ゴメンとか、親離れとか。


あれから一年経ちました。
でも、まだまだこれから。
すべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!

昨日のブログに各方面からツッコミが。

昔からのお客様というかお友達のF澤さん。
子供が生まれる前というより、独身時代からの知り合いだ。
独身時代のワタクシの食生活を支えてくれていた方。

「りょうちゃん、12歳じゃなくて13歳でしょ!」

あ、そうだったっけ。

妻からも「13歳だよ。最近、あまり話してないけど、疲れてる?」って。
(しかも、あまり会わないのでメールだ)
大変申し訳ない。

でもワタクシ、自分の歳もあやしいからなぁ。
子供の歳ってけっこう忘れるよね?
え?忘れない?
そうですか、失礼しました。

この話、13歳児に伝わらないといいなぁ。

さて、話は変わって、9歳児である。(歳、合ってる?)

彼とは毎週末、一緒にテニスをしていた。
もう3・4年になるだろうか。

とはいえ、あくまで9歳児主導。
彼が「やりたい」と言えば付き合うし、
何も言わなければやらない。

基本スタンスはあくまで本人のやる気次第。
ワタクシがケツを叩いてまでやらすことはない。

週末が近づくと必ず「今週はテニスできる?」と聞いてくるので、
仕事が入らない限りは付き合ってきたという感じだ。

最初の頃は甘えもあってか、「ちゃんと構えろ」と言うと、
「構えてたよ!」とか。「とうちゃんのボールが悪い」とか、
あれこれ口ごたえをして、そのたびにバトルになっていた。

実際、ボールをぶつけたことも、ひっぱたいたこともあったし、
「もうテニスする資格なし」と途中でやめたこともあった。

そんなことも経ながら、細々と続けてきたテニスだが、
本人もワタクシも特に何を目指して入るわけでもない。
しいて言うならば、親子で一緒に出来ることがあったらいいな程度である。

そんなある日、突然9歳児が言った。

 「とうちゃん、アカデミーでテニスしてみたいんだ」

正直、ぶったまげた。

テニスのレベルはもちろんだが、
心もそういうレベルではないと思ったからだ。
当然ながら、本科のアカデミーではなく、
小さい子たち対象のプレアカデミーではあるが、
そういう場所は、彼には関係が無いと思っていた。
それが前述の爆弾発言である。

思い起こせば、最近はくだらないことで
練習を中断することも無くなった。
超真剣というわけではないが、
黙々とボールを打っているという感じである。

特に教えてもいないのだが、
「スライスサーブってどうやるの?」と聞いてきて、
延々とサービスを打っていたりする。

テニスそのものが面白くなってきたのかもしれない。

とはいえ、選手になるのは、また別の話。
違うレベルでの覚悟と心構えが必要なはず。

かといって、ワタクシたちが止める理由もない。
前に書いたとおり、我が家の基本は、すべては本人の意思。
「やってみたいなら、自分で長塚プロに聞いてごらん」
と突き放してみた。

次の休み。
早めにコートに連れて行って欲しいとのことで、
いつもより早めの到着。

自分で長塚プロを探して、何やら質問している。
長塚プロは驚いた様子ながら、
「タッくん、やっとやる気になってくれたか」

そして本人と確認。

 「送り迎えは出来ないから、自分で電車で通うんだよ」

 「大丈夫!」

 「電車、ほとんど乗ったことないじゃん」

 「がんばる!」

 「友だちと遊んだり、ゲームしたりも出来ないよ」

 「うん、いい!」

 「試合も遠くまで自分ひとりで行かなきゃいけないよ」

 「がんばる!」

そんなこんなで、お世話になることにしたのだが、
つまりそれはワタクシの役割は終わったということ。
テニスについてはコーチ陣におまかせし、
練習は付き合うが、今後一切、技術的なアドバイスはしないことにした。

彼がこれからどんなふうに進んで行くのかは分からない。
彼に過剰に何かを望むことはない。
そもそも親のワタクシが何ものにもなっていないわけだし。

ワタクシたち親が本人以上に必死になることもない。
基本的には本人のやる気がマックスで、
そこに対して最大限出来ることをしようと思う。
本人の意識を超えて、ワタクシが必死になることはない。
あくまで本人のテニスとして頑張って欲しい。

このスタンスが正しいのか、間違っているのかは分からないが、
「あくまで本人」が我が家の考え方だから、それで行くつもり。

そして、これはひとつの親離れでもあろうと思う。
ちょっとだけさびしいかも。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP