先頭は・・
シューズショップらしい。
ナイキの何かが発売になるのかな。
転売屋もたくさん並んでいるんだろうね。
あれはダメだと思うよ、ホント。
さて、今年は黄色なのか?
HEAD EXTREMEに先駆けて発売になった黄色いラケットがこれ。
やっぱり黄色はコート映えするね。
■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■フレーム厚:23-261mm
■ウエイト:300g
■ストリングパターン:16×19
■バランス:320 mm
■グリップサイズ:1・2・3・4
■価格:34,000円
ピュアドライブと並ぶバボラの2枚看板、
ナダルの片腕、言わずと知れたPUREAEROである。
いわゆる黄金スペックのこのモデル。
ピュアドライブとはうまい具合に味付けが分かれていて、
それぞれに根強いファンを持つモデルだ。
前回モデルのPUREAEROは、フレーム形状も含めかなりの部分をチェンジした。
結果、パワーは出たがフィーリング的にかなり硬質に進化。
しなり感とスピンを求めていたPUREAEROファンには
大きな違和感と戸惑いがあったとか。
実際、ニューモデルへのスイッチが遅れる選手も多かったという、
賛否両論の前PUREAEROというのが正直なところ。
今回のモデルはどう変わっているのか。
さらに硬く?以前に寄せた?
興味津々だ。
このシャフトからフェイスにかけての
独特な形状がまさしくPUREAERO。
今回はより快適な振動吸収を求め、
コアテックスはフェイスの9時・3時方向に設置。
これまではグリップ内部やグリップ上部だったり、
PUREDRIVE ではシャフトに搭載されていることを考えても
ラケット特性を突き詰めてのセッティングであることがわかる。
打ってみた。
コーチたちの練習に混ぜてもらう。
サービス〜クロスラリーのドリル。
ゲッ!飛ぶ!
記念すべき1球目は思い切りフォルトだった。
しかもベースライン付近まで。
そして打球衝撃が少ない。
簡単に言うとソフト。
本当に味付けが変わっている。
実はこれまであまりPUREAEROを使い込んだことはないのだが、
AEROPRODRIVEと比較すると確かにPUREAEROは硬く感じた。
攻撃力が増したという考え方もあるが、
あの感触が好きなユーザーには違和感だったろう。
その違和感は完全に払拭されたと思う。
と言っても先祖返りしたわけでもなく、
適度なソフト感と飛びの良さ、そしてスピン性能はもちろん進化している。
思い切り吹っ飛んでしまったサービスを調整しながら、
スピン量を変えたりしてストロークへ。
やはりスピンに関しては一級品だ。
自然にスピンがかかる。
スピン性能が良いということは、
スピンを意識して無理に振らなくて良いといいうこと。
無理をしないということはプレーヤーの余裕、安心感につながる。
高い弾道のムーンボールもしっかり深くコートに収まる。
特筆すべきは短い起動で鋭く落ちるトップスピン。
意識的にスピン量を増やせば、ヘビースピンがかかって
一気に落ちるスピンが生まれる。
これはパッシングショットやアングルショットに恩恵大である。
そしてスライスも乗りが良い。
カツッと一瞬掴んで、グイっと乗って、シューと出て行く。(長島か!)
糸を引くような軌道がたまらないスライスが打てる。
この感覚、ゴリゴリのトップスピナーの若手だけでなく、
バックハンドをスライスで展開するベテランプレーヤーにもオススメだ。
とにかく安心して振れるのは大きなアドバンテージ。
回転を駆使してこその安定感、
そしてここぞという場面で振り切れる信頼感を兼ね備えていると思う。
ネットプレーは少しだるいのかなと思ったがそんなことはなかった。
掴み感がコントロールに良い影響を与えている。
決してボールの打ち出し、キレが悪いということもない。
試打してみて、かなりオールラウンドなラケットだと思った。
フレーム形状やナダル使用機ということで、
一方に特徴的なラケット思いきや、実はそうでもない。
デザインや先入観を取っ払って打ってみれば
オールラウンドに頼れる1本だというこがわかるだろう。
このシリーズ、軽量版のLITEやTEAMもあるので
女性プレーヤーにもじゅうぶん対応できると思う。
特に、TEAMは285gと絶妙なスペックなので、
300gはちょっとという方はぜひお試しいただきたい。
オススメです。
コメント