マラソンとか、おもしろコーチとか。

Team REC


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

「走ってきたら」と言われた。
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あるテニスメーカーの社長さんから
北海道マラソンの参加権をいただいた。
ビジネスパル全国大会で帯広に行く日程とドンピシャだったのだ。

「日曜日まで試合です」というと、「負けたら空くんでしょ?」と。
もちろん優勝狙いで最終日まで戦うつもりだが、
ならば万が一負けたら、罰ゲームにしようということに。

出発の朝、選手たちに発表。
「万が一、最終日に残れなかったら、
一番ゲームを落とした人は札幌に移動。
昼間のススキノを走ることが出来ます」

結果的には最終日まで残り、
誰もススキノを走ることは出来なかった。

S社長、すみません。
みんなには逆の意味で発奮材料になったのかもしれません。
ありがとうございました。

 

さて、初日から最終日前日まで、
北海道マラソンの最有力候補者だったのがこのお方。
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ヒラタコーチである。

関東大会決勝では、マッチポイントの緊迫した場面で
何を思ったか、思い切りチャンスボールを献上し、
ポイントを失った。
レッスン中だと勘違いしたのかもしれない。

そしてさらに緊迫した場面。
ネットにいたヒラタコーチに相手からストレートアタック。

しゃがみながら咄嗟に出したフォアボレーは見事にフレームショット。
そしてヒラタコーチの額に当たり、相手コートにキレイに入った。
この場面で笑いが取れるというのは、生粋のエンターテイナーである。

試合は見事勝利。

「テニスはヘディングはダメなんだよ」という、
ワタクシたちのいじりにもまったく動じない。

「もっと前で!オシリが残ってるぞ!」と言うも
「そんなことないです!」と言い張るので写真を見せた。
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なんと「これは違う人です!」と言い張る腰の強さも持っていた。

「もっとダッシュだ!」というと、「メッチャ走ってます!」と言う。
写真を見せた。
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「歩いてるようにしか見えないけど」
「ポイント間じゃないですかねぇ」
強靭な精神力の持ち主なのだ。

 

「全国大会では笑わせなくていいから」と言い聞かせ、乗り込んだ帯広。
どの試合もまったく油断の出来ない展開が続く。

そしてその時はやってきた。

ネットにいるヒラタコーチにストレートアタックが来た。
咄嗟にかがみ、頭を低くするヒラタコーチ。
どうやらウォッチしたらしい。

が、ボールはヒラタコーチの頭頂部にヒット。
今度は相手コートではなく、キレイに自陣のベースラインを超えた。
さながらサッカーのバックパスのようだった。

全国に来てまで、ヘディングするか。
もはやお家芸である。

 

さらに・・・

準決勝。
一進一退の緊迫した場面。

ネットにいたヒラタコーチの目の前にフラフラとどチャンスボールが。
思い切りフォアボレーで叩くヒラタコーチ。
「うぉー!」と歓声&拍手をしようとするワタクシたち。

と、強く打ちすぎたヒラタコーチの手から抜けるラケット。
そして、ラケットがネットを直撃。

「あ!」と指差す相手ペア。
崩れ落ちるワタクシたち。
何してくれてるんだよ!

 

「アイツ、またヘディングしたぞ」

「テニスはラケット投げちゃダメなんだよ」

「ネットに触ってもダメです」

「ヒラタコーチのおもしろプレーが出る試合は勝ってるので」

「でも、お客様も見に来てるのに」

「笑ってくれてるからいいんじゃないですか」

違った意味で一気に試合の主役に躍り出たヒラタコーチである。

試合後
「ラケット投げるなよ」
「またヘディングしただろう」
「どんなプレーヤーを目指してるんだよ?」
「笑いのとれるプレーヤーだよね」
「ススキノ走ってきたら」
と、さんざんいじられるヒラタコーチ。

しかし、試合に勝った瞬間にすべてのミスショットを記憶から消し去るという
超ポジティブな技を持っているため、ほとんど聞いていない様子。
さすがである。
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そんなおもしろプレーヤーであるヒラタコーチ。
テニスも強いし、観察していると適度に笑えるという
一粒で何度もおいしいコーチだと思う。

おもしろコーチは、イトーヨーカドー浦和店屋上の
セブンカルチャーテニススクール浦和に生息している。
もちろん楽しいばかりではなく上達もお約束。
ぜひご来場ください。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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