行列とか、BabolaT PUREAEROインプレとか。

テニス

早朝ウォーキングの明治通り。
IMG_9092
すごい行列。

先頭は・・
IMG_9093
シューズショップらしい。
ナイキの何かが発売になるのかな。

転売屋もたくさん並んでいるんだろうね。
あれはダメだと思うよ、ホント。

 

さて、今年は黄色なのか?

HEAD EXTREMEに先駆けて発売になった黄色いラケットがこれ。
IMG_8022
やっぱり黄色はコート映えするね。

BabolaT PUREAERO
IMG_8016

■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■フレーム厚:23-261mm
■ウエイト:300g
■ストリングパターン:16×19
■バランス:320 mm
■グリップサイズ:1・2・3・4
■価格:34,000円

ピュアドライブと並ぶバボラの2枚看板、
ナダルの片腕、言わずと知れたPUREAEROである。

いわゆる黄金スペックのこのモデル。
ピュアドライブとはうまい具合に味付けが分かれていて、
それぞれに根強いファンを持つモデルだ。

前回モデルのPUREAEROは、フレーム形状も含めかなりの部分をチェンジした。
結果、パワーは出たがフィーリング的にかなり硬質に進化。
しなり感とスピンを求めていたPUREAEROファンには
大きな違和感と戸惑いがあったとか。
実際、ニューモデルへのスイッチが遅れる選手も多かったという、
賛否両論の前PUREAEROというのが正直なところ。

今回のモデルはどう変わっているのか。
さらに硬く?以前に寄せた?
興味津々だ。

このシャフトからフェイスにかけての
独特な形状がまさしくPUREAERO。
IMG_8017

IMG_8018

IMG_8019

IMG_8020

今回はより快適な振動吸収を求め、
コアテックスはフェイスの9時・3時方向に設置。
これまではグリップ内部やグリップ上部だったり、
PUREDRIVE ではシャフトに搭載されていることを考えても
ラケット特性を突き詰めてのセッティングであることがわかる。

打ってみた。

コーチたちの練習に混ぜてもらう。
サービス〜クロスラリーのドリル。

ゲッ!飛ぶ!

記念すべき1球目は思い切りフォルトだった。
しかもベースライン付近まで。

そして打球衝撃が少ない。
簡単に言うとソフト。
本当に味付けが変わっている。

実はこれまであまりPUREAEROを使い込んだことはないのだが、
AEROPRODRIVEと比較すると確かにPUREAEROは硬く感じた。
攻撃力が増したという考え方もあるが、
あの感触が好きなユーザーには違和感だったろう。

その違和感は完全に払拭されたと思う。
と言っても先祖返りしたわけでもなく、
適度なソフト感と飛びの良さ、そしてスピン性能はもちろん進化している。

思い切り吹っ飛んでしまったサービスを調整しながら、
スピン量を変えたりしてストロークへ。

やはりスピンに関しては一級品だ。
自然にスピンがかかる。

スピン性能が良いということは、
スピンを意識して無理に振らなくて良いといいうこと。
無理をしないということはプレーヤーの余裕、安心感につながる。

高い弾道のムーンボールもしっかり深くコートに収まる。
特筆すべきは短い起動で鋭く落ちるトップスピン。
意識的にスピン量を増やせば、ヘビースピンがかかって
一気に落ちるスピンが生まれる。
これはパッシングショットやアングルショットに恩恵大である。

そしてスライスも乗りが良い。
カツッと一瞬掴んで、グイっと乗って、シューと出て行く。(長島か!)
糸を引くような軌道がたまらないスライスが打てる。
この感覚、ゴリゴリのトップスピナーの若手だけでなく、
バックハンドをスライスで展開するベテランプレーヤーにもオススメだ。

とにかく安心して振れるのは大きなアドバンテージ。
回転を駆使してこその安定感、
そしてここぞという場面で振り切れる信頼感を兼ね備えていると思う。

ネットプレーは少しだるいのかなと思ったがそんなことはなかった。
掴み感がコントロールに良い影響を与えている。
決してボールの打ち出し、キレが悪いということもない。

試打してみて、かなりオールラウンドなラケットだと思った。
フレーム形状やナダル使用機ということで、
一方に特徴的なラケット思いきや、実はそうでもない。

デザインや先入観を取っ払って打ってみれば
オールラウンドに頼れる1本だというこがわかるだろう。

このシリーズ、軽量版のLITEやTEAMもあるので
女性プレーヤーにもじゅうぶん対応できると思う。

特に、TEAMは285gと絶妙なスペックなので、
300gはちょっとという方はぜひお試しいただきたい。
オススメです。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP