ホーンが鳴り響き、応援のエールは体育会系。
海の男たちって感じだ。
実はワタクシ、ヨットのライセンスを持っている。
ずいぶん昔に取ったので、今は全く操船出来ないと思う。
もったいないライセンスだな。
学生時代から18年ほど暮らした街。
あんなことやこんなことや、バカなことばかりだった時代。
学校へは学食のカレーを食べに行くだけ。
カレーを食べ終えたら、授業に出ずにアルバイトかボーリングへ。
サークルにも顔を出さずに、バイト終わりで明け方まで飲み歩いていた。
あの頃を思うと、よくちゃんと社会人してるよねって感じ。
いや、ちゃんとした社会人じゃないか。
申し訳ない。
駅前の様子も少しずつ変わっていた。
懐かしい八百屋「銀次郎」は健在。
「男一匹ガキ大将」や「硬派銀次郎」の作者、
本宮ひろ志氏がこの街に住んでいて、
この八百屋のオーナーだとか。
ちなみに懐かしくはあるが、一度も買い物はしたことはない。
一人暮らしの大学生は八百屋なんか行かないよね。
懐かしい人との再会。
お世話になっていた美容院。
初めて行ったのは大学1年の夏ごろ。
以来、20年近く通い続けた。
お金が無くてもツケでカットしてくれた。
恋愛相談にものってくれた。
年末年始は自宅に呼んでご馳走してくれた。
ゴルフを教えてくれた。
クラブも何セットももらったっけ。
人生初のラウンドも先生に連れて行ってもらった。
そして一緒に美容院に行っていた友人のユーイチ。
入学式の日に知り合い、毎日一緒に遊んだ。
初めてのアルバイトも一緒だった。
台風でアパートが水没して本当に一緒に住んでたこともあった。
バイクを買って乗り回した。
ツーリングにも行った。
ほとんど一緒に住んでたような感じだった。
そんなユーイチとも10数年ご無沙汰。
今もその美容院に通っているユーイチから、
「建物の解体を機に店を閉めるんだって」と連絡をもらい、
20年ぶりのご対面というわけ。
聞けば先生ももう70近いらしい。
昔から若かったし、今もそんな風には見えないけど。
ちなみにパーマ屋の先生は右端ね。
ユーイチは真ん中。
おまえ、オッさんになったなぁ。
近況報告でご無沙汰の時間を埋める。
懐かしいというより、ホントにお世話になりっぱなしで、
何も返せていない自分に気づいた。
今も何も出来ないけど。
ゴルフはまだやっているらしい。
当時はハンデ無しくらいの腕だったけど、今はどうなのだろう。
近々ラウンドしようってことになった。
楽しみだ。
先生と別れて、ユーイチと懐かしい店に寄った。
ジャズの流れるバー。
学生時代からちょくちょく行った。
今もサークルの後輩連中は行くらしい。
「お前、おっさんになったな」
「お前もだよ」
「バカだったな、あの頃」
「たぶん今もバカだ」
他愛もない話をしながらバーボンを飲んだ。
ワタクシの青春のほとんどに顔を出してるのがコイツってのはどうなんだ。
出来れば、女の子との甘い1ページの方が良かったけど。
まあいいや。
また会おう。
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