新緑とか、本質は大丈夫?とか。

仕事


神宮テニスクラブ前の銀杏並木。

東京に初めて来た時に驚いたのは、整備された緑が多いこと。
東京ってビルばかりだと思ってたから。
新緑っていいね。


さて、昨日の記事の補足など。


「意見は言うべき」という論旨ではあるのだが、
本質を見誤らないでほしいなと思う。

なぜ意見を述べるのか?
結構間違いやすいのが、「論破するため」的な発想になってしまうこと。

特に若いうちは、相手が上位者や年上や、誰であれ
論破して勝った気になってしまうことがある。
実はワタクシもそういう時代があった。
ホントにすみません。

で、論破した先に何が待っているか。
論破された相手が、賛同し一緒に動いてくれることはない。
子供じゃないのであからさまに反対はしないが、積極的に協力はしてくれない。
だって、人間だもの。(みつお、その2)

議論て勝ち負けじゃないってことが分かっていないと
正論かもしれないけど、気づいたら周りに誰もいないってことに・・・


どうして意見を言うのか。
なぜ議論をするのか。
それはより良い結果を導き出すため。

相手の考えを認め、より引き出し、自分の意見とすり合わせてみる。
そこからさらなる何かが生まれないか。
そのためにはどんなアプローチをするか。
ロボット相撲コンテストみたいに、相手を弾き出しても勝ちじゃないのだ。

基本的にリーダーは孤独。
部下に囲まれていても、決断をするのは自分。
文句を言われるのも、責任を取るのも自分。
自分が決めないと誰も決めてくれない。
部下と飲みに行ってるから孤独じゃないってことはない。
常にそれぞれの立場でプレッシャーと戦っている。

その際たるものが社長っていう立場だと思う。
ワタクシは経験がないので本当のところはわからないが、
昔からその大変さには寄り添いたいと思いながら仕事をしてきた。
でもきっと当事者以外には分かりようもない大変さなんだと思う。

「やってらんねえぜ」って辞められないし。
これってすごいプレッシャーだよね。

あ、話がそれた。
このあたりについては長らく、支える側だったので、
様々な思いを巡らせてきた経緯もあるので、機会があればまた。


話を戻す。
そこに勝ち負けとか論破を持ってきても何も生まれない。
寄り添い、一緒にもっと良くしたいという姿勢じゃないとダメ。

意見を言う側がどんな姿勢なのかは、実は相手には丸見え。
聞いてもらえるのか、その後にどんなことが待っているのかは、
その人の姿勢で決まる。

もちろん、
「言ってやったぜ」
(物怖じせずに意見を言えるオレってすごいだろ)
は愚かのひと言。

「言わせてもらいます」「言ったまでです」は、本質の議論から外れていくだけ。
モノを言うってそこじゃないんだなぁ。
そういう勘違いが許されるのは新人の頃まで。
そんなことをしていたらリーダーは無理だ。

ということで、勘違いで失敗する若者が出ないように補足しておく。
つまりは、ワタクシ自身、いっぱい失敗してきたってことなんだけどね〜。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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