メッチャ調子いいんすよ、テニスが。
上海から帰ってきて、マスターズカップで観たイメージそのままに
テニスをしてみようと思いつつ、ようやく帰国初テニスとなりました。
相変わらず自分のラケットが無い状態なのですが、
今週からはじまったラケットキャンペーンのおかげで
新製品が打ち放題。
え~と、まだ試打したことの無い機種は・・・
あった、これ!
フィルクルの新ブランド「ボリスベッカー」。
Boris Becker11 295
フェイスサイズ 98インチ
ウエイト 295g
バランス 32.0cm
レングス 27インチ
フレーム厚 20mm
グリップサイズ 2.3
ストリングパターン 16×19
推奨テンション 50-60LBS
価格 オープン
見た目もスペックもいたって普通のラケットです。
目立つのは、ベッカーのサービスフォームをかたどった
ステンシルマークくらいか。
どうやら、295っていうのはウエイトみたいです。
普通が良いのです。
あれこれ新機能が載っていなくとも、しっかり骨太ならばOK。
さて、インプレ。
良い!非常に良い!
最初の4・5分ほどは特性を掴むのに苦労したけど、
慣れてくるにつれ、自分の手の延長のごとく操れる楽しさが。
まずはとにかく軽い。
もちろん全重量も軽いのだけれど、バランスが秀逸。
その軽さでヘッドがボールに負けてしまわない
ギリギリの線にバランス設定がしてある。
操作性とラケットパワーが高次元で両立しています。
さて、飛びはというと、決して飛ぶとは言えない。
やはり、しっかり振らないと飛んでいきません。
しかし、ガツン!と腕に響くような振動は無い。
フェイスセンターに当てれば、抜けるような感触が得られます。
飛び過ぎない分、スピン量の調整もしやすいし、
足元に沈めるトップスピンでのパスもイメージどおりに打てました。
一番のメリットを感じたのは、やはり軽さからか
接近戦のネットプレーでの反応の良さ。
思うところに一瞬でフェイスをセットすることが出来ます。
打ち込まれても、反応が間に合わないことがほとんどありませんでした。
ワタクシ、ベッカー時代のテニスは大好きですが、
ベッカーもファンではありませんでした。
つまり、ベッカーには何の思い入れもない。
むしろ、最近のむさ苦しさというか、
たるみ具合には失望しているほう。
そんなわけで、あまり期待せずに使ったのですが、
良い意味で期待を大きく裏切ってくれました。
とにかくこのラケット、個人的にはかなり気に入りました。
ダブルスを2セットほどプレーしましたが、
スコアもショットもほとんど文句なし。
上海帰りのリル・・・じゃない、旭コーチと組んだダブルスでは、
ニイハオボレーとか謝謝サービスが炸裂。
(なんじゃそりゃ?!)
旭コーチからも、
「いいですね~!次のラケットはこれにしたらどうですか?」
との声が出るほど。
マスターズカップのイメージトレーニングのおかげだけでは無いでしょう。
決して、上級レベルの方だけのモデルでもありません。
中級以上の方ならじゅうぶんに使いこなせるかと思います。
一度、打ってみる価値ありの1本だと思います。
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