あまりゴルフに一所懸命ではないでおなじみのワタクシだが、
マスターズはそれなりに観ている。
一度でいいので、あのコース回ってみたいよね。
ウインブルドンのセンターコートでテニスするのと
どっちがいい?って聞かれたら、ウインブルドン選ぶけど。
ということで、こんな動画を発見。
ゴルフに詳しくないワタクシでも感動するレジェンドの競演。
こういうの、いいね。
で、肝心の本戦は・・・よくわかっていない。(笑)
さて、モノがない。
トヨタが生産の見込みが立たず、ある車種の受注をストップしたそうだ。
お客様を待たせるにしてもあまりに先が見えずで、やむなく決定したとか。
そういえば、ランドクルーザーも3〜4年待ちだし、
その影響なのか中古車価格も急騰含みで動いている。
3世代前の14万キロ走行車が350万円とかありえないでしょ。
新車生産においては、早くから半導体不足が言われていた。
実は昨年あたりからPCも一時は入荷が見えない状況が続いていた。
2022年はPCも買えなくなるかと思ったほど。
ガソリンもその代表例だけど、それ以外にも様々な資材が不足し、
値上がりが始まっている。
で、それはスポーツ業界も一緒。
テニス界ではこれまでに経験したことのないほどの物不足。
一般の方からすると「お店にラケット並んでるよね」という感じかもしれないが、
実は大元のメーカーさんには全然在庫がない。
これはコロナ禍による景気の後退でメーカーさんが一気に効率化に舵を切って、
受注した分の商品しかつくらなくなったことがある。
しかも生産の遅れによって、受注分のデリバリーもままならない状況。
結果、注文残が積み上がり、出荷がどんどん遅れていくという悪循環。
ラケットの主な生産地の中国工場はコロナでの休業、
そして再開しても今度は人手が戻らず生産がままならない。
以前は注文から出荷まで3ヶ月程度だったものが、昨年は1年後に。
さらに今年に入ってからは「出荷時期はわからない」との回答になったとか。
シューズ工場が多いベトナムはロックダウンが相次ぎ、生産できず。
特にパーツの多いシューズは全部品が揃わないとラインが動かないから、
どんな小さなパーツでも、それが遅れれば何もできずの状態。
加えて物流もコンテナの争奪戦。
ハブ港には通関待ちの船がずらりと並ぶ。
コンテナの空きもないので、価格は9倍に高騰。
実は街場のお店で見る状況とはかけ離れた商品不足が起きている。
ワタクシたちの会社はそれでも販売量がそれなりに多いので、
まだメーカーさんから商品が回ってくる方だし、
各社の担当者さんとの関係性も出来ているので、
連携しながらの対応ができているが、
規模の小さなところは壊滅的じゃないだろうか。
そもそも小さな取引先はどんどん口座を閉めてるメーカーさんも増えて来たし。
とにかく、この2年はこれまでに経験したことのない状況が続いている。
ワタクシも30年のバイヤー歴でいちばん商品を発注しているが、
それでもじゅうぶんに商材が揃わないのが現在だ。
様々なことにおいて、「コロナが明けたら」という言い方をしてはいたけど、
もうそれはないと考えた方が良いと思う。
コロナは完全にはなくならないし、一度効率化に舵を切った経営方針は変わらない。
何度説明しても意識が変わらない人たちもいるが、
この時代、この事態に対応する以外に道はない。
「以前に戻る」ことを根拠もなく期待するのではなく、
もうこういうものだと思って動くことだと思う。
この状況下で様々な手を繰り出し、何がどこまでできるか。
変化に対応できる種が生き残るってことを思い知らされている、ここ最近である。
もうすぐラケットキャンペーンやります。
そんなわけで早めの注文をオススメします。
「宣伝かいっ!」じゃなくて、ホントです。
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