悪魔の・・とか、Wilson ULTRA TOUR解禁&インプレ!とか。

テニス用品

メッチャ人気で売り切れ続出とボスから聞いた。
出張先で見つけたので食べてみた。
IMG_9699
うん、美味しい。
感動するほどではないが、適度なB級感もあるのがナイス。
結局こういうものが定番なのかもね。

 

さて、いよいよ情報解禁になった。

何が?ってこれである。
IMG_9729
錦織圭がラケットを替える。
写真で分かる通り、ULTRAカラーである。

本日、ようやくこの新しいモデルの情報が解禁になったのだ。
シリーズ名は、ULTRA TOUR。
3機種が発表になった。

 

UKTRA TOUR 95CV
WR000711U_Ultra_95CV_Navy_LightBlue_Gloss_Front
■フェイスサイズ:95平方インチ
■ラケット長:27.25インチ
■フレーム厚:22mm
■ウエイト:309g
■ストリングパターン:16×20
■バランス:325 mm
■グリップサイズ:2・3
■価格:36,000円

錦織圭使用モデルである。
実はモールド(フレームの型)はBURNと変わらない。

大きく違うのはこれ。
crashzone1
CRASH ZONEという。

どこに入っているかというとこんな感じ。
crashzone2
すでにULTRAシリーズに搭載されているこのテクノロジー。
このパーツが変形することでメインストリングがたわみ、
衝撃を吸収し、マイルドな打球感が生まれるのだ。

加えて、この効果はスイートエリアを広げる効果があるそうで、
2,7%相当のフェイスサイズ拡大効果があるとのこと。

これがBURNのモールドに搭載され、テクノロジーはULTRAなので、
ULTRA TOURになったというわけ。
ちなみに発売は12月だ。

 

ということで、あと2機種。

ULTRA TOUR 95JP CV
WR005911U_ULTRA_TOUR_95JP_CV_Navy_LightBlue_Front
■フェイスサイズ:95平方インチ
■ラケット長:27.25インチ
■フレーム厚:22mm
■ウエイト:289g
■ストリングパターン:16×20
■バランス:340 mm
■グリップサイズ:2・3
■価格:35,000円

BURNにもあったが、日本仕様モデルである。
JがJP表記になったのは、J=ジュニア用のイメージと
誤解を防ぐためだとか、そうではないとか。(そうなのね)

ウエイトが289gということで、
まだ身体の出来上がっていないジュニア選手なども
しっかり振れるスペックになっている。

残念ながらこのモデルは来年1月発売。
少々お待ちいただきたい。

 

ULTRA TOUR 100CV
WR006011U_ULTRA_TOUR_100_CV_Navy_LightBlue_Front
■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.25インチ
■フレーム厚:22mm
■ウエイト:293g
■ストリングパターン:16×20
■バランス:330 mm
■グリップサイズ:2・3
■価格:35,000円

実売ではこれがメインになるんじゃないかなと思う。
やはりこのフェイスサイズは違和感が少ないし、
パワーも含め、オールラウンドな安心感も大きい。

 

そんなわけで錦織圭の代名詞のBURNがULTRAに変わるという、
まさにウルトラCを仕掛けてきたウイルソン。

モールドそのままでカラー変えて、グロメット変えて
そんなに変わるんかいなと半信半疑で試打をしてみた。

ここがキモの部分。
IMG_9370

ULTRAカラーだが、つや消しではなくグロス塗装。
IMG_9372

IMG_9371
選手モデルはグロスが多いし、こっちの方がいいな、やっぱり。

 

打ってみた。

全然違う!

クラッシュゾーンてこんなに振動吸収したっけ?
驚くほどにボールがフェイスに粘っている感触が強い。

いったんメインストリングがボールを咥え込んで、
そこから一気に打ち出す感じ。

打球感も柔らかいというか、ナチュラルストリングを張ったようなイメージかな。
グロメットでナチュラルの感触が出せるって新たな発見だ。

BURNは若干ガツン!という感じもあったが、
ULTRA TOURはとても腕に優しくなった。
対象層が一気に広がる予感が。

この掴む感じは、コントロールへの安心感も大きい。

ボールとストリングが接触している時間は1,000分の5秒程度で、
それほど変わるものではないことはわかっているが、
感覚的には一瞬のつかみ感は、自分の意思をボールに伝えることが
できたような感覚につながる。

そしてスピン量もコントロールしやすい気がする。
物理的には大きな変化はないのかもしれないし、
千分の秒単位で人間がコントロール出来ることはないだろうが、
感覚的にはクラッシュゾーンの恩恵は大きいように思う。

ソフトでくわえるとなると、球離れは悪いのかなと思いがちだが、
そんなことは無かった。
パワーは損なわれていないし、ダルい感触もない。
非常に扱いやすいバランスのとれたモデルに仕上がっている。

個人的には、0,25インチロングは違和感はあるが、
これはおそらく慣れの問題だと思う。
使い込んでいくうちにきっと慣れるんじゃないだろうか。
ロングサイズはサービスのパワーアップなども恩恵も大きいので、
振れるのならばロングタイプへのチャレンジも良いと思う。

とにかく、グロメットの変更でここまで味が変わるのは
目からウロコがポロポロと落ちこぼれた新鮮な体験だった。

錦織圭も年齢を重ねて、さらにラケットへのリクエストが増えたのか。
CVは「疲れない」だったっけ。
そういう意味では、クラッシュゾーンは良い選択だなぁと思う。
(上からでゴメン)

とにかくBURNなんてゴツいの使えないと思っていたアナタ。
このULTRA TOURシリーズは一度打ってみるべし。
BURNの良い部分を残しながらも確実に進歩しているのが分かるはず。

ちなみにこのULTRA TOURシリーズ。
本日からレックテニススクール全校で試打ができます。
ぜひお試しあれ!

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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