まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!
ナイトライダーばりにあちこちが光っている。
ロゴプレートも光る。
デザインだけでなく、機能も充実。
テンションの設定も細かくできる。
クランプの剛性も高そう。
ワンタッチのレリースボタンも使いやすそうである。
チャックを引くと自動でロックが掛かるターンテーブルも便利そう。
フレーム支持のアームの形状がG社のマシンそっくりなのだが、
もしかして同じところで作っているのか?
とにかくやたらとカッコいいマシンだった。
これもプリンスのイメージ戦略のひとつなのかな。
滅多に乗らないグリーン車である。
やっぱり広いのって快適だ。
雨の車外をぼんやり見ているうちに新大阪に着く。
今回の訪問はこの方に会うため。
前職時代の仲間、Hくんである。
実はHくん、このたび結婚することになったらしい。
ぜひ結婚式にということで、彼の住む大阪に来たというわけ。
「あれ?奥さんは?」
「ホテルに置いてきました」
「なんで?」
「ゆっくり話したいですし、彼女も前夜は落ち着いていたいでしょうから」
そういう時こそ一緒にいるべきじゃ無いのかなと思いつつ、
Hくんの行きつけのお店に連れて行ってもらった。
そう、彼は社長なのだ。
ワタクシたちは、彼が20歳の頃から一緒に仕事をした。
いちおう上司部下の関係ではあったが、
色々と彼に勉強させられたりしたことも多く、
どちらかといえば仲間という感じだった。
ある日、彼は「辞めさせてください」と言ってきた。
あまり慰留ということをしたことのないワタクシだったが、
さすがに引き止めた。
しかし彼は「テニスではないやりたいことがあるのです」と言った。
そして「自分で会社を作りたいのです」とも。
そして大阪に帰って行った彼は、6年後、起業した。
初めて会ってから16年。
今も付き合いは続いている。
仕事も少し手伝ってもらったりもしている。
食事をしながら彼は言った。
「一緒に仕事をさせてもらった6年間はとても濃かったです。
ボクが人生で一番長く勤めたところでもありますし」
彼は続けた。
「実は会社が7年目に入りました。あの6年を超えました」
そうなのね。
なんか感無量だなぁ。
誰にでも「以前の仕事の鬼上司です」とワタクシを紹介する彼。
このお店の方にもそんな紹介をした。
そんなふうに接した覚えはないんだけど。
日々フラフラと生きてきたワタクシとは違い、
経営というステージで成長してきたHくん。
人間的に何まわりも大きくなったような気がした。
これからも長い付き合いをお願いします。
結婚式の前日なのでそこそこでお開きにし、
Hくんが用意してくれたホテルへ。
帝国ホテル、はじめて泊まったぜ。
明日はいい日になりそうである。
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