プロテスト

来週、(社)日本プロテニス協会のプロテストがあります。
コーチのプロライセンスのテストです。

打球テスト、グリップテスト、学科、レッスンテストなど、
項目は多岐に渡り、新規受講者は2日間掛けての
受験となります。

受験するのは、普段からレッスンをしている
コーチの方々とはいえ、採点されながらのテニスは
やはり緊張しますよね。
ワタクシも入会テストは、自分で何を喋っているのか
よく分からないほど緊張したと記憶しています。

その頃、ワタクシも若かったので、採点をしてくれる
テスターの方々は超恐く見えましたね。

元デ杯選手とか、グランドスラムに出場された方とか、
業界でも有名な重鎮の皆さんが揃ってましたので、
もうテストシート持って、横に立たれるだけで緊張が。

テスターの鉛筆がちょっと動いただけで、ドキッ!
 ・・・○?×?どっち?

テスターがちょっと首をかしげただけで、ドキッ!
 ・・・オレ、なんか間違ったこと言った?

テスター同士でこちらを見ながら話をはじめた、ドキッ!
 ・・・生意気に見えましたか?そんなことないんですぅ!

人生で一番緊張したかもしれません。
なんとか合格しましたが、もう二度と受けたくないと思いましたね。

そんなプロテストですが、来週はテスターとして参加します。
まだ見習いなので、ワタクシの採点が直接合否に
繋がるわけではありませんが、受験生にとっては
同じに見えるのでしょうね。

ワタクシの顔を見て緊張すると損しますから、
気にしないほうが良いと思います。
無視してください。
なるべく緊張しないように意味ありげな表情は
しないようにしますので。

テスターのトレーニングを受けて、初めて知ったのですが、
実はテスターもすごく緊張しているってこと。
なんせ、自分の採点で合否が決まるわけですから
責任重大です。

しかも採点項目がてんこ盛りなので、
それを追うだけでもかなり大変。
聞き逃し見逃しで損をさせてはいけないし、
どうしても真剣な表情でにじり寄ってしまうことになります。
決してプレッシャーをかけているわけはないのです。

しかもすでにテニスコーチとして飯を食ってる
皆さんなわけですから、ある意味すでにプロだし。
実は立場は同じ。
そう思えば、鉛筆を持つ手もプルプル震えます。
(酒が切れたわけじゃなくて)

やってみて初めてわかる大変さでした。

それにしても、受験する立場から採点する立場になろうとは、
昔は考えもしませんでした。
今も、「いいのか?」って思ってますが。

とまあ、コーチを志す皆さんにとっては
ひとつの試練であるプロテストですが、
勉強する良い機会でもあります。

受ける方、つける方、お互いに大変ってことで、
皆さん頑張りましょう!

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