ウマ〜とか、雑な扱いとか。

仕事

ファミマのタレから串(ハニーマスタード味)。

めちゃうまっす、これ。
ただ、串がベタベタしていて処理に困る。
オススメ!ではある。


さて、「結局、扱いが雑なんですよね」って話。

ある方が言った。
「結局、ウチの会社、人の扱いが雑なんですよね」

その方はある区切りで会社辞めるそうだ。
残る選択肢もあるにはあったが、離れる方を選んだ。
「残らないんですか」と聞いたら、出てきた台詞が上のそれ。

そんな身の振り方をお聞きして、色々と考えた。

そういえば、その昔、アルバイト以外の全社員(契約社員含む)の
考課面談、給与交渉をやっていた。

一定の評価制度に基づいて評価が決まり、昇格し報酬が上がることもあれば、
残念ながら下がることもある。

評価が上がる面談は簡単だ。
褒めて認めて、良い条件を提示して
「おめでとう。これからも頑張ってください」でおしまい。

問題は下がる時。
評価だから、当然マイナスの時もある。
これは揉めるというか時間がかかる。

時代背景もあるが、皆、基本的に勤続とともに報酬は上がっていくと思っている。
実はそれは思い込みで、職能資格制度を導入していたので、
評価が下がり、給料も下がることもあるのだ。

制度はしつこいくらいに説明しているから、理屈では分かっているはずなのだが、
いざマイナス評価がつくとどうにも納得がいかないのが人情。
仮に10円の減額でも、1年間の自分が否定された気持ちになる。

だから、たった10円でも下げる時は時間をかける。
その程度の減給なら、毎週ご飯を奢ってあげるからいいじゃんとも思うが、
やはり評価というのはそういうことではないのだ。

たった10円でも何度も話し合う。
決してあなたのすべてが悪かったわけではない。
会社はあなたを必要としている。
下がることもあるが、挽回のチャンスはいつでもある。
だから一緒に頑張って欲しい。

それをしないと、人は10円の減給でも去っていく。
評価はそれほどに響くものなのだと、あの時に学んだ。


組織だから、色んなことがある。
例えば、降格、メンバー落ち、担当変更・・・普通のことだ。

ただ、普通のことだからと言って、雑に伝えると人がいなくなる。
もちろん、その時の組織のベストとは言わないが、
ベターな布陣においてたまたまそうなったわけで、
それはそれで仕方がない。

問題は伝え方。
「君は降格。じゃ、そういうことで」
「あ、キミはもういいから」

本人はいきなり荒野に放り出された思いだろう。
そして周囲の誰もフォローもしない。
それは辞めるだろうと思う。


たまたま、今この瞬間の布陣においてそうなっただけで、
その人のすべてが否定されたり、必要なくなったわけではない。
辞めて欲しいなら、そんな雑な、突き放したような対応で良いと思うが、
そんなことをしていたら、貴重な人材はどんどんいなくなる。

良い時に、良い人だけに厚くして、不調な人材をないがしろにしても
人材が確保出来て、レベルが上がるような一流企業はほんの一部だ。

メンバーの力をいかに引き出すか。
個人的にモチベーションは自ら持つものと思っているが、
せめて上長や組織はモチベーションブレーカーになってはいけないと思うのだ。


辛い状況の人材に雑な扱いをする組織は、常に人材流出にさらされるだろう。
そして既存スタッフは去って行った人材の経緯をよく見ている。
長く力になって欲しい、チーム力で進みたいと思うのなら、雑な扱いをやめることだ。

辞めた人たちの顔を思い浮かべてみることも必要かも。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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