まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!
HEADさんが年始のご挨拶に来てくださった。
今さら、「来てくださった」と表現するような仲でもなく、
K林さんとは20年近い付き合い、タネちゃんとも長い付き合いである。
今年の戦略やら直近の作戦などを練り、お話は終了。
最後にお年賀をいただいた。
驚くほどベタにタオルである。
なんかヘッドさんのイメージとあまりに違うので驚いた。
ショッピングバッグ(紙袋)にも高級感とセンスをと
いつもひねりと拘りを見せるヘッドさんにしては意表を突く直球。
「ベタで驚いた」と言うと「たしかにそうですね」とタネちゃん。
「今までそんなこと考えたこともありませんでした」とK林さん。
ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、話は変わってプリンス。
少し古い話だが、楽天ジャパンオープン会場のプリンスブースに
プリンスの歴代の名機が展示してあった。
Prince Pro(1976年)
いわゆるデカラケを世に知らしめたモデル。
写真はパム・シュライバー。
彼女がいきなり全米オープンの決勝に躍り出たことで、
プリンスのデカラケがキワモノ扱いじゃなくなった。
ワタクシ的にはシュライバーのプリンスプロは
ブラックじゃなくてシルバーの印象が強い。
こんだけ背が高くて、ラケットが大きいんだから、
そりゃ、ネットプレーは無敵に決まってるよと思った。
ちなみにフォアハンドはほとんどがスライスで
あまり憧れるようなプレースタイルじゃなかった。
この頃、プリンスのラケットはポパイやホットドッグプレスの
西海岸特集ではスケボーと並んでマストアイテムだった。
ひとつの時代の幕開けの象徴みたいなラケットだった。
Prince GRAPHITE(1987〜)
言わずと知れた名機中の名機。
とにかく憧れのラケットだったが、初期型の値段がなんと9万円。
とてもじゃないが買えなかった。
後輩がアルバイト先のヘッドコーチのグラファイトを借りていたのを
脅して又借りするという荒技で使っていた時期もあったっけ。
確かグロメットレスの本当の初期型だった。
その後、山本育史プロ使用のミッドプラス(?)も使ってみたが、
とてもじゃないがワタクシには扱える代物ではなかった。
Micheal Chang Graphite(1995)
ロングボディの先駆け的なモデル。
マイケルチャンが一気にランキングを上げたタイミングで発表された。
ワタクシも試してみたが、今ひとつロングボディに馴染めなかったのと、
ボックスフレームのグラファイトと打球感が違いすぎて、
「これはグラファイトじゃないなぁ」と使わなかった。
(注:個人の感想です)
セールス的には大成功したモデルだと思う。
Prince Woodie
名前の通り、ウッドのデカラケ。
この頃、ウッドのコンポジットモデルはけっこうあった。
プロケネックスのゴールデンエースなんかもこの系譜じゃないだろうか。
ウッドなので当然重く、始めから興味は無かった。
初期のサバティーニが使っていたような気がする。
こんなラケットを片手バックであんだけ振り回していたのだから、
やはりタダモノじゃなかったんだろうなぁ。
Prince Spectrum Comp(1985)
個人的には名品だと思っているのだが、
プリンスラケットの歴史の中では何故かセンターにこない。
扱い易さ、飛びの良さ、抜けの良い打球感と
ある意味快楽ラケットとしての条件が揃っていたと思う。
ただ、しばらく使っているとスロート部分に
ヘアークラックが入ってしまうという症状が出た。
本当に良いラケットなのに残念。
もしかしこれが今ひとつメジャーじゃない理由なのか?
Prince Boron(1985)
ボロンという今まで聞いたことが無い新素材を搭載。
たしか15万円とかいう、これまた今までに聞いたことの無い値段だった。
エリック・コスタだかコリタだかって選手が
ボロン何本も抱えていて、思わずかけ算したのを覚えている。
当時、お客様が使っていて一度打たせてもらったが、
15万円相当のショットは打てなかったような気がする。
(腕だよ、腕!)
Prince Sovereign(1987)
プリンス・サヴァラン。
そもそも読み方からして難しい完全オーダーメイドの超高級ラケット。
たしか26万円だった。
フェイスサイズ、バランス、ウエイト、フレックスにはじまり、
何から何までオーダー出来るシステムで、
バッグやラケットケースもついて
なんと木箱に入って納品されたらしい。
さすがにこのラケットは打ったことが無い。
こうして見ると、プリンスって数々の名品を世に送り出しているのだなと思う。
グラファイトに代表されるような憧れのラケットは今見てもやっぱりカッコいい。
当時のことを思い出しながら、ラケットを見ていると
いつまでたっても飽きないのだが、
我が家の11歳児は一瞬で飽きたようだった。(そりゃそうだ)
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