やっぱりコーラは瓶が美味い。
ビールも缶よりも瓶だよなぁ。
瓶で飲むのって絶妙に違うよね。
さて、前に書いた世代交代のこと。
どの会社もどの組織も年をとるし、歴史を重ねる。
何もせず、流れのままにそのまま過ごせば、ただ古くなる。
この業界はまだ歴史が浅い。
ウチの会社がテニススクール事業の創世記に創業して50周年。
当然、幾度かの代替わりを経てきた。
他社さんもほどなく同じような時期に直面するはず。
実はどこの同業他社も大小の差はあれ、そんな時期を過ぎてはきた。
ベテランコーチの大量離職という形での若返りも少なくない。
給与が下げられたのか、明確に引導を渡されたのか、
辞めざるを得ない状況に追い込まれたのか、
実際のところはわからないが、
ワタクシが知る限り、何社にもそんな時期があった。
レッスン以外に会社に貢献出来るものを持っていないのは
自分のこれまでが招いたこととも思うし、組織とはそういうもの。
じゃあ、自分は何が出来るの?を早くからつくっていかないと、
ある年齢でそうなってしまうよねとも思う。
会社に限らず、業界や団体、様々な場面で世代交代が議論されるが、
なるほどと気づいたのは、交代の対象は兵隊たちだってってこと。
トップが「そろそろ世代交代を」と交代させるのはコマの人たち。
トップは変わらずに、それを支えてきた人たち、
または周囲を固めてきたメンバーがすげ替えられて、
「はい、体制一新完了」が実は多い。
あれ?って。
確かに変える誰かがいなければ変わらないわけで、
オーナーだったら退きようもないし、そりゃそうだよね。
同族会社だったらなおさら。
組織の若返りってそういうことなのかもしれない。
定年とか規定上の時限があるから、自然に切れるんだろうけど、
それを待ちきれない経営的な事情や、業態の事情もある。
(オジさん、オバさんコーチばかりじゃ、お客様集められないし、人件費も高いし)
そしてベテランや中堅が櫛の歯が抜けるように離職・・ってパターンは今も起こっている。
ということで、これは自分自身にも関わる問題ではあるけど、
このテニス業界に携わる人たちがどうなるかは、
若い頃からのワタクシ的な課題でもある。
20代の頃から根っこにあったのは、コーチの寿命。
どこまで一線を張れるのか。
組織にとって必要とされるのはいつまで?
会社がコストパフォーマンスをどう考えるのか。
やっぱり「コートの中のことだけ」の人材だと厳しい。
じゃあ、何をするのか?何ができるのか?
何を学び、何を生み出せば生き残れるのか。
毎日、一所懸命レッスンして、「今日もよく働いたなぁ」と
ビール飲んで寝て、また次の日にレッスンを頑張るの繰り返しだったら、
そりゃどこかで切られるよね。
切られなくても給料は下がるよね。
これ当たり前。
有名選手でもないワタクシのようなテニスコーチは今は山ほどいる。
名声のある雲上人の皆さんは参考にならない。
社員コーチになったから安泰なんてことも一切ない。
金ない、人脈ない、実績ない若造がテニスコーチになって、
この業界でどう生きていけるかのロールモデルのひとつになればと思ってきた。
ここまでやってこれたこと自体、人に恵まれて仕事に恵まれた幸運の結果だし、
関わってくださった方、使ってくださった方には感謝感謝なんだけど。
まだまだこの業界、いく先は霞みがかっている。
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