3年間、学校行事にはほとんど行けなかったので、
せめて卒等式にくらいはと休みにしていたのだが、
直前で数件の予定が入ってしまい、結局仕事になってしまった。
当日朝、「おはよう。卒業おめでとう。ごめん、卒業式行けないんだ」
と言うと、「ありがとうございます。大丈夫です」と長男。
ここ数週間で一気に大人になったような気がする。
妻からメールをもらったが、感動的な式だったらしい。
見たかったけど、まあ仕方ない。
とにかく、おめでとう。
大学4年間、しっかり学び、たくさん遊べよ。
さて、ビジネスパル東京大会最終日。
ベスト4まで勝ち上がったレック興発は準決勝に臨んだ。
今日勝って、東京大会から2枠しかない関東大会への切符を
何としてでも手に入れたいところ。
今週も前週と同じメンバーだ。
ダブルス1は取ったが、シングルスは競りに競って6-8で敗退。
勝敗の掛かったダブルス2も接戦の末、敗退。
残念ながら準決勝敗退。
関東大会への切符は手にすることが出来なかった。
あと1ポイント、あと1ゲーム、あのポイントがなど、
悔しい思いもあるが、結果は結果として受け入れるしかない。
必死なのは相手も同じだから。
Team RECにはいくつかのチームがある。
日本リーグに出場しているトップチーム、東京実業団リーグに出場中のチーム、
ビジネスパルのチーム等、その都度メンバーを入れ替えながら戦っている。
それぞれのステージでレベルの差はあるが、
どのステージも真剣勝負だ。
社会人の大会、リーグは企業の福利厚生や
レクリエーションの意味合いを持ちながらの出場も多い。
試合はもちろん超真剣だけど。
ただ、Team RECは少し違う。
テニスを生業としている私たちだから、
テニスをより知ること、
テニスにより真摯に向き合うこと、
テニスの厳しさを知ること、
真剣な試合の場に身を置くこと。
それらが日々の仕事に生き、お客様に良いレッスンを
提供する大事な礎になると思い挑戦している。
ある同業他社さんは、このビジネスパルで大きな傷を負ったと仰っていた。
勢いに乗って出場した全国大会。
全国のレベルに跳ね返され、鼻っ柱を折られ、メンバーのエゴが噴出、
チームワークも壊れ、とても痛い思いをしたと聞いた。
しかし同時にそれは戒めとしてとても良い経験になったそうだ。
ワタクシたちもこれらのステージに出るためには色々なことがある。
まず選手を送り出す各スクールの苦労。
大変な思いをして穴を埋めて仲間を送り出す。
社会人の大会は土日が多いが、ワタクシたちの仕事は土日が忙しい。
選手を送り出すのは本当に大変なのだ。
そして、様々な思いがある。
メンバーに選ばれずに泣く。
悔しい思いを胸に秘め、「オレの分も頑張れよ」と仲間を送り出す。
自分が行きたいに決まっているが、それを乗り換え、ひとつ成長する。
そんな思いを背負って出て行く選手。
負けて泣く。
勝って泣く。
貢献出来ずに泣く。
打ち切りで試合が出来ずに泣く。
悔しい、嬉しい、様々な経験を思いをもらう。
色々なことをこの場からもらう。
Team RECは楽しそうに見えるかもしれないが、実はいつも超真剣だ。
おちゃらけて見えるかもしれないが、必死で戦っている。
負ければ悔しいし、涙も出る。
負けて「えへへ、負けちゃいましたぁ」なんてヘラヘラ出来ない。
たくさんの仲間の思いと、応援を背負っているから。
あとひとつで関東大会という次のステージにチャレンジ出来た。
今年はここで終わりなのが悔しい。
試合をしていないワタクシも悔しい。
選手はもっと悔しいだろう。
だからまた来年に向けて進む。
レックのモットー、「楽しく真剣に」を胸に前に進みたい。
最後に、いつも応援に来てくださる皆様、本当にありがとうございます。
選手を送り出してくれる仲間たちもありがとう。
皆、必死で頑張った。
次だね、次!
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