ビールとか、テクニファイバーTF-X1登場!とか。

テニス

禁酒法発令中
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千葉は昼間ならこんなところも。
夏、明るいうちのビールって最高だよね〜。

なんて言ってたら、感染者数が爆発し緊急事態宣言へ。
まだしばらくは大変な状況が続くのね。
がんばろう。

 

さて、先日のこと。

レックテニススクール府中に荷物が届いた。
送り主はラコステジャパンさん。

開封〜!

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テクニファイバーの新シリーズ、TF-X1、ホヤホヤの試打ラケットである。

TF-X1は3モデルで構成されている。
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300/285/275である。

この表記はウエイト。
プレーヤーの体格等に合わせて選んでもらえるラインナップになっている。

これからストリングを張り上げるのだが、
実は先に試打を終えているので、インプレを。

 

まずは、TF-X1300から。
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■フェイスサイズ:100平方インチ
■ウエイト:300g
■ラケット長:27インチ
■ラケット厚:23-25-24mm
■バランス:320㎜
■グリップサイズ:2,3
■ストリングパターン:16×19
■価格:32,000円(税別)

 

テクニファイバーのラケットはずばり基本形が多い。

奇をてらったテクノロジーを乗せるよりも、
プレーヤーの「もう少しこうなったら」「もうちょっとこうしたい」に
絶妙に応えたモデルが多い。

とはいえ、ちゃんとそのテクノロジーが効果を発し、
快適性や操作性、パワーに反映されているところが
「実はすごいんです」という印象。(ワタクシのね)

ということで、テクニファイバー渾身の新シリーズがこのTF-X1なのだが、
今回のテクノロジーもなかなかの「すごいんです」を実現。

まずは、isoflex。
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グロメットとフレームの断面形状を変化させることで、
オフセンターでヒットしても、ブレを感じない、
つまりミスヒットを感じさせないような打球感とスピードが維持されるのだ。
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グロメットの形状はフェイスの各部で違うのがキモ。
単なるデザインではなく、フレーム形状に沿っての変化である。

簡単に言うと、横糸が長い部分はフレームを柔らかく、
短い部分はフレームを硬くして、
フェイス全面で同一のフィーリングを実現しているのだそうだ。

 

あと、特徴的なのがこちら。

X-DAMP
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グリップエンド部分に可動式のウエイトが仕込まれていて、
打球時の振動を打ち消してくれる仕組みである。

身体に悪影響のある低周波振動のみを軽減してくれるので、
打球感は失わずにマイナス要素のみを軽減するというテクノロジーなのだ。
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これは昔のラコステのラケットにも採用されていた仕組み。
そういえば、フォルクルもそんなテクノロジーあったっけ。

 

で、打ってみた。

まず普通に飛ぶ!
クセがない!

これが最初の印象。

テクニファイバーは形状的にもナチュラルなのがいい。
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この使いやすそう感はとての大事ね。

ということで、打ち進める。

 

なるほど、フェイス全体がボールを捉えてくれて、
多少のオフセンターは気にしなくてもボールが伸びてくれる。
これが、isoflexのご利益なのだろうか。

オフセンターでも飛ぶといっても、ぼんやりした感じはない。
ちゃんとカツっ!とフェイスがボールを捉えるフィーリングはあるので、
スイートスポットが広いけど、打点にフォーカスしてくれるという、
相反する要素を両立させているのが「スゴイんですポイント」だ。
振動はさほど感じない。
ただ、ワタクシ的にはあまりに打球感が伝わらないのは好みじゃない。
そういう意味では、ガツガツした厳しさはないし、抜けるような感触はある。
適度な優しさが好印象。

 

基本的にはしっかり飛ぶラケットである。
テクノロジーのあれこれを主張しすぎず、トータルでの扱いやすさを実現している。

X-DAMPなどは見た目のアピールはスゴイが、
振動を打ち消しすぎないという意味では、
絶妙の味付けだと思う。

フラット系で打ち抜くのも気持ち良いが、スピン系もしっかり引っかかる。
この引っかかり感、ワタクシ的にはとても大事。
ストリングがボールを掴んでくれる感触はトップスピンを打つときに安心感も大きい。

 

ボレーも飛びを感じつつ、余計な操作は要らない。
「押さなきゃ飛ばない」「ラケットを送らないと」もない。
普通にしっかり合わせれば、深く低く滑ってくれる。

300なので取り回しで疲れることもなかった。
実に扱いやすいモデルという印象。

 

サービスは飛び系の恩恵を感じられる。

実は最初は飛びすぎて、長めのフォルトを連発。
バランスのせいだろうか、自分からヘッドを回していくように意識をしたら、
サービスラインに収まってくれるようになった。

スピン系はかなりかかりやすい。
飛ぶけけど喰う!これはとても良いなと思った。

ただ、過剰にスピンをかけると失速することもあったので、
ラケットを信じて思い切り振り抜くのが良いと思う。

 

全体を通じて、とてもバランスのとれたモデルだと思う。
テクニファイバーって硬いんじゃない?とか、難しくないの?
などの先入観がある方は、目からウロコが落ちると思う。

デザインもいい感じだし、ウエイトのラインナップ的にも
幅広い層にマッチするモデルだと思う。

シンングルス、ダブルス中心も問わない。
オールラウンドに威力を発揮してくれるモデルだ。
オススメです!

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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