ジャスコのおもちゃ売り場。
トミカが4個で千円だった。
子供(6歳)にあげようとしたら、
「トミカ、興味無~い♪」
なんだよ!ってことで、友達の6歳児に見せるも、
「興味ないよ・・・」
しかたがないので、上の子(9歳)に見せると、
「トミカ・・・?ありがとう・・・」
さすがに9歳は、気の遣い方を知っている。
ただ、テンション低いのはモロバレだ。
結局、4台ともワタクシの部屋に置きっぱなしだ。
男子って、働く車が大好きなはずじゃないのか?
さて、インプレ。
最初に出た時は、ベッカーなんてシグネーチャーだけか、
フォルクルの亜流ブランドかと思っていたが、
試打するラケットがことごとく良い。
さすがベッカー、名前は伊達じゃないぞと反省している。
今回の試打ラケットはこれ。
Boris Becker V1
■フェイスサイズ 102平方インチ
■ラケット長 27インチ
■フレーム厚 26-23-29mm
■バランスポイント 325mm
■ウエイト 285g
■価格 オープン
パワーテニスの申し子、ベッカーが興したブランドのわりに
ベッカーシリーズはライトウエイトのモデルが多い。
ウエイト的に、いわゆる完全なツアー系と思えるようなモデルは、
Boris・Becker11(325g)くらいか。
初めてベッカーシリーズを持ったときには、その軽さに
若干の頼りなさを感じつつ、試打をした。
ところがその軽さなのに、ほとんど打ち負けることがない。
しっかり打球感もあるし、変に極端なバランスでもない。
非常に上手くつくられたラケットという印象だった。
今回試打したモデルは、中厚系に属するモデル。
そして、このスロートサイドに搭載されたダンパーが特徴。
グリップからフェイスへのパワーをスムースに伝えるらしい。
素材的にはシリコンぽいものが埋め込まれている。
フェイス部にも、フィルクルの看板テクノロジーである
DNXやビッググロメットシステムが搭載されている、
てんこ盛りラケットである。
ただ、フェイス形状などは、かなりオーソドクスで、
あまり違和感なく使えるのではないかと思う。
さて、実際に打ってみた。
ソフトである。
打球時のショックがほとんど無い。
フェイスが柔らかくボールを包んで、運び出してくれるような感じ。
ホールド感というか、いわゆる「球乗り」が非常に良い。
搭載テクノロジーの効果がよく出ているのだろう。
ホールド感が良いということは、コントロールへの安心感がある。
フェイスサイズも大きめなので、ダブルスのネットプレーで
アングルボレーなどの広角配球にはメリットが大きい。
かなりピンスポットにボールを運ぶことが出来る。
もちろんそれは、基本的に個々の技術の問題ではあるのだが、
安心感を持って打てるという意味では、貢献は大きいはず。
特に、試合などの緊張状態においては、安心感は重要である。
ホールド感が強い分、球離れの良さや、
スピンでの引っ掛ける感じは薄い。
早いスイングでポンポン打っていくとか、
キレを重視したスライスサービスを打ち込んでいくのとは
違った打球感のように思う。
実際、ダブルスの中で、デュースサイドから
逃げるスライスサービスを打ってみたが、
「ビシュッ!」とストリングで引っ掛けるような
イメージで打つことは出来なかった。
まあ、このあたりは好みの問題なので、ボールを乗せて
しっかり運びたいという、プレースメント重視の方には
バッチリはまるラケットなのだろうと思う。
ダブルス中心の技巧派女性プレーヤーに良い1本か。
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