早朝テニスとか、PROSTAFF97 RFインプレとか。

テニス

久しぶりの早朝テニス。
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Wilson PROSTAFF97 RF/PROSTAFF97/PROSTAFF97L

ご一緒させていただく方はここにはちょっと書けない。
あのお歳でダブルス2セット楽しまれるのはすごい。
「95%は頼むね」と言われれば、死ぬ気で動くしかない。

そうそう、前の時間のコートに斉藤貴史プロがいた。
久しぶりに会ったけど元気そうだった。
「日本リーグ、出来て良かったですね」とのこと。
チャンピオンチームの余裕が・・・今年は負けないぜ。
別グループだけど、決勝トーナメントで会おう!

 

さて、せっかくのテニスなので、お借りしたラケットの試打を。
3本まとめて試打してしまおうという魂胆である。
PROSTAFFオンリーで2時間。
持つかな、オレ。

まずは、PROSTAFF97 RFから。
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ああ、やっぱりいいなぁ。
風格があるよね、RF。

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■フェイスサイズ:97平方インチ
■ラケット長:27インチ
■ウエイト:340g
■バランス:305mm
■フレーム厚:21.5mmフラットビーム
■ストリングパターン:16 x 19
■価格:36,000円(税抜き)

今回のモデルの特徴。
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フェイスのトップ部のカーボンが透けて見える。
そしてそこにプロスタッフのラインが。

他モデルは初期プロスタッフのカラーのラインだが
RFはシンプルなカラーが入っている。
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なるべく余計なカラーが目に入らないようにとのフェデラーのリクエストらしい。

なんとグリップエンドもブラック。
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よくウイルソン社がOKしたよね、これ。

そしてスペック。
ウエイトは340gである。
そんなラケット久しく使っていない。

ただ、持ち重りはしない。
バランスが304mmがけっこう効いてる。
自分でも使えるんじゃないかと思わせるところは作戦なのか?

実際、スイングしても、ウエイトでスイングしきれないことはない。
それなりにしっかり振れるし、ラケットに振り回される感じはない。
RFのこのスペックでも多くのユーザーに愛されているのが分かる気がした。

ただ、1セット終わったところで、実はめっちゃ疲れてたのはヒミツ。
振れるけど、長丁場はオジさんには厳しかったよ、ロジャー。

 

ということで、インプレ。

ワタクシ、プロスタッフユーザではない。
初代機から憧れのラケットであったのは間違いないが、
高価なうえに、やっと入手しても結局使いこなせなかった。

その後の歴代プロスタッフもひと通りは打ったけど、
使い込むほどではないので、先代との比較的なことはわからない。
悪しからず。(個人的にはBLADE系が好きなのね)

 

ということで、打ってみた。

けっこうカッチリしてる。
こんな感じだったっけ。

フェイスのどこに当たっても変にブレたり、
たわむ感じがなくて、フレームそのままにカツン!と
若干硬質なフィーリングでボールを飛ばしてくれる。

フィーリングとしては確かに昔から硬めだけど、
もう少ししなるというか、くわえる感触があるのが
プロスタッフかなと思ったのだけど、けっこうドライなフィーリング。

このあたりが素材の進化なのだろうか。
もしかすると、ワタクシの身体の退化がフレーム剛性についていけてないのかも。
そもそも初代プロスタッフのフィーリングを思い出しながら
比較してる時点で何からが間違ってるよね。
ごめん。

まあとにかく面剛性というかフレーム剛性が高い印象だ。
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フェイスのトップ部分にあたっても、変な振動や負け感、ブレ感がない。
しっかり振りさえすれば、ボールはちゃんと飛んでいってくる。

この感じ、どんなプレーヤーがこのラケットを使いこなせるのかを
ラケットが教えてくれているような気がする。
さすが王者のラケットである。

とにかくウソのない打球感という印象。
それだけにしっかり振ればちゃんと応えてくれるのでテニスが楽しい。

ただ、しっかり振り続けられかは別の話で、
サボればサボっただけのボールになる。
ここは許してはくれないのね。

打球はどうかというと、ボールが上がりづらいなと感じた。
フレームがボールを咥えてくれて、打球の軌道をあげてくれる感じはない。
基本的に多くがネットすれすれに鋭く飛んでいく感じ。

もちろん意識的にトップスピンをかければループを描いた打球がいくが、
普通に打てば、まあまあ直線的な打球が飛んでいく。

昔、全豪オープンの練習コートや試合を見た時のフェデラーのボールは
けっこうネットの上の方を通ってベースラインで急激に落ちてたけど、
ちょっとイメージ違うなぁ。
って、フェデラーと比べるのも間違ってるか。ごめん。

スライスもしっかり振らないと上がってくれない。
RFだけかもしれないが、しっかりスイングしてギュッと押さえ込むと
ネットすれすれに鈴木貴男プロかと思うようなスライスが飛んでくれる。
って、ウソつきました。
貴男さん、ごめんなさい。

とにかくしっかり振ると気持ちの良いボールが飛んで行ってくれる。
ラケットに優しさとか、過剰なアシストを求めてはいけない。
ちゃんと振ればちゃんと飛んでくれるという、当たり前のラケットだ。

ボレーもしっかり合わせて、キュッと送ってあげると
しっかり滑るするどいボールが出ていく。

アングルボレーも気持ち良くキレてくれるし、
ネットプレーのキレが一段上がったような勘違いをしてしまそうなくらい、

ウエイトが重いわりに取り回しは悪くない。
バランスが良いからネットプレーでも振り遅れ的なことはなかった。
けっこうオールラウンドなんだなって感じ。

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サービスは一番気持ちよかった。
フラット系のサービスもしっかりスピードが出る。

スライスサービスも引っかかりが良いから、
デュースコートからサービスサイドラインのかなり手前に落として
ノータッチに近いコースも狙いやすかった。

すっぴん・・じゃないやスピン系もふけてしまうことはなく、
ちゃんと引っかかって鋭い回転でちゃんと落ちてくれる。

やっぱ戦闘力のあるラケットだなと思った。
そりゃプロスタッフだから当然なんだけど。

ブレードはしなって咥えてズドン!と出ていく感じだったけど、
プロスタッフはガシッと捉えて、光速というか高速でボールを弾き出す感じ。

まあ使い手は選ぶんだろうけど、
やっぱりウイルソンのツアーモデルの頂点らしいラケットだ。

340gは決して振りづらくはない。
ただずっと使うと疲れる。
ワタクシは普段のテニスより疲れたし、身体も痛かった。
でもやっぱり使えるものならプロスタッフを使いたいと思わせてくれるものがある。

フェデラーそのままにはいかないけど、
フェデラーのイメージでプレーすると良いことがありそうなラケット。
それがPROSTAFF97 RF。

ああ、プロスタッフってこんななのね。
なんか、30年ぶりに使えそうな気もしてきたぞ。
(注:RFじゃなくて97ね)

プロスタッフファンの皆さん、今回のv13.0は買いです!
初回入荷数、めっちゃ少ないらしいので、
試打しなくても買ったほうが良いと思う。
ハズしはないと思います!オススメ!

#wilsontennis #wilsonprostaff #13代目の原点進化 #teamrec #rectennis

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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