雪とか、スピードってとか。

テニス

この前の雪には焦った。
あまり雪の降らない、千葉県の湾岸部もそれなりに降ったし、
各スクールからは続々と積雪情報が。

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こりゃ、雪かきに行かなくちゃかなと覚悟を決めたほど。
午後には止んで、徐々に溶け始めたからよかったけど。

もう4月になろうって時にねぇ。
やっぱり地球が次のフェイズに入ってるのかな。
人類も適応していかないと恐竜みたいになるのかも。

強い種の条件て、変化への適応力らしいし。
あ、ビジネスも一緒だ。
次のフェイズに適応していこう。
恐竜化だけは避けなければ。

 

さて、先日、「仕事の能力はスピード」ってことを書いてみた
何度もいうけど、ワタクシで出来ているかどうかは別の話だ。
そこのキミ!つっこまなくていいから。

ということで、先日のレックインドアテニススクール上石神井

レッスンを見ていて気になるところがあった。
それほどの大問題ではないのかしれないが、やっぱり気になる。

それはコーチの送球時の振る舞いというか、仕草。

とはいえ、送球は正確、しっかりコントロールされているし、
レベルに合わせての調整も出来ているように見える。

しかし、キャスターからボールをピックアップする時、
ほんのわずかに間が空いた時の動作がどうにも気になってしかたがない。
マニュアルに定められていないとは言わないが、
明確な記載とも言えない、とても微妙なところ。

ちょうど、タケダヘッドコーチが通ったので、
呼び止めて話しかける。

「タケちゃん、あの送球、どう思う?」

「どう・・ですか?送球も正確だし、悪くないと思います」

「そうだよね。キャリアもあるし、悪くはないよね。でも、気になるんだ。分かる?」

「うーん。わかりません」

「ちょうど全コート、同じ場所から送球してるから、
全コートのコーチのフォームを重ね合わせて見て。どう?」

「ヘッドですか・・?」

「そう。ラケットヘッドとスタンスかな。違いわかる?」

「わかります。間隔でヘッドがダランと落ちる。あと、スタンス狭めなので献身的に見えない」

「そうなのよ。単体で見たり、送球結果を見れば問題はないんだけどね」

「ダメではないけど、修正の余地はありと・・」

「うん。多分、それが数値に直結じゃないと思うんだけど、
そういうことの積み重ねがスクールの品質や雰囲気、
空気をつくるんじゃないかと思うんだよね」

「そうですか・・」

「例えば、今日初めて見学に来て、誰のレッスンを受けたいかなと
純粋に感覚的に選ぶとしたら・・だれだろうって」

若干納得してないかも。
まあ、そりゃそうかも。
こんな細かいこと。

「細かくて申し訳ないんだけど、献身的なフォームって項目もあるじゃない。
そこの線引きをヘッドコーチとしてどう見るか、気づくかも期待したいんだけど」

「・・・・」

言い方は別として、「ヘッドコーチとしてどうなの?」はキツかったか。
明らかに表情が曇ってしまったし。
「ちょっと考えてみて」とリリース。

 

その後、ネジメ支配人と話しながらレッスンを見ていた。

数分後、コートサイドから戻って来たタケダコーチ。

「いちばん模範になりそうな送球フォームのコーチの動画を撮りました。
これです。
これを好例としてスタッフLINEに流します。
皆で共有して、ここから外れていないか今日から確認します」

さっき話をしてから10分も経っていない。

タケちゃん、凹んじゃったかな。
ネジメさん、フォローしといてね。(でも改善はしてね)
と言おうと思っていた自分を恥じた。

ワタクシなら、まず叱られたことについて、
頭にきた心を整理してからじゃないと動かないかも。

まあ、良くて明日くらいの改善策報告かなと思ってたけど、
そのまま受け止めて、最速で改善に向けて動いてくれた。
すごいな、タケちゃん。

ちなみに改善策をずるずる答えないということはあり得ない。
しかし、このスピード感は驚いたと同時に、少し感動した。
(ホントは大いに感動した)

この関係性とスピード感があれば、もっともっとチームもレッスンも良くなると思った。

初めて会った頃は、あれこれ言うと、
「納得いきません。信頼されてないってことですか」と泣きそうな顔で抗議しながら、
それでも残ってやることやってくれてたけど、最近はそんなレベルをとうに超えている。

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スピードってこういうことなのかもと気づきをもらった。
伸び代が見えて、ちょっと心が揺れた、ある日の出来こと。
まだまだ頑張ろう。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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