朝ランの帰り道。
海沿いの風が気持ち良い。
駐車場にいい感じのクルマが並んでいる。
BMWだった。
キレイだな。
何年代のクルマなのかな。
こういうのもいいよね。
ああ、ワーゲンバス欲しい。
さて、以前に斉藤貴史プロにこんな話をしたことがある。
「拠点、東京に移してみれば?
地元もいいけど、練習相手とか困らない?
こっちならプロ選手も多いし、Team RECメンバーもいるし、
何かといいんじゃない」
斉藤プロはこう言った。
「そういう気持ちがないわけじゃないんですけど、
今は地元拠点でやろうかなと思ってます。
練習相手も、ボクは誰とやっても同じというか、
結局は自分がどんな意識で練習に望むかが大事で、
このレベルの相手じゃなきゃとは思わないんです。
今ある環境で何か出来るか、その中で精一杯やろうかなって。
試合に行けば会場で練習出来ますし、東京に出てきた時には
(鈴木)貴男さんも練習に誘ってくれますし」
大人だなぁ、キミ。
二十歳そこそこの若者のセリフじゃないと驚いた記憶がある。
もちろん、欲がないわけじゃない。
向上心も人一倍だと思う。
何よりも自分の姿勢ってことなんだろう。
ジュニアテニスでこんな場面に出くわすことも少なくない。
保護者が・・・
「うちの子の相手になる子がいない」
「うちの子は自分より上手い子と打たせてほしい」
では、「うちの子」と打たされてる「うちの子より上手い子」は
自分よりヘタな子と打ってることになるが、その辺りの論理は別らしい。
ジュニア選手でもいる。
自分より格下の選手とラリーを組まされたり、
練習マッチを組まれると、バカにした態度で試合をしたり、
プレーがいい加減になる選手。
見ていて、本人が思うほど力の差もないのに、
せっかくの練習機会をドブに捨てているとしか思えないプレー。
お前はどんだけ上手いつもりなのって。
そのバカにした相手に本番でも負けてクサる姿も見た。
結局、そういう姿勢じゃ伸びないのだ。
自分にどう向き合うか。
今、自分が出来ることは何か。
そういう姿勢があるかどうかは、とても大事だと思う。
最後に崩れない選手がどちらのタイプか。
想像に難くない。
そういう意味では前述の斉藤プロの回答には考えさせられた。
きっと彼はブレずにテニスと向き合えるのだろう。
苦しい場面も乗り越えるに違いない。
すべては姿勢である。
すべては自分なのだ。
ワタクシも頑張らないと。
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