距離感とか

タンコブできた。

起き抜け、ドアの角に頭を思い切りぶつけたのだ。
かなり痛かった。
一日経っても、まだズキズキする。

最近、モノとの距離感が悪くなったような気が。
手を洗ったあと、タオルに手を伸ばして
思い切り壁に指をぶつけるとか。
ちょっとまずいんじゃないか。

ちなみに、ボールとの距離感はもともと良くない。
オフセンターヒット率の悪さは折り紙つき。
ただし、フレームショットでもボールが入る確率は
半端じゃなく高いのだ。

あと、人との距離感も苦手分野。
自分と一緒にいて、相手が面白いのだろうかとか、
帰りたがっていないかとか、非常に気になるので、
とても疲れてしまう。

だから、自分から食事や飲みに誘うことはほとんど無い。
相手が行きたくないと思っていたら悪いし、
気を遣いながら断らせるのが申し訳ないから。
我ながら、ヘタクソだ。

ということで、「いつもMaltさんに無理やり飲みに誘われる」って、
DRKさんが言うのはウソだ。(たぶん)

さて週末、十年来お世話になっているMさんと会った。

もともとは仕事絡みで知り合った。
かつて、近い業界の某大手企業の本部におられた方だ。

10年ほど前、「Ken’sを見学したい」と、
Mさんが電話してきたのがはじまり。
施設案内をしながら、色々なお話をさせていただき、
「今度またゆっくり情報交換しましょう」と分かれた。

ほとんどの場合、「今度また」っていうのは社交辞令で、
まさに「今度」と「オバケ」は出たことが無い。

だいたい、Mさんは恐ろしく優秀な方で、
ほとんどワタクシは聞いているだけだったから、
情報交換って言ったって、ワタクシから渡せるものは
ほとんど無いだろうって感じだった。

しかし数日後、「~日、会いませんか?」と本当に連絡をいただいた。
そして、飲んだ。

その時、同業他社の数人の方を紹介してもらった。
それぞれの会社で部門を取り仕切っているような方々で、
年齢もほとんど変わらないにもかかわらず、
ワタクシはそのパワーに圧倒されて帰ってきた。

もちろん、皆さん楽しい方々だし、高圧的な人はいなかった。
しかし、ある種のカルチャーショックと危機感をぶつけられて、
その晩はろくに眠れなかったほどだった。

以降、何度も集まりがあったし、付き合いも今も続き、
輪も広がっている。

そんなをキッカケをつくってくれたのがMさんだ。

Mさんは数年前、会社を退職して起業した。

長い付き合いで、そうするのは分かっていたが、
大手の上場企業を退職、そして起業という姿を見て、
大きな刺激や自分への焦りなど、複雑な思いを抱いたのは事実だ。

Mさんとは今も定期的に会っている。
そして、いつもたくさんのことを勉強させてもらっている。
何故、ワタクシと付き合ってくれているのかは分からないが、
距離感を保つのがヘタなワタクシにとって、
本当にありがたいことである。

人の縁とは不思議なものだが、
いただいた多くの縁を大事にしたいと思う。

話は変わって、Ken’s千葉校では、昨日・今日と
(社)日本プロテニス協会のプロテストが行われている。

ワタクシ、今回はテスターではなく、会場担当としてお手伝いだ。
ボールを並べたり、コピーしたり、弁当の準備をしたり、
焼きそばパンと牛乳を買いに行ったり(これはウソ)、
パシリとして完璧に機能すべく動こうと思う。

Ken’sのコーチも数名受験している。
誰かは言わないけど。

何もしてあげられないけど、頑張って欲しい。
適度な距離感で、生暖かく見守ろうと思う。

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