インプレ! BORIS BECKER V1

ジャスコのおもちゃ売り場。
トミカが4個で千円だった。

Tomica

こりゃお買い得と、働く車中心に選んだ。

子供(6歳)にあげようとしたら、
 「トミカ、興味無~い♪」
なんだよ!ってことで、友達の6歳児に見せるも、
 「興味ないよ・・・」

しかたがないので、上の子(9歳)に見せると、
 「トミカ・・・?ありがとう・・・」
さすがに9歳は、気の遣い方を知っている。
ただ、テンション低いのはモロバレだ。

結局、4台ともワタクシの部屋に置きっぱなしだ。
男子って、働く車が大好きなはずじゃないのか?

さて、インプレ。

ボリスベッカー ブランドだ。
Dsc_4378

最初に出た時は、ベッカーなんてシグネーチャーだけか、
フォルクルの亜流ブランドかと思っていたが、
試打するラケットがことごとく良い。
さすがベッカー、名前は伊達じゃないぞと反省している。

今回の試打ラケットはこれ。

Boris Becker V1
Dsc_4379
■フェイスサイズ 102平方インチ
■ラケット長     27インチ
■フレーム厚 26-23-29mm
■バランスポイント 325mm
■ウエイト     285g
■価格 オープン

パワーテニスの申し子、ベッカーが興したブランドのわりに
ベッカーシリーズはライトウエイトのモデルが多い。
ウエイト的に、いわゆる完全なツアー系と思えるようなモデルは、
Boris・Becker11(325g)くらいか。

初めてベッカーシリーズを持ったときには、その軽さに
若干の頼りなさを感じつつ、試打をした。
ところがその軽さなのに、ほとんど打ち負けることがない。
しっかり打球感もあるし、変に極端なバランスでもない。
非常に上手くつくられたラケットという印象だった。

今回試打したモデルは、中厚系に属するモデル。
Dsc_4381

そして、このスロートサイドに搭載されたダンパーが特徴。
グリップからフェイスへのパワーをスムースに伝えるらしい。
素材的にはシリコンぽいものが埋め込まれている。

Dsc_4382

フェイス部にも、フィルクルの看板テクノロジーである
DNXやビッググロメットシステムが搭載されている、
てんこ盛りラケットである。

Dsc_4386

ただ、フェイス形状などは、かなりオーソドクスで、
あまり違和感なく使えるのではないかと思う。

さて、実際に打ってみた。

ソフトである。
打球時のショックがほとんど無い。
フェイスが柔らかくボールを包んで、運び出してくれるような感じ。
ホールド感というか、いわゆる「球乗り」が非常に良い。
搭載テクノロジーの効果がよく出ているのだろう。

ホールド感が良いということは、コントロールへの安心感がある。
フェイスサイズも大きめなので、ダブルスのネットプレーで
アングルボレーなどの広角配球にはメリットが大きい。
かなりピンスポットにボールを運ぶことが出来る。

もちろんそれは、基本的に個々の技術の問題ではあるのだが、
安心感を持って打てるという意味では、貢献は大きいはず。
特に、試合などの緊張状態においては、安心感は重要である。

ホールド感が強い分、球離れの良さや、
スピンでの引っ掛ける感じは薄い。
早いスイングでポンポン打っていくとか、
キレを重視したスライスサービスを打ち込んでいくのとは
違った打球感のように思う。

実際、ダブルスの中で、デュースサイドから
逃げるスライスサービスを打ってみたが、
「ビシュッ!」とストリングで引っ掛けるような
イメージで打つことは出来なかった。

まあ、このあたりは好みの問題なので、ボールを乗せて
しっかり運びたいという、プレースメント重視の方には
バッチリはまるラケットなのだろうと思う。

ダブルス中心の技巧派女性プレーヤーに良い1本か。


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