ランニングニコースの海浜公園には野外ステージがある。
ここは一般の人も自由に借りられるらしい。
たまにアマチュアバンドのライブなんかもやっている。
hip-hopとか何だろうか。
ギターもドラムもない。
編成はDJブースとスピーカーのみ。
最近は楽器が売れなくなったと聞いた。
そりゃそうだと思った。
さて、X-BLADEといえばブリヂストンのフラッグシップモデル。
これまでに数々の名品を輩出してきたシリーズだ。
そしてこの度、X-BLADE BXシリーズが発売になった。
今回のBXシリーズはボックス形状フレームのツアーモデルという
ある意味、王道パターンに仕上がった。
ちなみに、「BX」というコードは歴史あるネーミング。
その昔・・・たしか30年前くらい。
BXというツアーモデルがあった。
ブラック&ホワイトのフレーム。
縦長のフェイス。
粗めのストリングパターン。
40,000円くらいしたと思う。
おぼろげな記憶だが、白戸プロが使っていたと思う。
今度、ご本人に聞いてみよう。
そして実はワタクシも使っていた。
どこのメーカーさんにも契約してもらえなかった超下積み時代だったから、
かなり無理をして買ったのを憶えている。
当時のラケットにしてかなりフレーム剛性が高く、
粗めのストリングパターンと相まって、
メッチャ攻撃的なラケットだった。
あ、ワタクシのテニスがメッチャ攻撃的だったかは別ね。
ということで、ブリヂストンさんが「BX」を冠するってことは
それだけ自信作であり、気合いが入っていることだと勝手に解釈。
それが証拠に日本リーグで展示会に行けなかったってことで、
担当のSさんが、わざわざ発売前の試打ラケットを持って、
レックインドアテニススクール上石神井まで来てくれたほど。
今回のBXシリーズは3機種。
まずはその中の1本。
■フェイスサイズ:98平方インチ
■ラケット長:27インチ
■ウエイト:305g
■バランス:315mm
■フレーム厚:21-21-21mm
■ストリングパターン:16×19
■グリップサイズ:2、3
■価格:32,000円(税抜)
本シリーズの最上位モデル。
早速試打。
メッチャしなる。
メッチャ粘る。
ウッドラケットとは言わないが、ボールの乗りが半端じゃない。
なるほど、ブリヂストンさん、こう来たかという感じ。
前作(といっても継続モデル)のRSはラウンドフレームで
弾き感も強かったが、今回大胆な味付け変更である。
この感触、しっかりスイングしてボールコントロールしたい
昔のラケットを知っているプレーヤーにはたまらないと思う。
一方、最近の硬め高反発のフレームに慣れたプレーヤーには
少し違和感があるかもしれないが、逆に思い切りボールを叩いて
つぶせるのかもしれない。
フラットドライブ気味を意識して、振り切ればあら不思議。
糸を引くようにボールがライン際にしっかり落ちてくれる。
個人的には少ししなりが強いかなという気もしたが、
違和感というほどではなく、慣れれば問題無しだろうって程度。
ウイルソンのCLASHシリーズもしなり系だが、
CLASHよりは全体にしなって攻撃方向に振った感じかな。
ボレーはしっかり捉えて押すイメージ。
単に合わせただけだとちょっと不安。
しっかり捉えて一瞬グッと押す感じで伸びのあるボールが出て行く。
ファーストボレーでしっかり運ぶ感じのイーメジかな。
サービスは振り切ればズドンと思いボールが飛んでいく。
フルスイングでボールを捉えた感触は快感に近いものがある。
くわえて潰して回転もしっかりかかる。
全体に振って乗せる、咥えさせる、潰すイメージだろうか。
コントロール感は非常に強い。
ウエイトが305gなのでそれなりに取り回せるプレーヤー向けだと思うが、
「最近のラケットはパンパン飛んじゃって(どこにいくやら)」と思っている方、
最新技術とあの頃の感触のミックスは懐かしくて新鮮だと思う。
シリーズスタンダードになる予感満々のBXシリーズ、オススメですぞ。
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