ハマスタとか、上位者はウルトラマンとか。

仕事

関内駅

べイスターズタウンである。

駅を出たら・・

ハマスタ(横浜スタジアム)
圧巻の存在感。
マリスタも負けねえぜ!
頑張れ、千葉!


さて、影響力やら破壊力の話。

ウルトラマンが怪獣と戦っている。
怪獣を放り投げた先のビルが崩壊する。
くんずほぐれつで足元の家が壊されていく。

正義の戦いの足元で何人が死んでいるのだろう。
地球を守るためという大義のもとにはそれくらいの犠牲は仕方がないってことなのか。

トップや上司はウルトラマンだ。
部下たちはその一挙手一投足、発言のひとつひとつに揺れ、右往左往する。
ウルトラマンの足元にいる人たちほどではないが、言動ひとつで人生を左右される。
なんならウルトラマンが寝返り打った腕の下敷きで命を落とした人もいるかもしれない。
そんな大げさなって思うかもしれないが、それほどのものなのだ。

こんな話を聞いた。
上司との電話を終えた社員が言ったそうだ。
「なんか機嫌悪かった」

忙しかったのかもしれない。
実際、楽しい報告ではなかったのかもしれない。
それが受け答えににじみ出でしまったのかも。
部下はそれを敏感に受け止めるのだなと思った。

実はこの話、ワタクシのことである。
自分としてはそんなつもりはなかったし、別に忙しくもなかった。
仲間からの電話や会話は威圧的にならないように注意もしている。
しかしそう感じられたってこと。
そういうものなのか。気をつけなければと。

上司が何気なく言った言葉も部下にすれば大きなことだ。
それが正式な場面であれ、くだけた酒の席であれ同じこと。
皆、上位者が言ったことを敏感に、そして重く受け止める。

酒の席だからなんてことは関係ない。
そもそも無礼講なんてものは存在しない。

酒の勢いで言ってしまったことも公式見解でしかない。
だから迂闊なことは言ってはいけない。

「あいつはまだまだだ」
「お前もそろそろ・・な」
「キャリアを積むためには、色んな場所で色んな経験を」

上位者は無意識のひと言かもしれないが、言われた側への破壊力は半端無い。
もうその日から心穏やかではいられない。

上位者の言葉は重いのだ。
それは場面を選ばず常に重い。
お酒がどうこうも無い。
そんなことで心を病んでしまう社員だっている。

上位者は自由に振る舞うことに慣れている。
基本的に誰も文句を言わないし、諫めることもしれくれないから、
自分のすることがすべて正義になっていく。

部下たちは上位者に給料と人事を握られているから何も言えないし、
それに類することへのコメントには敏感に反応する。

上位者が思っている重さと、部下が受け止める衝撃は天と地ほど違う。
それを理解せずに言葉を発し続けると離脱が増える。

上位者は部下の人生を背負っているし、握っている。
部下には奥様もお子さんも家族もいる。
その重みを思えば、軽々な発言は出来ないはず。

自分の思う言葉も重みと部下が受けとめる衝撃の違いを理解していないと大変なことになる。
「すべては会社のため・従業員のため」はわかる。
しかし、その大義の足元で死んでいく人間もいることに思いをはせることも必要だと思う。

上司の理屈は基本的に勝者の理論。
それを部下と共有するのは無理な話。
トップや上司はウルトラマンなのだ。
足元にも人がいることを意識しなければいけない。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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