原宿と代々木の間、裏通りあたり。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_7859.jpg)
いちおうバーみたいな店。
怖いよね。
さて、ダンロップさんから新製品が発売になった。
実は昨年中に発表試打会にお邪魔していたのだが、
なんだかんだと忙しく、気づけば情報解禁どころか発売に。
ダンロップさん、ごめんなさい。
ということで、試打会の様子。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8083.jpg)
開発担当のKさんのプレゼン。
そして山崎純平プロの挨拶。
試合会場以外では会ったことはないが、打球はえげつなく速いけど好青年。
で、今回発売になったのがこちら。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8085.jpg)
SXシリーズである。
このシリーズ名では2代目になるのかな。
スピン性能を前面に押し出したモデルだ。
初代の説明では「弾道補正をしてくれるラケット」というものだったけど、
実際、特殊構造のグロメットの稼働域がボールをくわえてくれて、
上がりやすい、スピンがかかりやすいラケットに仕上がっていた。
HEADのEXTREMEもそうだけど、グロメットでかなり味付けが変わる。
ストリングが稼働する方向を縦横互い違いに配置するという、
なるほどそういう手があったかというSXシリーズである。
ただ、その感触が顕著で若干の違和感があったのも事実。
ラケットのアシストはあるけど、ちょっと極端かなぁとも思ったり。
そんなスピン性能を纏ったSXの新製品がこちら。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8088.jpg)
まずは、基本モデルの300。
様々な部分で改良が加えられている。
特筆すべきはストリングの稼働域を制御するスピンブーストグロメット。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8092.jpg)
従来のメイン10本から12本に。
これにより、さらにボールをくわえ、上がりやすくなっているそうだ。
デザインも目立っていい感じ。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8089.jpg)
シャフトもスリットで剛性を出している。(たぶん)
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8094.jpg)
打ってみた。
ほほ〜、なるほど。
前モデルよりもクセを感じない。
ストリングがボールをくわえるというか、ストリング面がたわんで
ボールがめりこむというか、くわえすぎる感じもあった前モデルだが、
その極端な感じが消えて、シャープな打球感に。
ただ、シャープながらもしっかりボールをくわえるという、
絶妙なラインでの味付けになっている。
性能は強化しつつ、フィーリングは使いやすく。
対象層というか、好き嫌いが出づらくなる、
この進化は歓迎すべきものだと思う。
フレームの剛性は高いと思うが、カツカツ、ガツガツという不快な衝撃はない。
フェイスのたわみと、ストリングのくわえ込みが扱いやすさを感じさせてくれる。
実際、ボールの軌道は上がりやすい。
スピンが2割増しくらいでかかる感じ。
個人的にはスライスの感触がとても良かった。
とにかく乗る。
ネット付近をギリギリで超えて、バウンド後、低く伸びてくれるのは快感。
最近はスライスも多用するので、この感触はありがたい。
ボレーも楽。
一瞬のくわえ込みの感触が安心感をくれる。
そして思ったところにフェイスが打ち出してくれる。
とにかくラケット性能のアシストがしっかりありつつ、
使い手に向けて、機能のアピールを適度に、
フィーリング重視に味付けられたバランスはとても良い。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8093.jpg)
ちなみに、サービス・スマッシュは打っていない。
なぜなら、五十肩が最悪の時期だったから。
バックハンドがほぼスライスだったのもこのため。(涙)
ということで、縦の振りは感想無し。
申し訳ない。
なんにしてもこの新SXシリーズ、とても良い進化をした。
シリーズでは、軽量のLITEやフェイスサイズの大きなモデルも取り揃えているので、
性能の恩恵を受けつつ、扱いやすいモデルを選べる。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/th_IMG_8084.jpg)
実は、ラケットもストリングも「スピン」で打ち出すと売れるって傾向がある。
ただ、実際には「打ち方だよね」だったりするのだけど、
このSXシリーズは確実に恩恵を受けられる。
すでに発売になっていて、REC各校に試打ラケットと在庫も確保してあるので、
興味のある方はぜひお試しいただきたい。
オススメです!!!
#dunloptennis #dunlopsx #スピンラケット
コメント