shimokitaとか、一歩間違えばビッグモーターとか。

仕事

下北沢あたりに行ってみた。

小田急線が地下に潜った後に商店街ができている。

下北線路街というらしい。

メッチャおしゃれな街並み。
人気の街なのも納得。

さて、ビッグモーター問題。

面白がってる場合じゃないんだけど、出るわ出るわ、
会社としてやっちゃいけないことのオンパレード。
まさにヤバイ会社の見本市みたいなビッグモーターだ。

まずは不当な人事。
サララーマンにとってはこれが一番効く。
給料と人事を握られていて、しかもトップの気分ひとつで、
その日のうちに降格とか転勤とか、そりゃ誰も逆らえない。

とはいえ、人事も減給も被雇用者のうちは法律的な保護があるから、
戦えばそこまで理不尽な仕打ちを受けることもないと思うんだけど。

ただ、そこが組織の恐ろしいところで、外での常識が通用しないほどに
内部が特殊な世界だと幹部以下、従業員もほぼ洗脳状態だから、
「きっと自分が悪いんだ」って思わされることになってるんじゃないだろうか。

普通の感覚なら、そんなヤバイ会社はとっとと辞めようってことになると思うんだけど、
まずそういう考えすら持てなくするのが異常な環境による洗脳だからだ。
そしてそれをガマンしてでもと思わせる乱高下する報酬。

もらっている店長だと4,000万円の年収って、超大手や外資じゃないのにすごい額だ。
これなら少々はガマンするかなぁ。
もらえるうち数年は形だけでも服従して、多少お金貯めたところで辞めるとか。

低い店長で1,000万円だっけ?
この程度じゃ、体や心の方が大事だな。
実際、心の病気になってクビになり、その後亡くなった店長さんもいたらしい。
心の病気になると、「仕事をやめる」という選択肢が浮かばなくなるのが怖い。
仕事なんていくらでもあるからね。
すぐに逃げた方がいい。


経営計画書の中身も次々と暴かれてるけど、あの極端な表現は
件のコンサル会社さん特有の言い回し。
ワタクシも武蔵野さんのセミナーに行ったこともあるし、
社長の本も読んだし、昔からポッドキャストも聞いている。

たしかにああいう極端な物言いが興味深い方ではあるけど、
それを自社で使いこなすのは大変だろうなぁと思う。

トイレの便器を素手で掃除する研修も社員にさせたくないし、
自分もやりたくないなぁ。
そこまでのことをして得るものってなんなのかなと思ってしまうから。

上司は社員と飲みに行くのが義務なのもなぁ。
一緒に飲みに行ったり、食事したりって、お互いがそう思うからであって、
それを強制的にやることで何かを生み出すのはどうなんだろ。


とはいえ、なるほど!と思う良い部分がたくさんあるのも
武蔵野の小山社長の方法論でもあるので、
今回、ビッグモーターがその使い道を誤ったのは不幸でしかない。

「環境整備」という言葉も地に落ちた感があるが、
本来は職場環境を良好に保つために有効な手段であるはずだし、
それに類することはどこの会社にもあるはず。

「5S改善」はとても有効な整備手法だと思うし、
今の会社も品質を維持向上させるための定期的なチェックはやっている。
駐車場に木の葉が落ちていたら、その場で支配人に「降格!」と言わないが、
チェック結果を伝え、改善案を作成してもらうのは普通のことだ。


今回の件、良いことも有益な手法も使い方を間違うと
企業の命も人の命も奪う危険なものになってしまうということ。

つまりどの会社だって暗黒面に落ちてしまう危険性があるってことだ。

問題は一強のトップ以外は幹部全員が盲従し、誰も異を唱えなかったこと。
役員が雑草を見つけて、笑いながら「アウト〜!」と言ってたって、
そういう人を役員(経営陣)にしちゃダメだって。

経営陣の健全な機能とはほど遠いお粗末さだ。
組織として正しい方向に持っていくためにはイエスマンばかりじゃダメってこと。

まあ、ただただ従っていての今の立場だから、異を唱えるイコール退社だろうし、
貫ける人はいないんだろうな。


どこの会社でも実際、理不尽はたくさんあるし、
「ウチで車(商品)を買うこと」みたいなこともある。
数字を行かせるために自腹を切っていたなんて話も聞くし、
仕事上のミスを社員の給料から引いたって話もある。
(労働基準法24条違反です、これ)

程度の差はあれ、どこでもあることなんだけど、線を踏み越えちゃいけない。
そのためのトップであり、経営陣であり幹部である。
会社という(法)人格が暗黒面に落ちないことだ。


ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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