某日、自宅でストリンギング。
けっこう寒い日だったので、エアコンをつけて張っていた。
が、全然暖かくならない。
むしろ、エアコンからは涼風の感触。
なんかおかしいなと思ってリモコンを見る。
冷房になってるじゃないかぁ!
そりゃ寒いわけだ。
しかしこの時期で冷房モードにはしないよね。
何らかのワナなのか?
さて、そんな寒い思いをしつつ張り上げたのが、LUXILON ALU POWER115。
Wilsonのミチバさんから
「115×130のハイブリッドと比べてみてください」
と送っていただいたものだ。
右がALUPOWER115x130のハイブリッド。
左が縦横ともにALUPOWER115である。
最初はミヤタコーチに相手してもらっていたのだが、
レッスンの準備があるということで、隣のコートへ乱入。
練習中のアサノコーチ、ミヤウチコーチに相手してもらいつつ、
試打もしてもらった。
で、感想。
縦横ともに細ゲージしたら、かなり乾いたフィーリングで硬さが出ると思っていた。
つまり、115×130のハイブリッドよりもキンキンな打球感をイメージしていた。
そしてより引っかかってスピンがかかるって予想。
ちなみにラケットは同じCRASH100。
テンションもどちらも48P。
打ってみて驚いた。
縦横115、柔らかい!
張り上げの時にも柔らかくて張りやすいと思ってたけど、
仕上がりもソフトなフィーリングになっている。
ハイブリッドの方は、横糸の130ゲージが面圧を出してくれて
しっかり感というか面剛性高めな感じ。
インパクト時、パン!とボールを潰してくれる感じになる。
一方、縦横115はボールを一瞬たわんでボールをくわえる感じが強い。
明らかにハイブリッドよりも柔らかい打球感。
ふーん、なるほど、そうか。
ゲージの細さは反発感ではなく、フィーリングに振れるのね。
言われてみれば、細い分たわむだろうから、そうなんだろうけど、
見事に予想は外れた。
そしてスピン。
これは明らかに縦横115の方がかかる。
いや、引っかかるという表現の方が正しいかな。
ボールの軌道、上がり方が縦横115の方が上に振れている。
同じスイングをしても、それだけ引っかかって軌道が上がるようだ。
そして落ち方も大きい。
ハイブリッドの方はそこまで高く上がらない。
おそらく面剛性が高い分、潰す要素が強いんじゃないだろうか。
ただし、しっかり感が強いので、自ら打ってる感じは大きい。
ソフト感とスピンを求めるなら縦横115ゲージ。
スピン時の引っ掛かりを維持しつつ、面剛性が欲しいなら縦115x横130のハイブリッドかな。
選手系のパワーヒッターは縦横115だと頼りなく感じると思う。
おそらくすぐ切れちゃうし。
しっかり潰して打ちたいタイプにはハイブリッドがオススメだ。
逆に縦横115は女性プレーヤーにもじゅうぶん使えるんじゃないかと思う。
横糸のゲージでここまでフィーリングが違うってのは新たな発見だったな。
個人的にはどうだろう。
そこまでソフトじゃなくていいから、やっぱりハイブリッドかな。
ちなみにアサノコーチは、
「自分はグリグリのスピン系じゃないけど、勝手にスピンがかかる」
ってことだった。
もちろん、その傾向は強いのは縦横115のほうね。
ストリングって奥が深い。
同じストリングのゲージ違いでもかなりのバリエーションが組めそう。
あらためて目からウロコの試打だったな。
ウイルソンさん、ありがとうございました。
もうちょと打ち込んだらラケットお返ししますね。
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