怒り納め

結局、大晦日まで会社にいた。
まあ、毎年のことなので、どうということはない。

で、その大晦日のこと。

休みに入った子供たちがテニスをしたいと言う。
いつも取っている近所の施設は休館だった。
しかし、近所の公園のコートが使えそうだったので、
朝のうちに練習をすることにした。

その大晦日の朝、起き抜けに兄弟ゲンカ。
気持ちの収拾がつかなくなった9歳児はソファーでグズグズ。
食事をしようと言っても、なかなかテーブルに着かない。
これではテニスも間に合わない。
それでも、グズグズする9歳児。

ワタクシの堪忍袋の緒がプチン!と音を立てた。

 「いい加減にしろ!
  お前がテニスしたいっていうから、こうして準備してるんじゃないか!
  もう練習なんかやらない!ご飯も食べなくていい!」

我に返った9歳児、慌てて謝るも、時すでに遅し。
「ゴメンなさい」と言い続けるも、ワタクシの怒りは収まらない。

結局、テニスは中止。
ワタクシ、残った仕事を片付けるためにオフィスへ。

仕事を終え、帰って来てからも謝り続ける9歳児。

 「ゴメンなさい。ボクのために準備してくれたのに」

 「もう分かった。ただし、テニスはもう教えない」

 「え!?どうして・・・」

 「キミはテニスをする準備が出来ていない。
  ラケットがあって、ボールがあって、コートが準備されて、
  コートに連れて行ってもらって、 テニスを教えてくれる人が
 いることが当たり前だと思っているだろう?
  道具だって買ってるんだし、コートだってお金払って借りてる。
 普通はコーチだっていないんだよ。
  2時間もコーチに教えてもらったら、普通は何万円も掛かるんだ。
  そんなことが当たり前だと思っていたら、絶対に上手くならない。
  テニスが出来ることに感謝出来ない子には教えることは出来ない」

ようやく分かったようだ。
その後もしつこく言い続ける。

 「お願いします!テニスを教えてください!」

 「ダメ!」

 「お願いです!テニスをしたいんです」

 「テニスをする資格なし!」

 「お願いします!」

しつこい・・・・落語家の弟子入りじゃあるまいし。
そんなにテニスしたいのだろうか?
まだは初めて間もないし、そんなに上手くないっていうか、
テニスの入り口の手前くらいなんだけど。

あまりのしつこさになんとか事態は収束。
それにしても、大晦日に大爆発とは・・・少し自己嫌悪。

でもやっぱり、本当に自分がやりたいことなら、
それなりの準備とそれに対しての感謝は忘れないで欲しい。
この先、どうなるか分からないが、結局のところ、
自分のことは自分でやらなければいけないし、
自分をコントロール出来なければいけないから。

まあ、サッカーをやっていた時に比べれば、
自分から「やりたい」と言うだけましなのだけど。

思えば、ワタクシが子供の頃、親にやらされた習い事は
どれもやりたくなかったし、たぶん感謝もしていなかった。
だからなのか、どれもモノにならなかった。
やはり、自分の意思でやりたいと思えることが大事。

テニスのことではじめて怒ってしまったが、
そこは分かって欲しかった。

大きなお世話だが、テニスをしているジュニアたちにも
親御様や支えてくれる多くの人たち、環境に感謝の気持ちを
持って欲しいと思うのだ。
そう思えば、適当に打つボールは無くなると思う。
全球、真剣に打つだろう。

自分の仕事云々の話しではなく、またテニスに限らず、
すべてにおいてそう思ったりするのだ。

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