どうやら風邪っぽい。
くしゃみと鼻水とセキが出る。
「ゴホゴホ~ハクション!~ズズズ・・・」
みんなは心の中で「うるさいなぁ」って思ってるんだろう。
きっとそうに違いない。(被害妄想)
本社のNさんがこれをくれた。
「とうとう花粉症の仲間入りですね。これが効きますよ」
違いますって!
風邪です、風邪!
花粉症よりも風邪だと信じたい。
さて先日、長塚京子プロに岩本コーチを会わせることになった。
最初は澤村コーチあたりとラリーをする岩本コーチを
見てもらおうかと思ったのだが、「私が相手します!」と
長塚プロが言う。
そこで、30分だけの空き時間、
長塚プロと岩本コーチのラリーが実現した。
岩本コーチはKen’sのコーチ陣の中でも屈指の剛打野郎。
とにかく打つ!打つ!打つ!
しかもヘビーなトップガンガンにかける。
若さ爆発の元気テニスだ。
対する長塚プロは世界ランク28位だったとはいえ、
すでに引退して数年経っている。
しかも、男子と女子である。
ワタクシ、実は心の中で「相手出来るのかなぁ?大丈夫?」
なんてことを思っていた。
ラリーがはじまった。
そこにはワタクシの予想とは真逆の光景があった。
岩本コーチのトップスピンのかかったフルショットを
何ら苦もなく打ち返すではないか。
いや、返すというよりも、高く弾んだところを
フラット気味のショットで打ち込んでいる。
岩本コーチのフルショットに負けていないどころか、
攻撃しているのは長塚プロのほうだ。
岩本コーチのトップスピンの軌道に対して、
長塚プロの直線的な軌道を描いたボールが
ビシバシとコートに突き刺さる。
ストローク~ボレー~サービスと、
約20分間、ひと通りのラリーが終わった。
汗だくになっている岩本コーチ。
「すごいボールですね~。久々に息切れちゃった」
と笑顔の長塚プロ。
いやいや、ビックリした。
現役の頃はもっとすごかったのだろうが、
今もあんなボールを打つんだね。
最近はイベントでのプレーしか見てなかったから、
もはやそれなりにしか打てないのかと思ってた。
ゴメンなさい。
(「オレが相手する」とか言わないで良かった)
なんというか、ホント良いもの見せてもらったって思った。
あの時、Ken’s千葉校におられたお客様は、
かなりラッキーだったと思う。
なかなか見られないラリーですよ、あれは。
さすが、世界の舞台で活躍しただけはある。
やっぱり世界はスゴイのだってことを再認識した20分だった。
これからは「京子」ではなく「長塚さん」と呼ぶことにしよう。
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