コーヒーとか、HEAD G360 INSTINCT MP/S インプレとか。

テニス

なんとなく目についたので買ってみた。
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コーヒーと紅茶のブレンドだそうだ。
うーん、もう買わないと思う。

 

さて、年も押し迫ったこの時期に発売になったこれ。
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HEAD G360 INSTINCTシリーズである。

それにしてもこのタイミングでの発売って・・・
というのが正直な感想。

ひとつは、レックテニススクールのラケットキャンペーンが終わった次の日ってこと。
まあこれはウチに合わせてHEADさんが動くわけがないので仕方ない。

もうひとつは、年末なのでHEADさんの最終出荷まであまり日がないってこと。
在庫は確保したので注文にも応えられる体制にはあるけど、
確保分を超えたらあとは年明け2週目のお渡しなってしまう。

この発売日はワールドワイドの発売日に先駆けて日本のみだそうだで、
発売前の情報解禁もならずで、唐突な感じになってしまったというわけ。
つまり、HEAD JAPANさんが頑張った結果ということなのだ。

そんなこんなで年末の話題をさらったG360 INSTINCT。

G360というのは、
HEADが採用するGRAPHENEテクノロジーがフェイスの4方に配され、
よりフレーム剛性が上がった次世代モデルということ。

そんな新しいG360 INSTINCTを打ってみた。

 

G360 INSTINCT MP
230819_Graphene_360_Instinct_MP_Digital
■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■フレーム厚:23-26-23mm
■ウエイト:300g
■ストリングパターン:16×19
■バランス:320 mm
■グリップサイズ:1・2・3
■価格:33,000円

まずは本シリーズのベースモデルのMPから。
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このカラーリング、ワタクシは展示会で見た瞬間に「いい!売れる!」と思ったのだが、
試打が届いた時のスタッフの感想は、
「カッコイイ!」「これぇ・・すか?」と二分されたとか。
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が、しばらくすると「やっぱ、カッコイイっすね」に皆の意見が揃ってきたそう。
うん、目立つしカッコいいよ。

G360 EXTREMEのイエローも恐ろしくコートで目立つが、
このソリッドカラーデザインはすごく良いと思う。
SPEED〜EXTREME〜INSTINCTと来て、
PRESTIGEもソリッドカラーになるのだろうか。
とても楽しみである。

100平方インチフェイス、300gのウエイトはいわゆるゴールデンスペック。
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ビームは若干テーパードなのね。

打ってみた。

おっ!普通!

ゴメン、いい意味で普通である。

飛ぶし、くわえるし、違和感というか、
アジャストしなきゃって感じが全然ない。

G360の効果なのか、打球感は前作よりも若干マイルド。
ソフトとまでは言わないが、ガツンというショックを感じないマイルドさは
扱いやすさ抜群だし、対象プレーヤー層の広がりを予感させる。

それにしても、GRAPHENEの配置が増えて剛性が上がっているはずなのに
打球感が硬くならずにマイルドというのが今だによくわからない。
ヘッドさん、どんなマジックですか?これ。

しっかりとフェイスにボールが乗って、振り抜き通りに飛んでいく。
球離れが良すぎないから、フラットドライブ系にフルスイングすれば
ボールを潰す感触も得られる。
自分の意思をボールに伝えられる感じが大きい。
つまりコントロール性に安心感が大きいのはメリットだと思う。

個人的にはヘビーなトップスピンを掛けるよりも
フラットドライブ系で振った方が気持ち良かった。
それはすなわち安心して振れるってこと。

スピン系を意識させるG360 EXTREMEとうまく棲み分けが出来ているなと思う。
そういえばシャラポワ、ベルディヒとガスケの違いそのままだ。
なるほどねぇ。

ボレーも非常にコントローラブル。
変に飛びすぎないが、ちゃんと飛ぶ。

やはり適度なホールド感は安心材料。
ほとんどの打球がベースライン付近にちゃんと落ちて、
しかもバウンド後の伸びもあったのは、ワタクシの腕前だけじゃないよね、きっと。

フラット、スライス、スピンとサービスを打ち分けてみたが、
特に良かったのはスライス系。

少しトップスライス気味にワイドを狙うと、サイドライン付近で急激落ちて、
横のフェンスに当たるほどにボールが切れてエースになった。

ストロークではホールド感だったが、
サービスではキレ感があるのはどうしてだかわからないが、
とにかくキレるのは打っていて楽しいし、サービスゲームが楽しかった。

やっぱりサーバーって有利なのねと再認識したほど。
って、今さらだけど。

とにかく普通にしっかり打てる。
クセがない。
この普通ってのが、信頼感と長い付き合いには大事なのだ。

自分のプレーそのままを、ラケットが少しずつアップグレードしてくれる感じ。
G360 EXTREMEもとても良かったが、G360 INSTINCTは
男女問わず幅広く使って欲しい。

 

ちなみに、もう少し鋭くスイングしたい男性プレーヤーや
女性プレーヤーにはこちらの「S」がオススメ。

G360 INSTINCT S
230839_Graphene_360_Instinct_S_Digital
■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0 インチ
■フレーム厚:23-26-23mm
■ウエイト:285g
■ストリングパターン:16×19
■バランス:320 mm
■グリップサイズ:1・2
■価格:32,000円

より振り抜き易く、フィーリングとしては少しだけライト&ドライな感じ。
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キレの良さでいうと、こちらの選択もありかなと思う。

ワタクシ?
うーん、やっぱりMPかな。
あれだけ厚く当てても打ち負け感がないのはとても魅力的だ。
G360シリーズ、かなり良いと思う。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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