企業の宝です」ということらしい。

ワタクシ、この言い回しが苦手。
胡散臭さしか感じない。
そういう会社に限って、実は人を人と思っていないような気がする。

「人」は「人」である。
「人財」とか「人罪」なんてものはない。
そしてそれぞれに役割を持ち、パートを全うするのだ。

「人」によって「財」や「罪」などの分類はない。
「仕事」や「役割」を果たすかどうかでしかない。
「キミは人財ね。あ、オマエは人罪だなぁ」なんてバカか。
そういう分類をすることこそが「罪」だ。

皆、それぞれに頑張っている。
活用出来ないのは、起用や割り振りのせいかもしれない。

それでも出来なかったたら、出来るレベルのことをしてもらう。
それが出来なければ袂を別つ。
それは仕方がない。
そこにはその人間の出来る仕事がないのだから。

安易な分類をせず、それぞれが最大限に光る布陣を見つけたい。
プロ野球の監督だって、現状の戦力で最大の結果を出すことが仕事。
「ウチの選手じゃ、優勝は無理」なんて言う監督はいない。
選手も監督も現勢力においてベストを尽くす。
それがプロだ。

自分はプロの仕事が出来ているか。
アイツはダメだと安易に決めつけていないか。
「アイツ」ではなく、アイツがやった「事」を見ているか。
それを冷静に判断しているか。

不惑の年を超えてもまだまだ迷いは多い。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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