YONEX EZONE インプレ!

このところ、街のあちこちが騒がしくなってきた。

そこらじゅうの交差点に警官が立ち、
街路樹はキレイに整備され、道路も補修工事がされている。

先日などは、バイクトレーニングの道中ずっと、
見たことも無い数の警察官に見守られながら、走る羽目になった。
あとで調べたら、要人警護のリハーサルだったようだ。

そう、もうすぐ千葉国体なのだ。
開会式はすぐ近所の千葉マリンスタジアムらしい。
どうりでね。

やっぱりこういうイベントは国威発揚ならぬ、
県威発揚になるのだろうな。
ワタクシの故郷でも国体のたびに競技場が立派になったり、
新しい道路(通称 国体道路だって)が通ったりしたものな。

このご時世、さすがに道路は無いだろうが、
あちこちが整備されるってことで、
色んな経済効果もあるのだろう。

地元国体は初めての経験だから、
出来るだけ観戦を楽しんでみたいと思う。

高校野球は銚子市のグランドで行われる。
ドラフトにかかるような選手も集まるので
注目度も高く、入場制限も検討しているようだ。
でも、観てみたいな。
(テニス観ろよ!)

テニスは柏市か。
なんとか行けるといいな。

さて、試打である。

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ヨネックスらしからぬブラックボディ。
こういうデザイン、珍しいよね。

YONEX EZONE 100
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■フェイスサイズ 100平方インチ
■ラケット長     27インチ
■フレーム厚  25.5-2605-23.0mm
■バランス 平均320mm
■ウエイト 300g
■ストリングパターン 16×18
■価格 31,500円

USオープンでは完全復活を予感させたイバノビッチ、
上り調子の森田あゆみの新しい武器として登場したラケットだ。

まず目を引くのは、YONEXらしからぬコスメ。
YONEXのラケットはカラフルなイメージが強いので、
いかにもウエポン的なブラックは新鮮に感じられる。

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ビームは、トップからスロートに向けて厚くなり、
手元で再度薄くなるという、ヨネックス得意のタイプ。
このテーパーが絶妙のしなりを生み出すのだ。

フェイスがより四角っぽくなっている気もするが、
デザインのせいかもしれない。

で、打ってみた。

正直、驚いた。

驚異の振動吸収性。
まったく振動が来ないのだ。

決して打球感が無いわけではない。
ボールがどんな当たり方をしたのかはしっかり感じられる。
ただ、ガツン!という不快な衝撃がまったく無いのだ。
フェイスがボールをソフトに捉え、気持ち良く打ち出してくれる。

かといって、遥か彼方でぶっ飛んでしまうこともない。
多少のスピンを効かせばベースライン付近でちゃんと収まってくれる。

ではと、リターンを思い切りハードヒットしてみた。
ソフトさは変わらないが、若干芯のある打球感に変わり、
フェイスもシャフトも負けることなく、ボールを弾き出した。
そしてリターンエース。
いやいやこれはすごいラケットだ。

ソフトな打球感ながら、サービスでのスピンのキレも悪くない。
デュースサイドからサイドライン外へ逃げるスライスサービスも
糸を引いたようにきれいに切れていく。

フラット系はもう少しハッキリとした打球感が欲しい気もするが、
決してボールを威力を殺すことはない。
ちゃんとエースを狙えるボールが飛んでくれる。

300gの重さを感じさせないバランスは、
ネットでの取り回しも良い。
アングルボレーやドロップボレーなどの
デリケートなタッチもソフトな打球感には合っているかも。

なんだろう、この感じ。
ここまで特徴的な打球感は久し振りだ。
さすがモノづくりのヨネックスって感じだ。

試打ラケットのストリングテンションが低めだったので、
ソフト感がより強調されたのだとは思うが、
もう少ししっかりした打球感をという方には
テンションを上げたり、ポリストリングを張ったりで
良いセッティングが出るかもしれない。

フェイスが100平方インチのこのタイプは、
攻撃型の女性プレーヤーやジュニア選手などにも向いていると思う。
特に、毎日ハードに練習するジュニア選手には
肘や手首などの故障回避にも良いのではないだろうか。

最後にひとつだけ。
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このグリップは正直、いまひとつ。
ちょっとツルツル過ぎるし、
すぐにフィット感が落ちそうな予感がした。
(あくまで予感)

まあ、最近はオーバーグリップを巻く人の方が多いから、
そのあたりは良いのかもしれないが、
ちょっと素っ気無い気もした。

そんなことを差し引いても、ある意味衝撃のラケットだった。

ワタクシのように、「プレステージでガツン!」
が好きな人にはオススメしないが、
ナチュラルストリングのようなソフトでシュポ~ン!と
抜けていく感じが好きな方、一度打ってみてください。

ちなみに、ワタクシのたわ言インプレでは不安という方は、
テニスナビさんの森田あゆみプロ・岩渕聡プロによる
動画インプレ
がオススメである。
最初からそれを観れば、ワタクシのインプレは必要ないので、
最後に紹介したんだけど。

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