ハイエースとか、敬語とか。

仕事

ランニングコースにて。

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毎週、イベント用のハイエースが停まっている。

実はRECカーの参考にさせてもらったのはヒミツ。

 

さて、たいへんお世話になっている大阪のハセガワくん
もう10数年の付き合いになる。

初めてあったのは前職の時の面接。
変わった子だなと思ったけど、妙な熱量があったので採用した。

一緒に仕事をするなかでは紆余曲折やぶつかり合いもあったけど、
そのパワーと思い込み力でどんどん力をつけていった。
いつのまにか欠かせない仲間として大きな存在に。

そんなある時、突然「辞めます」と衝撃の発言。
聞けば、もっとやりたいことが見つかったとか。
故郷の大阪に戻り3年計画で起業するという。

去る者は追わないことにしているワタクシだが、さすがにこの時は引き止めた。
同僚たちも総動員して止めたけど、結局気持ちは変わらず、彼は去っていった。
それほどの覚悟だったのだろう。

 

それからポツポツと近況報告もありつつ、彼は宣言通り起業した。
そして今も立派に会社を切り盛りしている。

もうどう考えてもワタクシのはるか先を進んでいる彼だが、
今も会う時は徹底して敬語である。

年齢も違うってのはあるにしても、とうに上司部下ではないし、
彼が言う「あの時に鍛えていただいた」のも大昔のことなのに。

 

現在もおおよそ月1回のペースで打ち合わせをしているのだが、
先日、彼の会社で打ち合わせをしていて気づいた。
社員の皆さんにも敬語なのね。

昼食をとりながら聞いてみた。

「社員さんにも敬語なのね?」

「はい。基本的にすべての方に敬語です」

「なんで?」(って、ワタクシが敬語じゃない)

「敬語を使っておいて間違いはないからです」

「距離がある感じにならないの?」

「西郷隆盛は目上目下関係なく、すべての人に敬語だったそうです。それに習っています」

そうなんだな。
やっぱり徹底ぶりがすごい。

 

実はワタクシも基本敬語である。
それは年齢が下でも、部下であっても同じ。
酒席などで多少くだけることはあるが、基本は敬語。
彼ほど徹底はしていないなと思ったけど。

ただ、根っこは同じだと思う。

上司や年上には敬語。
部下にはぞんざいな口調ってのはどうも苦手。
仮に出世して上司になった途端に偉そうになる人、信用できる?無理。

取引関係の立場で口調が変わるのも苦手。
どうして立場が強いと偉そうな口調や態度になるのかがわからない。

この前まで担当者であんなに親しくしてたのに、
部署が変わって、担当を外れた途端によそよそしくなる人とか。
なんだろう、この変わりようって。

 

なんかねぇ。
常に上下とか立場を意識しながら、使い分けるのって大変じゃないかな。
すべての人に敬意を払って接する方がシンプルなのにどうしてそうなるんだろう。

自分のポジションを確認したいのかな。
「オレはお前より上だぞ」「客だぞ」とか。

事あるごとに、端々にそんな確認行為が見える人っている。
細かなことに拘って本質を見ずに押さえ込むとか。

立場的に反論出来ないの分かってて意地悪や嫌味っぽいことを言ったり。
それを冗談にまぶしたって、言ってることは一緒。
相手は「勘弁してくださいよ〜」って笑いながら言うしかないの知ってるくせに。

そういう人と付き合うのって疲れる。(から、付き合わない)

関係性や上下や肩書きだけでなく、すべての人を認め、敬意を払う。
西郷さんて偉かったのね。

そしてハセガワくんも偉いわ。
今となっては彼にしてあげらることもなくて、
教えてもらうことばかりだけど、出会えて良かったよ。
これからも色々教えてね。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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