暑いね、ホントに暑い。
今日も今日とて汗だくだ。
でも、寒いよりいいや。
出来れば、テニスで汗をかきたいものだけど。
さて、プリンスのニューモデルを試打してみた。
■フェイスサイズ 110平方インチ
■ラケット長 27.25inch
■フレーム厚 26-28-24mm
■平均ウエイト 260g
■バランス 35.5cm
■ストリングパターン 16×19
■グリップサイズ 1、2、3
■メーカー希望税込価格 \36,750
プリンスの最新テクノロジーである、
「エナジーブリッヂ」と「エナジーチャネル」搭載。
プリンスの新たなグロメットシステム、見た目はかなり異質だが
実際の打球感に扱いづらさは無い。
初代のオースリーグロメットは、結構な違和感があったが、
癖を殺しながら良い特徴を残すという改良に成功している。
このサンダー110、スペックからして飛び系のラケットである。
トップ部のフレーム厚も、パワーを感じさせてくれる。
さて実際に打ってみた。
持った感じは若干トップにバランスがある。
ウエイトが260gだから、トップを重くしないと
ボールに負けてしまうのだろう。
この手のモデルの常道だ。
当然ながら、フレームパワーがあり、ボールが良く飛ぶ。
いったん振り出すと、ヘッドが自然に回ってくれて、
非常に楽にボールを打ち出すことができる。
その厚みからか、フェイスのどこに当たっても
パワーロスは感じない。
フェイスがねじれることなく、正確にボールを弾く。
実際、フェイスがサイズが大きいので当たり前だが、
持った感じ、振った感じともにフェイス部の大きさを感じる。
決して振りにくくは無いのだが、最近のラケットの中では
大ぶりに感じるサイズでもある。
安心感はあるが、シャープさは少し足りないかも。
楽にボールが飛んでいくので、フラットで思い切り振ると
かなり大きなアウトボールになったりする。
スイングスピードの速いプレーヤーは、
しっかり回転を掛けてコントロールをしないと
ボールが抑えきれないだろう。
ボレーは非常に楽だし、キレが良い。
多少のオフセンターヒットでもフェイスがブレないし、
アングルボレーなどの薄い当たりも、しっかりボールがキレる。
ローボレーなどは驚くほど楽に深く返球できる。
やはりラケットパワーのアシストが大きいのだ。
サービスもじゅうぶん楽にボールが飛んでいく。
しかし、いったん振り出したラケットは、
勝手にヘッドが回ってしまうので、
自分の意思を伝えきれないような気もした。
リストワークやフェイスの向きなど、最終的に
自分で微調整しているフィーリングが欲しいというのが、
不満が残った部分でもあった。
ただし、ボールにはじゅうぶん威力もあったし、
回転も掛かっているので、あくまで感覚の問題だと思う。
全体には非常に楽なラケットであった。
振り出したラケットは勝手に仕事をしてくれる。
多少のミスヒットでもボールは失速しない。
よく出来たラケットだと思う。
ダブルス中心のプレーヤーにすすめの1本だ。
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