デザインオフィスとか、就任とか。

テニス


通勤途中、神宮前あたり。

デザイン事務所らしいのだけど、とにかくオシャレ。
なんだろう、このクルマ。
これも作品なのかな。
オフィスにクルマってカッコよすぎ。
いいわー


さて、ちょっと大変なことになった。

「ちょっと」と言いながら「大変」というのは文章的におかしい気もするが、
とにかく、大変なことではあるのだ。

(公益社団法人)日本プロテニス協会 において副理事長に就任してしまった。
してしまったというのは失礼か・・・就任させていただいた。

プロテニス協会の実務執行は理事会が担っている。
そのトップは理事長である。
副理事長はその補佐・・・なのかな、たぶんそうだろう。

理事長を先頭として、協会があるべき方向に進んでいくのをサポートする役割だ。
もちろん理事長がトップとはいえ、どこぞの病院や協会のように
異常な権限を持っているわけではなく、
あくまで理事の代表としてその任を担うわけで、おかしな独裁権は持っていない。
その理事長を補佐するために、理事や関係者の意見の取りまとめ、
時には理事長に違う方向性の具申もしなければいけない。

ワタクシが若い頃、日本プロテニス協会の理事の皆さんは雲の上の方々だった。
プレーヤーとして素晴らしい実績を持った方、プロコーチとして第一人者の方々、
テニスビジネスのパイオニアとして高名な方々、理事会にはとにかくすごい方々が揃っていた。

数年前から理事として活動させていただいているが、
そもそも雲の上の方々が就いておられた要職の一端を担っていること自体、
恐れ多いことだったのだが、前期は常務理事、そして今期は副理事長である。
申し訳ない・・・というか、プレッシャーが半端ない。

理事は会員による選挙で選ばれる。
改選時期が近づくと選挙管理委員会が設置され、立候補受付から公示、投票、開票、
選挙結果によって理事が決まるのだ。
ある意味、非常に公正ではあるが、バトルでもあったりする。(んじゃないかな。たぶん)

票を取るために、マメに選挙活動をする方もいると聞く。
地域のキーマンにコンタクトして・・・なんて話もある。
ちなみにワタクシは何もしない。
そんな時間はないし、素の状態で落ちれば落ちたで良いと思っているから。

そして、理事になったからといって、何の特典も恩恵もない。
単に仕事が増えるだけである。
お世話になったテニスのため、テニス界に出来ることをとの思いである。
カッコつけているわけではなく、テニスというスポーツと、
テニス業界が良くならないと、ワタクシたちの仕事も立ち行かないからだ。

今回の就任もワタクシが仕事が出来るからとかそういうことではないと思う。
与えられた仕事において当たり前のことはしているだけ。

当たり前のことってなに?って話だが、
・決めた期日は守る
・メールには返信をする
・ホウレンソウをする
・まずなにが正しいかをベースに置く
・好き嫌いで動かない
くらいのことだ。


ちなみにワタクシは出世するタイプではない。
目上の方、偉い方に敬意は払うが、そういう方も間違うことはあるし、
すべてにおいて正しいわけではないから、言い方には気をつけながら意見は言う。
平たく言うと、違うものは違うわけで、白い物を黒とは言えない。

このあたりがサラリーマンというか組織には向かないタイプだと自覚はしているが、
どうにもこれは変わらない。

加えて、組織内政治や営業活動、椅子取りゲームは好きじゃない。
そんなことでポジション確保してもなぁと思うので、
そもそも出世レースに出場すらしてないのだ。

もちろん、嫌われるよりは好かれた方が良いに決まっているが、
揉み手すりすりはどうにも上手じゃないというか、
それは違いますよねってのが、口にも顔にも態度にも出るので、
「愛い奴じゃ」にはならないのはどうしようもない。

ということで、会社でも協会でも業界でも出世はしないが、
やることというか、自分に出来ることがあることのみが存在意義だと思う。

「ならぬことはならぬものです」という、会津藩の「什の掟―じゅうのおきて」を
心の中に置いているので、あっという間に干される可能性も大である。
(すでに干されている場所もあるって話も)
まあ、正しいことが通らない組織で頑張る気もないから、それならそれでってのもあるけど。

いずれにしても、自ら望んだわけでも誰に頼んだわけでもない役割だが、
テニス界にもう少し貢献しなさいということなのだろうと考えて、
出来ることを誠実にやるしかないと思っている。

もちろん、本業があるわけで、こちらがしっかりやっていてこその
業界の仕事だから、まずは会社での役割りがあるうちはしっかりこなそうと思う。

今回の就任は、様々な方からお声がけをいただいている。
近い方からは、「大変な役目引き受けちゃったね」と言われ、
外部の方からは「おめでとうございます」と言われる。
前者の感想が合っている。(苦笑)

ちなみに社内においては完全無風だ。
誰からも何も言われない。
社内では気配を殺して生きているので、
担当チームのメンバーの一部しかワタクシが何をしているのか知らないだろうし、
業務で絡まない人たちは興味もないと思う。
それでいいのだ。

まずはすべきことをするのみだ。

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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